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10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025100920
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025073182,2022561071
出願日
2025-04-25,2021-04-01
発明の名称
X線CTビーム硬化補正のためのハイブリッド線形化方式
出願人
リフレクション メディカル, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61B
6/03 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】X線CTビーム硬化補正のためのハイブリッド線形化方式の提供。
【解決手段】2つの異なる有効平均エネルギーで取得したエアスキャンX線強度データを組み込むハイブリッドスペクトルモデルを含むマッピング演算子を使用しCT画像化のビーム硬化アーチファクトを低減する方法を開示する。一変形形態ではキャリブレーションセッション中に取得したエアスキャンX線強度データを各X線検出器の理想的スペクトルモデルと組み合わせてハイブリッドスペクトルモードを導出する。ハイブリッドスペクトルモデルに基づいたマッピング演算子を使用し、取得したCT投影データのビーム硬化アーチファクトを補正する。一部の変形形態ではマッピング演算子は単色(補正した)投影値のルックアップテーブルであり、取得したCT投影データを使用し、取得したCT投影データに対応する補正した投影値を含むルックアップテーブルエントリのインデックスを計算する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
本明細書に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年4月7日に出願された米国仮特許出願第63/006,513号に対する優先権を主張するものであり、その開示は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 4,500 文字)
【背景技術】
【0002】
X線コンピュータ断層撮影(CT)画像化システムは、X線源の向かいに位置するX線検出器のアレイを備え、X線源と検出器との間に位置する対象物の画像を、その対象物を通るX線の減衰に基づいて生成することができる。X線検出器は、対象物に対して様々な角度位置に位置している。CT画像は、対象物の減衰特性を表し、検出器に入射するX線の強度を測定することによって判定することができる。理想的には、X線減衰は線形であり、検出器で測定されたX線強度は対象物の減衰特性に線形に関連する。ただし、CTシステムのX線源は通常、多色放射線源であるため、異なるエネルギーの光子を放出し、異なるエネルギーの光子は、対象物を通過する際に互いに異なる方法で減衰する。多くの材料では、より低エネルギーの光子はより高エネルギーの光子よりも大きく減衰する。より低いエネルギーの光子が対象物の端部よりも中心部分でより減衰されることから、異なる光子エネルギーにわたるこの不均一な減衰により、対象物の端部は、(均一な材料で作製されている場合であっても)対象物の中心部分よりも明るく見え得る。この非線形減衰から生じる画像化アーチファクトは、ビーム硬化アーチファクトと呼ばれる。典型的に、ビーム硬化アーチファクトは、多色投影データを理想的な又は補正された単色投影値にマッピングするマッピング関数を生成するために、異なる厚さの異なる材料で作製されたいくつかのファントムを使用して、キャリブレーションセッション中にX線検出器データを収集することによって補正される。ただし、このタイプのキャリブレーション及びアーチファクト補正方法は、異なる寸法及び/又は材料を有する複数のファントムの複数のCTスキャンを必要とするため、単調で時間がかかる可能性がある。
【0003】
更に、X線源とX線検出器のアレイとが画像取得中に回転する(例えば、X線源及び検出器が回転式ガントリーに取り付けられている)CT画像化システムから再構成された画像は、個々のX線検出器の異なるスペクトル特性又は応答に特に敏感であり得る。
【0004】
そのため、CT画像化システムのキャリブレーション方法を改善して、ビーム硬化アーチファクトに対処し、かつ/又は検出器アレイ内の個々のX線検出器の可変スペクトル応答を補償する助けとなることが望まれる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書では、2つの異なる有効平均エネルギーで取得されたエアスキャンX線強度データを組み込むハイブリッドスペクトルモデルを含むマッピング演算子を使用して、CT画像化におけるビーム硬化アーチファクトを低減するための方法が開示される。マッピング演算子は、CT画像化システムの各X線検出器に対して計算され得る。マッピング演算子を使用して、取得されたCT投影データ(対応するX線検出器からの出力信号に基づいて計算される)を、補正された投影値に変換し得る。いくつかの変形形態では、マッピング演算子はルックアップテーブル(LUT)を含み得、取得されたCT投影データを使用して、取得されたCT投影データに対応する補正された投影値を識別するために使用され得るルックアップテーブルインデックスを計算する。
【0006】
また、本明細書では、ビーム硬化アーチファクトを低減するためのファントムなしのキャリブレーション方法も開示される。キャリブレーションセッション中に取得されたX線強度データを使用して、計算された単色投影値に多色投影データをマッピングする、ハイブリッドスペクトルモデルを生成し得る。ハイブリッドスペクトルモデルには、2つの異なる有効平均エネルギーで取得されたエアスキャンX線強度データと組み合わせた、理想的なスペクトルモデルが含まれている。ハイブリッドスペクトルモデルを使用して、CTスキャン中に使用され得るマッピング演算子を生成して、取得されたCT投影データを、次いでCT画像再構成に使用され得る補正された投影値に変換する。キャリブレーションセッション中、CT画像化システムは、第1の有効平均エネルギーでの第1のエアスキャン中に、X線強度データの第1のセットを取得し、第1の有効平均エネルギーよりも高い第2の有効平均エネルギーでの第2のエアスキャン中に、X線強度データの第2のセットを取得し得る。第1及び第2のエアスキャンのX線強度データは、各X線検出器に対して取得及び格納され得、回転式CT画像化システムの場合、X線強度データは、CT画像化システムが複数の角度にわたって回転する間に取得され得る。次いで、CT画像化システムコントローラは、X線強度データの第1及び第2のセットを使用して、各X線検出器に対して仮想フィルタを計算し得る。いくつかの変形形態では、仮想フィルタは、選択されたフィルタ材料(例えば、アルミニウム)及びフィルタ厚さによって特徴付けられ得、X線強度データの第1及び第2のセットは、アレイ内の各X線検出器に対する仮想フィルタの厚さを計算するために使用され得る。次いで、CT画像化システムコントローラは、仮想フィルタを理想スペクトルモデルと組み合わせるハイブリッドスペクトルモデルを使用する各X線検出器に対して、マッピング演算子を計算し得る。マッピング演算子は、取得されたX線検出器強度データから導出された多色投影データと補正された投影値との間の関係を表す。補正された投影値は、単色X線源(すなわち、単一エネルギーレベルの光子又は単一波長の光を放出する)の投影値に近似するので、補正された投影値は単色投影値と称されることもあり、ビーム硬化アーチファクトをほとんど又は全く有しない。
【0007】
CT画像化におけるビーム硬化アーチファクトを低減するための方法の1つの変形形態は、CT画像化システム内の各X線検出器でCT投影データを取得することと、2つの異なる有効平均エネルギーで取得されたエアスキャンCT投影データを組み込むハイブリッドスペクトルモデルを含むマッピング演算子を使用して、取得されたCT投影データの各々について補正された投影値を判定することと、取得されたCT投影データの各々の補正された投影値を組み合わせることにより、アーチファクト補正されたCT画像を生成することと、を含み得る。ハイブリッドスペクトルモデルは、取得されたCT投影データp
p
を補正された投影値p
m
の関数として表し、かつ取得されたエアスキャンX線強度データに基づいて計算された仮想フィルタを含み得る。マッピング演算子は、CT画像化システム内の各X線検出器に対するルックアップテーブルLUTを含み、各ルックアップテーブルLUTは、離散化ステップサイズsで分割されているCT投影データ
JPEG
2025100920000002.jpg
11
24
の離散化された値に対応する、k個の補正された投影値p
m
を含み得る。CT投影データの離散化された値は、ルックアップテーブルインデックスjに離散化ステップサイズsを乗算することによって導出され得、補正された投影値p
m
を判定することは、取得されたCT投影データp
p
に基づいてルックアップテーブルインデックスjを計算することを含み得る。いくつかの変形形態では、ルックアップテーブルインデックスjを計算することは、取得されたCT投影データp
p
を離散化ステップサイズsで除算することを含み得、補正された投影値を判定することは、ルックアップテーブルインデックスjに対応する補正された投影値p
m
を識別することを含み得る。
JPEG
2025100920000003.jpg
26
50
【0008】
いくつかの変形形態では、ルックアップテーブルは、第1のCTスキャンエネルギーレベルのための第1のルックアップテーブルLUT_1であり得、マッピング演算子は、第2のCTスキャンエネルギーレベルのための第2のルックアップテーブルLUT_2を含み得、第2のルックアップテーブルLUT_2は、離散化ステップサイズs’で分割されているCT投影データ
JPEG
2025100920000004.jpg
10
25
の離散化された値に対応するk’個の補正された投影値p’
m
を含み得る。取得されたCT投影データp
p
に対する補正された投影値p
m
を判定することは、p
m
の異なる値を反復することによってハイブリッドスペクトルモデルを使用して、補正された投影値p
m
を計算して、取得されたCT投影データp
p
を近似するCT投影値を達成することを含み得る。例えば、ハイブリッドスペクトルモデルを使用して補正された投影値p
m
を計算することは、Newton法を使用してp
m
の異なる値を反復して、取得されたCT投影データp
p
を最良に近似する投影値をもたらすp
m
の値を判定することを含み得る。
【0009】
いくつかの変形形態では、複数のハイブリッドスペクトルモデルは、異なるCTスキャンエネルギーレベルに対して計算され得る。1つの変形形態では、ハイブリッドスペクトルモデルは、第1のCTスキャンエネルギーレベルに対する第1のハイブリッドスペクトルモデルであり得、マッピング演算子は、第2のCTスキャンエネルギーレベルに対する第2のハイブリッドスペクトルモデルを含み得る。取得されたCT投影データp
p
に対する補正された投影値p
m
を判定することは、CT投影データが取得されたCTスキャンエネルギーレベルを識別することと、識別されたCTスキャンエネルギーレベルに対応するハイブリッドスペクトルモデルを使用して、補正された投影値p
m
を計算することと、を含み得る。
【0010】
いくつかの変形形態では、エアスキャンX線強度データは、第1の有効平均エネルギー及び第2の有効平均エネルギーで取得され得る。例えば、第1のエネルギーは、80kVpであり得、第2のエネルギーは、140kVpであり得、CT投影データ取得は、120kVpのエネルギーレベルにおけるものであり得る。
(【0011】以降は省略されています)
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