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公開番号
2025100734
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025066759,2024001995
出願日
2025-04-15,2017-06-12
発明の名称
ユーザ機器を制御する集積回路
出願人
パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブ アメリカ
,
Panasonic Intellectual Property Corporation of America
代理人
弁理士法人鷲田国際特許事務所
主分類
H04B
7/06 20060101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】効率的な制御情報の最小単位を提供しながら、複数サブフレーム割当てを使用すること。
【解決手段】本開示は、マルチサブフレームグラントにおけるコードワードの有効化/無効化に関する。具体的には、リソース割当てを含む別の制御パラメータが複数のサブフレームを対象に実行される場合でも、コードワードを動的かつサブフレーム単位で有効化/無効化できる。スケジューリングエンティティから被スケジューリングエンティティへの信号は、複数のサブフレーム及び各サブフレームの複数のコードワードのための共通のリソースグラントと複数のサブフレームそれぞれのコードワードの有効化/無効化を示すコードワード指示情報とを含む制御情報を含む。各サブフレームについて、そのサブフレームにおけるコードワードがコードワード指示情報に従って有効化されるか無効化されるか及び/又はどのコードワードが有効化又は無効化されるかが決定される。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
通信システムにおいて複数のサブフレームのためのリソースグラントを受信するユーザ機器を制御する集積回路であって、前記集積回路は、
複数のサブフレームおよび各サブフレームの複数のコードワードのための前記リソースグラントと、
前記複数のサブフレームに共通のプリコーディング指示情報と、
グラントされる複数のサブフレームに共通であり、かつ、前記各サブフレームの前記複数のコードワードそれぞれに個別の変調・符号化方式(MCS)インジケータであって、複数のMCSの1つを示す値とMCSを示していない少なくとも1つの値とを含む複数の値の1つをとる、前記変調・符号化方式(MCS)インジケータと、
を含む制御情報、を備えている信号、を受信する受信回路と、
前記複数のコードワードが第1のコードワードと第2のコードワードを含み、第1のMCSインジケータがMCSの1つを示す値を有し、かつ、第2のMCSインジケータがMCSを示していない値を有する場合であって、サブフレーム毎に異なる冗長バージョン(RV)が第1のRV状態または第2のRV状態を示すかに応じて、前記第1のコードワードまたは前記第2のコードワードを無効化する、制御回路と、
を有する、
集積回路。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記RVが第1のRV状態を示す場合には、前記第1のコードワードが無効化され、前記RVが第2のRV状態を示す場合には、前記第2のコードワードが無効化される、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項3】
前記プリコーディング指示情報が、送信プリコーディング行列指示情報(TPMI)と送信レイヤ数の組合せを示している、
請求項1に記載の集積回路。
【請求項4】
前記TPMIと送信レイヤ数の組合せは、
TPMIと送信レイヤ数の複数の事前定義される組合せのうちの、TPMIと送信レイヤ数の組合せである、
請求項3に記載の集積回路。
【請求項5】
前記TPMIと送信レイヤ数の組合せは、
半静的なシグナリングによって事前に設定される候補のセットにおけるTPMIと送信レイヤ数の複数の組合せのうちの、TPMIと送信レイヤ数の組合せである、
請求項3に記載の集積回路。
【請求項6】
前記TPMIと送信レイヤ数の組合せは、
サブフレームあたり1つのコードワードを使用するシングルレイヤ設定の場合にも選択可能である、TPMIと送信レイヤ数の複数の事前定義される組合せのうちの、もしくは、シングルレイヤ設定の場合には選択可能ではない、TPMIと送信レイヤ数の複数の事前定義される組合せのうちの、TPMIと送信レイヤ数の組合せであり、シングルレイヤシステムの場合には選択可能ではないTPMIと送信レイヤ数のそれぞれの組合せを示す前記プリコーディング指示情報の値が、シングルレイヤ設定のプリコーディング指示情報における予約値である、
請求項3に記載の集積回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数のサブフレームを有する通信システムにおけるスケジューリング情報のシグナリングに関し、詳細には、そのようなシグナリングを実施する装置、方法、および信号に関する。
続きを表示(約 5,200 文字)
【背景技術】
【0002】
[Long Term Evolution(LTE)]
WCDMA(登録商標)無線アクセス技術をベースとする第3世代の移動通信システム(3G)は、世界中で広範な規模で配備されつつある。この技術を機能強化または発展・進化させるうえでの最初のステップとして、高速ダウンリンクパケットアクセス(HSDPA:High-Speed Downlink Packet Access)、および、エンハンストアップリンク(高速アップリンクパケットアクセス(HSUPA:High-Speed Uplink Packet Access)とも称する)とが導入され、これにより、極めて競争力の高い無線アクセス技術が提供されている。
【0003】
ユーザからのますます増大する需要に対応し、新しい無線アクセス技術(new radio access technologies)に対する競争力を確保する目的で、3GPP(登録商標)は、Long Term Evolution(LTE)と称される新しい移動通信システムを導入した。LTEは、今後10年間にわたり、データおよびメディアの高速伝送ならびに大容量の音声サポートに要求されるキャリアを提供するように設計されている。高いビットレートを提供する能力は、LTEにおける重要な方策である。
【0004】
LTEシステムは、パケットベースの効率的な無線アクセスおよび無線アクセスネットワークであり、IPベースの全機能を低遅延かつ低コストで提供する。LTEでは、与えられたスペクトルを用いてフレキシブルなシステム配備を達成するために、スケーラブルな複数の送信帯域幅(例えば、1.4MHz、3.0MHz、5.0MHz、10.0MHz、15.0MHz、および20.0MHz)が指定されている。ダウンリンクには、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing:直交周波数分割多重)をベースとする無線アクセスが採用されている。なぜなら、かかる無線アクセスは、低いシンボルレートのため本質的にマルチパス干渉(MPI:multipath interference)を受けにくく、また、サイクリックプレフィックス(CP:Cyclic Prefix)を使用しており、さらに、様々な送信帯域幅の構成に対応可能だからである。アップリンクには、SC-FDMA(Single-Carrier Frequency Division Multiple Access)をベースとする無線アクセスが採用されている。なぜなら、ユーザ機器(UE:User Equipment)の送信出力が限られていることを考えれば、ピークデータレートを向上させるよりも広いカバレッジエリアを提供することが優先されるからである。LTEリリース8/9では、数多くの主要なパケット無線アクセス技術(例えば、MIMO(Multiple Input Multiple Output)チャネル伝送技術)が採用され、高効率の制御シグナリング構造が達成されている。
【0005】
[LTEのアーキテクチャ]
図1は、LTEの全体的なアーキテクチャを示す。E-UTRANはeNodeBから構成され、eNodeBは、ユーザ機器(UE)に向けのE-UTRAのユーザプレーン(PDCP/RLC/MAC/PHY)プロトコルおよび制御プレーン(RRC:Radio Resource Control)プロトコルを終端させる。eNodeB(eNB)は、物理(PHY)レイヤ、媒体アクセス制御(MAC:Medium Access Control)レイヤ、無線リンク制御(RLC:Radio Link Control)レイヤ、およびパケットデータ制御プロトコル(PDCP:Packet Data Control Protocol)レイヤ(これらのレイヤはユーザプレーンのヘッダ圧縮および暗号化の機能を含む)をホストする。eNBは、制御プレーンに対応する無線リソース制御(RRC)機能も提供する。eNBは、無線リソース管理、アドミッション制御、スケジューリング、交渉によるアップリンクサービス品質(QoS:Quality of Service)の実施、セル情報のブロードキャスト、ユーザプレーンデータおよび制御プレーンデータの暗号化/復号、ダウンリンク/アップリンクのユーザプレーンパケットヘッダの圧縮/復元など、多くの機能を実行する。無線リソース制御(RRC)レイヤは、無線インタフェースにおけるUEとeNBとの間の通信と、いくつかのセルを横切って移動するUEのモビリティを制御する。RRCプロトコルは、NAS情報の伝送もサポートする。RRC_IDLEのUEに対しては、RRCはネットワークからの着信呼の通知をサポートする。RRC接続制御は、RRC接続の確立、変更および解除に関連する全ての手順(ページング、測定の設定および報告、無線リソースの設定、最初のセキュリティ起動、シグナリング無線ベアラ(SRB:Signalling Radio Bearer)およびユーザデータを伝える無線ベアラ(データ無線ベアラ(DRB:Data Radio Bearer))の確立を含む)をカバーする。複数のeNodeBは、X2インタフェースによって互いに接続されている。
【0006】
また、複数のeNodeBは、S1インタフェースによってEPC(Evolved Packet Core)、より具体的には、S1-MMEによってMME(Mobility Management Entity:移動管理エンティティ)、S1-Uによってサービングゲートウェイ(SGW:Serving Gateway)に接続されている。S1インタフェースは、MME/サービングゲートウェイとeNodeBとの間の多対多関係をサポートする。SGWは、ユーザデータパケットをルーティングして転送する一方で、eNodeB間のハンドオーバー時におけるユーザプレーンのモビリティアンカーとして機能する。さらに、SGWは、LTEと別の3GPP技術との間のモビリティのためのアンカー(S4インタフェースを終端させ、2G/3GシステムとPDN GWとの間でトラフィックを中継する)として機能する。SGWは、アイドル状態のユーザ機器に対しては、ダウンリンクデータ経路を終端させ、そのユーザ機器へのダウンリンクデータが到着したときにページングをトリガーする。SGWは、ユーザ機器のコンテキスト(例えばIPベアラサービスのパラメータ、またはネットワーク内部ルーティング情報)を管理および格納する。さらに、SGWは、合法傍受(lawful interception)の場合にユーザトラフィックの複製を実行する。
【0007】
MMEは、LTEのアクセスネットワークの主要な制御ノードである。MMEは、アイドルモードのユーザ機器の追跡およびページング手順(再送信を含む)の役割を担う。MMEは、ベアラのアクティブ化/非アクティブ化プロセスに関与する。さらには、MMEは、最初のアタッチ時と、コアネットワーク(CN:Core Network)ノードの再配置を伴うLTE内ハンドオーバー時とに、ユーザ機器のSGWを選択する役割も担う。MMEは、(HSSと対話することによって)ユーザを認証する役割を担う。非アクセス層(NAS:Non-Access Stratum)シグナリングはMMEにおいて終端される。MMEは、一時的なIDを生成してユーザ機器に割り当てる役割も担う。MMEは、サービスプロバイダのPLMN(Public Land Mobile Network)に入るためのユーザ機器の認証をチェックし、ユーザ機器のローミング制約を実施する。MMEは、NASシグナリングの暗号化/完全性保護においてネットワーク内の終端点であり、セキュリティキーの管理を行う。シグナリングの合法傍受も、MMEによってサポートされる。さらに、MMEは、LTEのアクセスネットワークと2G/3Gのアクセスネットワークとの間のモビリティのための制御プレーン機能を提供し、SGSNからのS3インタフェースを終端させる。さらに、MMEは、ローミングするユーザ機器のためのホームHSSに向かうS6aインタフェースを終端させる。
【0008】
[LTEにおけるコンポーネントキャリア構造]
3GPP LTEシステムのダウンリンクコンポーネントキャリアは、いわゆるサブフレームにおける時間-周波数領域でさらに分割される。3GPP LTEにおいて、各サブフレームは、図2Aに示すように2つのダウンリンクスロットに分割される。第1のダウンリンクスロットは、第1のOFDMシンボル内の制御チャネル領域(PDCCH領域)を備える。各サブフレームは、時間領域内の所与の数のOFDMシンボルで構成され(3GPP LTE(リリース8)では12個または14個のOFDMシンボル)、各OFDMシンボルはコンポーネントキャリアの帯域幅全体に広がる。したがって、OFDMシンボルの各々は、各サブキャリアで送信されるいくつかの変調シンボルで構成される。LTEでは、各スロットにおける送信信号は、N
DL
RB
×N
RB
sc
本のサブキャリアとN
DL
symb
個のOFDMシンボルのリソースグリッドによって記述される。N
DL
RB
は、帯域幅の中のリソースブロックの数である。N
DL
RB
は、セルにおいて設定されているダウンリンク送信帯域幅に依存し、N
min,DL
RB
≦N
DL
RB
≦N
max,DL
RB
を満たす。この場合、N
min,DL
RB
=6およびN
max,DL
RB
=110は、それぞれ、現在のバージョンの仕様によってサポートされている最小ダウンリンク帯域幅および最大ダウンリンク帯域幅である。N
RB
sc
は、1個のリソースブロックの中のサブキャリアの数である。通常のサイクリックプレフィックスのサブフレーム構造の場合、N
RB
sc
=12、N
DL
symb
=7である。アップリンクの場合、図2Bに示したグリッドが提供され、この点においては、非特許文献1の図6.2.2-1および図5.2.1-1も参照されたい。
【0009】
例えば、3GPP LTEにおいて使用されるような、例えばOFDMを使用するマルチキャリア通信システムを想定すると、スケジューラによって割り当てることができるリソースの最小単位は、1つの「リソースブロック」である。物理リソースブロック(PRB:Physical Resource Block)は、図2に例示したように、時間領域における連続するOFDMシンボル(例えば7個のOFDMシンボル)および周波数領域における連続するサブキャリア(例えば、コンポーネントキャリアの12本のサブキャリア)として定義される。したがって、3GPP LTE(リリース8)では、物理リソースブロックはリソースエレメントから構成され、時間領域における1つのスロットおよび周波数領域における180kHzに対応する(ダウンリンクリソースグリッドに関するさらなる詳細は、例えば非特許文献2の6.2節(例えばバージョン8.9.0、3GPPのウェブサイトで入手可能であり、参照により本明細書に組み込まれている)を参照)。
【0010】
1つのサブフレームは、2つのスロットで構成される。いわゆる「通常の(normal)」CP(Cyclic Prefix)が使用されるときにはサブフレーム内に14個のOFDMシンボルが存在し、いわゆる「拡張(extended)」CPが使用されるときにはサブフレーム内に12個のOFDMシンボルが存在する。専門用語を目的として、以下で、サブフレーム全体に広がる同じ連続するサブキャリアと同等の時間-周波数リソースは、「リソースブロックペア(resource block pair)」または同意義の「RBペア(RB pair)」もしくは「PRBペア(PRB pair)」と呼ばれる。
(【0011】以降は省略されています)
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