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公開番号
2025100651
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025064050,2023116456
出願日
2025-04-09,2018-10-23
発明の名称
ブロックチェーン技術をデジタルツインと結合するための、コンピュータにより実施されるシステム及び方法
出願人
エヌチェーン ライセンシング アーゲー
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H04L
9/32 20060101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 デジタルツインから取得したデータのための記憶システムとしてブロックチェーン技術を使用するコンピュータにより実施される方法及びシステムが記載される。
【解決手段】 ブロックチェーンは、デジタルツインにより生成されたデータの不変のトランザクション履歴を生成するために使用できる。エラー、障害、事故、災難が生じた場合に、関心パーティは不変データセットにアクセスし分析できる。ブロックチェーンネットワークは、デジタルツインから受信したデータに基づきデジタルスマートコントラクトを実行することもできる。本発明は、Bitcoinブロックチェーン又は別のブロックチェーンプロトコルと関連して使用されてよい。
【選択図】 図6
特許請求の範囲
【請求項1】
ブロックチェーンのための、コンピュータ実装方法であって、前記コンピュータ実装方法は、
ブロックチェーンネットワークのノードにおいて、データを受信するステップであって、前記データは、第2時間間隔で、デジタルツインにより生成され又はデジタルツインにより生成されたデータから導出され、前記第2時間間隔は、ブロックが前記ブロックチェーンに組み込まれる第1時間間隔より短く、前記ノードは、前記データのハッシュを生成することと前記ハッシュをローカルに及び前記ブロックチェーンに記録することとを第3時間間隔で繰り返すことにより、ハッシュのチェーンを生成し、前記第3時間間隔は前記第1時間間隔より短く前記第2時間間隔より長い、ステップと、
前記ブロックチェーンに前記データを格納するステップと、
前記ブロックチェーンに格納された前記ハッシュのチェーンは、前記デジタルツインにより生成された前記データを含むことにより、前記デジタルツインにより生成されたデータの前記ブロックチェーン内の履歴レコードを提供し、
前記デジタルツインにより生成されたデータを含むトランザクションを受信するステップと、
前記ブロックチェーンネットワーク内のトランザクション検証ノードにおいて前記トランザクションを検証するステップと、
前記ブロックチェーンネットワーク内の他のトランザクション検証ノードにより、検証済みトランザクションの分散型の非集中型記憶を維持するステップと、
マイニングのために前記ブロックチェーンネットワークへ前記検証済みトランザクションに対応するデータを分配するステップと、
前記ブロックチェーンネットワークから、前記検証済みトランザクションに対応するマイニング済みデータを受信するステップと、
前記マイニング済みデータに基づきブロックを組み立てるステップと、
前記ブロックチェーン上に格納するために、記憶エンティティへ組み立てたブロックを送信するステップと、
を含むコンピュータ実装方法。
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【請求項2】
前記ブロックチェーンに格納された前記ハッシュのチェーンは、所与の時間枠の中で前記デジタルツインにより生成された所与の量のデータに関連付けられる、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項3】
前記ブロックチェーン内の前記ハッシュのチェーンは、前記ノードに記録されたデータの真正さを検証するために利用される、請求項1に記載のコンピュータ実装方法。
【請求項4】
前記デジタルツインから生成されたデータは、物理的システムの1つ以上のパラメータを監視する1つ以上のセンサにより生成された、前記物理的システムの前記1つ以上のパラメータに関連付けられたデータである、請求項1~3のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
【請求項5】
前記ブロックチェーンネットワークは、前記デジタルツインから受信したデータに基づきデジタルスマートコントラクトを実行する、請求項1~4のいずれかに記載のコンピュータ実装方法。
【請求項6】
コンピュータ実行可能命令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、1つ以上のプロセッサを、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成する、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項7】
電子装置であって、
インタフェース装置と、
前記インタフェース装置に結合された1つ以上のプロセッサと、
前記1つ以上のプロセッサに結合されたメモリであって、前記メモリはコンピュータ実行可能命令を格納し、前記コンピュータ実行可能命令は、実行されると、前記1つ以上のプロセッサを、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成する、メモリと、
を含む電子装置。
【請求項8】
ブロックチェーンネットワークのノードであって、前記ノードは、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法を実行するよう構成されるノード。
【請求項9】
デジタルツインと、請求項8に記載のブロックチェーンネットワークと、を含むシステム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本明細書は、概して、ブロックチェーンネットワークのノードに実装するのに適するコンピュータにより実施される方法及びシステムに関する。本発明は、限定ではなく、Bitcoinブロックチェーンと共に使用することに特に適する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
今日の工業的資産は、種々のモデル及び膨大な数のデータソースに依存して設計される。データ科学者は、膨大な量のデータと共に研究し、一方で、専門チームが彼ら固有の研究について別個にモデルを生成し分析を行う。大部分の現在の情報及び計算は、重要な決定のために直ちに利用可能ではない場合がある。このような個々に(in silos)研究する方法は、コストと非効率を引き起こし、不確実性を生成し、膨大な時間及びリソースを浪費させる。センサ及びプロセスにより生成されたデータを最大限に利用するために、デジタルツインが非常に役立つ。
【0003】
デジタルツインは、テストを行いエラー又は障害を防ぐことの可能な現実のオブジェクト、プロセス、又はサービスの仮想動的コピーである。製品、航空機又は車両の機械的部分、生産プロセス、等のデジタルツインを生成することが可能である。デジタルツインは、シミュレーション及びリアルタイムデータ及び応答の革命的な結合として理解できる。
【0004】
プロセス又はシステムのシミュレーションの動作は、シミュレーションに含まれる全ての変数が過去にどのように動作したかの知識、及び全ての入力/出力変数が記録されるテスト中のシステムが観察される十分に大きな時間枠を前提とする。過去の知識を有することは、良好なシミュレータを構築するために必須である。リアルタイム情報をこのプロセスに追加する可能性は、システム又はプロセスの正確な動作をミラーリングする時点まで、シミュレーション全体の正確さ及び精度を劇的に向上できる。この可能性は、工業界(Industry 4.0)にとって革命的であり、Gartnerは、デジタルツインを2017年の最も重要な破壊的技術の1つとして分類した[http://www.gartner.com/smarterwithgartner/gartners-top-10-technology-trends-2017/]。
【0005】
図1は、物理的システムのためのデジタルツインの単純な概略図を示す。センサは、例えば航空機の部品であり得る物理的システムに関するデータを収集する。履歴データは、デジタルツインを構築するために使用され、デジタルツインは次に、更なるリアルタイムデータがシステムに供給されるとき、物理的システムのシミュレーションを展開する。デジタルツインは、物理的システムのパラメータを監視し、物理的システムの現在状態を評価し、物理的システムの将来状態を予測し、例えば物理的システムの障害を予測するためにテストを行い、例えば部品を交換することにより又は異なる方法で物理的システムを作動することにより、障害を回避することを助けるために使用できる。
【0006】
後述するように、多数の問題が、現在のデジタルツイン技術と共に特定されている。
【0007】
デジタルツインの信頼性及びセキュリティは、デジタルツインが依存するデータのセキュリティに依存する。データは、デジタルツインの動作がリアルタイム動作の間に改ざんできないように及び物理的システムの状態を正しく反映するために、理想的には不変であるべきである。これは、例えば、第三者がデータに干渉して、デジタルツインが物理的システムのリアルタイム状態を正しく表さないようにし、物理的システムの動作誤り又は障害を生じ得る誤った情報を提供するようにすることを防ぐために、重要であり得る。
【0008】
さらに、格納されたデータは、システムの性能の正確な信頼できる過去の記録が保たれるように、不変であるべきである。これは、例えば、物理的システムが故障し、物理的システムがなぜ故障したのかを確認するためにデータを調べる必要がある場合に、及び物理的システムのユーザ又は製造者の一部に責任が存在する場合に、重要になることがある。これは、特定の動作が早期の措置の実行に依存し得る処理においても重要になることがある。この場合、第三者は、格納されたデータを変更して、特定の動作が実行されたように見せかけ、実際に実行されていないときに、誤って更なる動作をトリガする可能性がある。
【0009】
更なる問題は、多数の関心パーティの各々に対するデータのアクセス可能性の問題である。パーティは矛盾する関心を有することがあり、したがって全てのパーティによりアクセス可能でありながらセキュア且つ不変であるデータの中立的な記録を有することが有利である。
【0010】
更なる問題は、航空機のブラックボックスレコーダのような従来のデータ記憶ソリューションが、事故が生じた場合に損傷し又は損失し得ることである。
(【0011】以降は省略されています)
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