TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025100571
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025061282,2023133094
出願日
2025-04-02,2020-09-08
発明の名称
ビデオコーディングにおけるマルチビューのためのサイマルキャストレイヤ
出願人
ホアウェイ・テクノロジーズ・カンパニー・リミテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
19/597 20140101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ビデオコーディング機構を提供する。
【解決手段】この機構は、1つまたは複数のレイヤのコード化ピクチャを含むビットストリームを符号化することを含む。ビデオパラメータセット(VPS)もビットストリームへと符号化される。VPSは、VPSによって指定されるすべてのレイヤがレイヤ間予測なしに独立してコード化されるとき、「各レイヤは出力レイヤセット(OLS)である」フラグ(each_layer_is_an_ols_flag)を含む。each_layer_is_an_ols_flagは、各OLSが1つのレイヤのみを含むかどうかを指定する。ビットストリームは、デコーダに向けた通信のために記憶される。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
デコーダにおいて実行される方法であって、前記方法は、
前記デコーダの受信器によって、1つまたは複数のレイヤのコード化ピクチャと、ビデオパラメータセット(VPS)とを含むビットストリームを受信するステップであって、前記VPSによって指定されるすべてのレイヤがレイヤ間予測なしに独立してコード化されるとき、前記VPSには「各レイヤは出力レイヤセット(OLS)である」フラグ(each_layer_is_an_ols_flag)が含まれ、前記each_layer_is_an_ols_flagは、各OLSが1つのレイヤのみを含むかどうかを指定する、ステップと、
前記デコーダのプロセッサによって、前記VPS内の前記each_layer_is_an_ols_flagに基づいて、OLSの出力レイヤからコード化ピクチャを復号して、復号されたピクチャを生成するステップと、
前記プロセッサによって、復号されたビデオシーケンスの一部として表示するために前記復号されたピクチャを転送するステップと
を含む方法。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
各OLSが1つのレイヤのみを含み、各レイヤが前記各OLS内の唯一の出力レイヤであることを指定するとき、前記each_layer_is_an_ols_flagは1に設定される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
少なくとも1つのOLSが複数のレイヤを含むことを指定するとき、前記each_layer_is_an_ols_flagは0に設定される、請求項1~2のいずれか一項に記載の方法。
【請求項4】
OLSモード識別コード(ols_mode_idc)が2に等しいとき、OLSの総数は明示的にシグナリングされ、OLSに関連付けられたレイヤは明示的にシグナリングされ、「VPSのすべての独立したレイヤ」フラグ(vps_all_independent_layers_flag)が1に設定され、前記each_layer_is_an_ols_flagが0に設定されたとき、前記ols_mode_idcは2に等しいと推論される、請求項1~3のいずれか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記VPSは、前記VPSによって指定されるすべてのレイヤがレイヤ間予測なしに独立してコード化されることを指定するために、1に設定されたvps_all_independent_layers_flagを含む、請求項1~4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記VPSは、前記VPSによって指定されるレイヤの数を指定するVPS最大レイヤマイナス1(vps_max_layers_minus1)シンタックス要素を含み、vps_max_layers_minus1が0よりも大きいとき、前記vps_all_independent_layers_flagがシグナリングされる、請求項1~5のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記VPSは、ols_mode_idcが2に等しいとき、前記VPSによって指定されるOLSの総数を指定する、「出力レイヤセット数マイナス1」(num_output_layer_sets_minus1)を含む、請求項1~6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
エンコーダにおいて実行される方法であって、前記方法は、
前記エンコーダのプロセッサによって、1つまたは複数のレイヤのコード化ピクチャを含むビットストリームを符号化するステップと、
前記プロセッサによって、前記ビットストリームに、ビデオパラメータセット(VPS)を符号化するステップであって、前記VPSは、前記VPSによって指定されるすべてのレイヤがレイヤ間予測なしに独立してコード化されるとき、「各レイヤは出力レイヤセット(OLS)である」フラグ(each_layer_is_an_ols_flag)を含み、前記each_layer_is_an_ols_flagは、各OLSが1つのレイヤのみを含むかどうかを指定する、ステップと、
前記プロセッサに結合されたメモリによって、デコーダに向けた通信のために前記ビットストリームを記憶するステップと
を含む方法。
【請求項9】
各OLSが1つのレイヤのみを含み、各レイヤが前記各OLS内の唯一の出力レイヤであることを指定するとき、前記each_layer_is_an_ols_flagは1に設定される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
少なくとも1つのOLSが複数のレイヤを含むことを指定するとき、前記each_layer_is_an_ols_flagは0に設定される、請求項8~10のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、Ye-Kui Wangによって2019年9月24日に出願された「Support Of Operation Points With More Than One Output Layer For Simulcast Layers」なる名称の米国仮特許出願第62/905,126号に基づく優先権を主張し、参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 3,800 文字)
【0002】
本開示は、概してビデオコーディングに関し、特に、マルチビューアプリケーションにおいて使用するためのマルチレイヤビットストリームにおける出力レイヤセット(OLS)を構成することに関する。
【背景技術】
【0003】
比較的短いビデオでさえも描写するために必要とされるビデオデータは、かなりの量であり得、それが、データが限られた帯域幅の容量を有する通信ネットワークを介してストリーミングされるかまたはそれ以外の方法で通信されるとき、困難をもたらし得る。したがって、ビデオデータは、概して、現代の電気通信ネットワークを介して通信される前に圧縮される。メモリリソースが限られている可能性があるので、ビデオのサイズもまた、ビデオが記憶デバイスに記憶されるときに問題となりうる。ビデオ圧縮デバイスは、しばしば、ソースにおいてソフトウェアおよび/またはハードウェアを使用して送信または記憶の前にビデオデータをコード化し、それにより、デジタルビデオ画像を表すのに必要なデータの量を減少させる。次いで、圧縮データは、ビデオデータを復号するビデオ解凍デバイスによって宛先で受信される。ネットワークリソースが限られており、より高いビデオ品質の要求が絶えず増加しており、画像品質をほとんど犠牲にすることなく圧縮比を改善する、改善された圧縮および解凍技法が望ましい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
一実装形態では、本開示は、デコーダにおいて実行される方法を含み、方法は、デコーダの受信器によって、1つまたは複数のレイヤのコード化ピクチャと、ビデオパラメータセット(VPS)とを含むビットストリームを受信するステップであって、VPSによって指定されるすべてのレイヤがレイヤ間予測なしに独立してコード化されるとき、VPSには「各レイヤは出力レイヤセット(OLS)である」フラグ(each_layer_is_an_ols_flag)が含まれ、each_layer_is_an_ols_flagは、各OLSが1つのレイヤのみを含むかどうかを指定する、ステップと、デコーダのプロセッサによって、VPS内のeach_layer_is_an_ols_flagに基づいて、OLSの出力レイヤからコード化ピクチャを復号して、復号されたピクチャを生成するステップと、プロセッサによって、復号されたビデオシーケンスの一部として表示するために復号されたピクチャを転送するステップとを含む。
【0005】
スケーラビリティをサポートするために、ピクチャのレイヤを使用することができる。たとえば、ビデオは、複数のレイヤにコード化することができる。レイヤは、他のレイヤを参照することなくコード化され得る。そのようなレイヤは、サイマルキャストレイヤと呼ばれる。したがって、他のレイヤを参照することなく、サイマルキャストレイヤを復号することができる。他の例として、レイヤは、レイヤ間予測を用いてコード化することができる。これは、現在のレイヤと参照レイヤとの間の差のみを含むことによって、現在のレイヤがコード化されることを可能にする。レイヤは、OLSに編成することができる。OLSは、少なくとも1つの出力レイヤと、出力レイヤの復号をサポートする任意のレイヤとを含むレイヤのセットである。特定の例として、第1のOLSは、ベースレイヤを含み得、第2のOLSは、ベースレイヤと、さらに、増加した特性を有するエンハンスメントレイヤとを含み得る。一例では、ビデオがベース解像度で復号されることを可能にするために、第1のOLSをデコーダに送信することができ、または、ビデオがより高い向上された解像度で復号されることを可能にするために、第2のOLSを送信することができる。したがって、ビデオは、ユーザ要求に基づいてスケーリングすることができる。いくつかの事例では、スケーラビリティは使用されず、各レイヤは、サイマルキャストレイヤとしてコード化される。いくつかのシステムは、すべてのレイヤがサイマルキャストされる場合、各OLSは、(参照レイヤが使用されないので)単一のレイヤを含むはずであると推論する。この推論は、符号化されたビットストリームからシグナリングを省略することができるので、コーディング効率を高める。しかしながら、そのような推論は、マルチビューをサポートしない。マルチビューは、立体視映像としても知られている。マルチビューでは、空間的にオフセットされたカメラによって、同じシーンの2つのビデオシーケンスが記録される。2つのビデオシーケンスは、ヘッドセット内の異なるレンズでユーザに表示される。このように、各眼に対して異なる空間的にオフセットされたシーケンスを表示することにより、3次元(3D)ビデオおよび/または視覚的奥行きの印象を作成することができる。したがって、マルチビューを実装するOLSは、2つのレイヤ(たとえば、各眼に1つ)を含む。しかしながら、レイヤがすべてサイマルキャストであるとき、ビデオデコーダは、各OLSが1つのレイヤのみを含むと推論するために推論を使用してもよい。デコーダがマルチビューの1つのレイヤのみを表示することがあり、またはいずれかのレイヤの表示を続行できないことがあるので、これは、エラーをもたらす場合がある。したがって、すべてのレイヤがサイマルキャストされるとき、各OLSは単一のレイヤを含むという推論は、マルチビューアプリケーションがデコーダにおいて適切にレンダリングすることを阻止する可能性がある。
【0006】
本例は、ビデオ内のすべてのレイヤがサイマルキャストされ、レイヤ間予測を用いないとき、ビデオコーディングシステムがマルチビュービデオを適切に復号することを可能にする機構を含む。「VPSのすべての独立したレイヤ」フラグ(vps_all_independent_layers_flag)は、VPS内のビットストリームに含まれ、レイヤのいずれもレイヤ間予測を用いない(たとえば、すべてがサイマルキャストされる)とき、1に設定することができる。このフラグが1に設定されると、each_layer_is_an_ols_flagは、VPSにおいてシグナリングされる。each_layer_is_an_ols_flagは、各OLSが単一のレイヤを含むか、または少なくとも1つのOLSが複数のレイヤを含むか(たとえば、マルチビューをサポートするために)を指定するように設定することができる。したがって、vps_all_independent_layers_flagおよびeach_layer_is_an_ols_flagを使用して、マルチビューアプリケーションをサポートすることができる。さらに、これが発生するとき、OLSモード識別コード(ols_mode_idc)を、VPSにおいて2に設定することができる。これにより、OLSの数およびOLSに関連するレイヤが明示的にシグナリングされる。次いで、デコーダは、この情報を使用して、マルチビュービデオを含むOLSを正しく復号することができる。このアプローチは、エラーを補正しながらコーディング効率をサポートする。したがって、開示された機構は、エンコーダおよび/またはデコーダの機能を向上させる。さらに、開示された機構は、ビットストリームサイズを低減させ、したがって、エンコーダとデコーダの両方におけるプロセッサ、メモリ、および/またはネットワークリソースの利用を減少させ得る。
【0007】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、態様の他の実装形態が提供され、各OLSが1つのレイヤのみを含み、各レイヤが各OLS内の唯一の出力レイヤであることを指定するとき、each_layer_is_an_ols_flagは1に設定される。
【0008】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、態様の他の実装形態が提供され、少なくとも1つのOLSが複数のレイヤを含むことを指定するとき、each_layer_is_an_ols_flagは0に設定される。
【0009】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、態様の他の実装形態が提供され、OLSモード識別コード(ols_mode_idc)が2に等しいとき、OLSの総数は明示的にシグナリングされ、OLSに関連付けられたレイヤは明示的にシグナリングされ、「VPSのすべての独立したレイヤ」フラグ(vps_all_independent_layers_flag)が1に設定され、each_layer_is_an_ols_flagが0に設定されたとき、ols_mode_idcは2に等しいと推論される。
【0010】
任意選択で、前述の態様のいずれかにおいて、態様の他の実装形態が提供され、VPSは、VPSによって指定されるすべてのレイヤがレイヤ間予測なしに独立してコード化されることを指定するために、1に設定されたvps_all_independent_layers_flagを含む。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
音響装置
1か月前
個人
携帯端末保持具
1か月前
日本無線株式会社
音声通信方式
1か月前
日本精機株式会社
投影システム
1か月前
キヤノン株式会社
撮像装置
8日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
キヤノン株式会社
通信装置
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
電気興業株式会社
無線中継器
15日前
キヤノン電子株式会社
画像読取装置
1か月前
ヤマハ株式会社
信号処理装置
8日前
個人
補聴器のイヤピース耳穴挿入具
1か月前
ヤマハ株式会社
音響出力装置
2か月前
株式会社ヴィーネックス
カメラ
1か月前
日本放送協会
映像伝送システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像読取装置
2か月前
キヤノン株式会社
撮影システム
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
キヤノン株式会社
画像処理装置
1か月前
リオン株式会社
電気機械変換器
1か月前
キヤノン株式会社
通信システム
23日前
キヤノン株式会社
映像表示装置
2か月前
キヤノン株式会社
画像表示装置
28日前
株式会社シグマ
撮像素子及び撮像装置
1か月前
オムロン株式会社
スレーブ装置
2か月前
キヤノン電子株式会社
画像読取システム
24日前
シャープ株式会社
表示装置
1か月前
エルメック株式会社
信号伝送回路
25日前
株式会社クーネル
音響装置
1か月前
シャープ株式会社
電子機器
1か月前
株式会社ニコン
カメラボディ
2か月前
アイホン株式会社
インターホン機器
2か月前
個人
外部ヘッダ変換通信装置および通信網
8日前
株式会社バッファロー
無線通信装置
1か月前
株式会社国際電気
無線通信システム
1か月前
続きを見る
他の特許を見る