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公開番号
2025100273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024038157
出願日
2024-03-12
発明の名称
口腔内吸引装置
出願人
UJI合同会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61C
17/08 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】バキュームチップの全体又は任意の場所、特にはバキュームチップの先端近傍において、光を散乱させ、施術に好適な光を照射可能な構造を備え、かつそれを実現する構造が比較的簡易である口腔内吸引装置を提供する。
【解決手段】吸引源に接続されたバキュームホースに取り付け可能な口腔内吸引装置であって、先端に吸引口を備え、管壁の少なくとも一部が導光体で構成された管体のバキュームチップを有し、導光体である管壁が、光を反射により進行させるための反射面を備え、かつ、少なくとも前記バキュームチップの先端近傍であって少なくとも前記バキュームチップの内周面側の前記反射面に凹凸加工部を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
吸引源に接続されたバキュームホースに取り付け可能な口腔内吸引装置であって、
先端に吸引口を備え、管壁の少なくとも一部が導光体で構成された管体のバキュームチップを有し、
導光体である管壁が、光を反射により進行させるための反射面を備え、かつ、少なくとも前記バキュームチップの先端近傍であって少なくとも前記バキュームチップの内周面側の前記反射面に凹凸加工部を備えることを特徴とする口腔内吸引装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記バキュームチップの前記管壁が、非導光体の管壁とその外面の少なくとも一部に積層された導光体の管壁との二層構造であることを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
【請求項3】
前記凹凸加工部は、プリズム加工によって凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
【請求項4】
前記凹凸加工部は、ブラスト加工によって凹凸が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
【請求項5】
前記凹凸加工部は、前記吸引口から最長でも5cmまでの範囲に位置することを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
【請求項6】
前記口腔内吸引装置が、
筒状の光源保持具とその端面が発光面となるように円周方向に沿って前記光源保持具の筒壁内に設置された複数の光源とを備え、前記口腔内吸引装置の内側に嵌挿される光源体をさらに有し、
前記バキュームチップの前記先端に対する他端である基端の端面と前記発光面とが対向して位置することを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
【請求項7】
前記凹凸加工部が、前記バキュームチップの前記管壁の前記反射面全体にわたり延在することを特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
【請求項8】
前記バキュームチップの前記先端に対する他端である基端の近傍において前記バキュームチップの前記管壁の一部が基端方向に向けて突出して延在する少なくとも1つの突出部を備え、その前記突出部が導光体であること、を特徴とする請求項1に記載の口腔内吸引装置。
【請求項9】
前記口腔内吸引装置が、その外周面上に設置される1つ以上の光源をさらに有し、
その光源の発光面と、前記突出部の先端面とが対向して位置することを特徴とする請求項8に記載の口腔内吸引装置。
【請求項10】
吸引源に接続されたバキュームホースに取り付け可能な管体の口腔内吸引装置であって、
先端に吸引口を備えた管体のバキュームチップと、
単一の光源と、
前記光源を前記バキュームチップの管体内の中心で支持する固定具と、
前記光源の発光面を発光面と略同形状の底面で覆う略錐体のキャップと、を有し、
前記バキュームチップの少なくとも先端近傍の内周面に、凹凸加工部を備えることを特徴とする口腔内吸引装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、バキュームチップを有する口腔内吸引装置に関する。
続きを表示(約 4,300 文字)
【背景技術】
【0002】
歯科では、バキュームホースの先端に吸引具を装着して口腔内の不要物を吸引して除去する吸引装置が用いられている。主な先端吸引具は、専ら液体(唾液、血液または水分)のみを吸引する排唾管と、液体及び固体(口腔内に脱落した歯や金属の欠片等)の両方を吸引できるバキュームチップである。
この口腔内吸引装置において、実用的な照明機能を有することが求められる。一般的な無影灯を用いる場合、口腔という狭い空間に歯科医が持つ切削用ハンドピースやミラー、またはアシスタントが持つ吸引用のバキュームチップが入ると影ができるため、切削用ハンドピースやバキュームチップを避けるように患部を照らさなければならず、患者の口の角度が少しでも変わるとその都度角度を調整する必要があった。特に上顎の臼歯部の遠心頬側や近心頬側の根管口には無影灯の光が届きにくいという実情があった。
そこで、一般的な無影灯に代わる照明機能を有する口腔内装置に係る発明がなされてきた(特許文献1~3参照)。
【0003】
特許文献1は排唾管の基端、特許文献2、3はバキュームチップの基端まで光ファイバ等で誘導された光を、排唾管またはバキュームチップに設けられた導光部材によって、口腔内まで誘導する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
米国特許第5931670号公報
特表2002-506676号公報
特開2005-177143号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
こうした従来技術は、光源として光ファイバを用いる場合には製造コストが高価になり、バキュームチップの先端近傍まで光を導光するための構造が相対的に複雑である、といった欠点を有する。
【0006】
本発明の課題は、バキュームチップの全体又は任意の場所、特にはバキュームチップの先端近傍において、光を散乱させ、施術に好適な光を照射可能な構造を備え、かつそれを実現する構造が比較的簡易である口腔内吸引装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は以下の構成を有する。
1)本発明の態様は、
吸引源に接続されたバキュームホースに取り付け可能な口腔内吸引装置であって、
先端に吸引口を備え、管壁の少なくとも一部が導光体で構成された管体のバキュームチップを有し、
導光体である管壁が、光を反射により進行させるための反射面を備え、かつ、少なくとも前記バキュームチップの先端近傍であって少なくとも前記バキュームチップの内周面側の前記反射面に凹凸加工部を備えることを特徴とする。
2)上記態様において、
前記バキュームチップの前記管壁が、非導光体の管壁とその外面の少なくとも一部に積層された導光体の管壁との二層構造であることを特徴とする。
3)上記態様において、
前記凹凸加工部は、プリズム加工によって凹凸が形成されていることを特徴とする。
4)上記態様において、
前記凹凸加工部は、ブラスト加工によって凹凸が形成されていることを特徴とする。
5)上記態様において、
前記凹凸加工部は、前記吸引口から最長でも5cmまでの範囲に位置することを特徴とする。
6)上記態様において、
前記口腔内吸引装置が、
筒状の光源保持具とその端面が発光面となるように円周方向に沿って前記光源保持具の筒壁内に設置された複数の光源とを備え、前記口腔内吸引装置の内側に嵌挿される光源体をさらに有し、
前記バキュームチップの前記先端に対する他端である基端の端面と前記発光面とが対向して位置することを特徴とする。
7)上記態様において、
前記凹凸加工部が、前記バキュームチップの前記管壁の前記反射面全体にわたり延在することを特徴とする。
8)上記態様において、
前記バキュームチップの前記先端に対する他端である基端の近傍において前記バキュームチップの前記管壁の一部が基端方向に向けて突出して延在する少なくとも1つの突出部を備え、その前記突出部が導光体であること、を特徴とする。
9)上記態様において、
前記口腔内吸引装置が、その外周面上に設置される1つ以上の光源をさらに有し、
その光源の発光面と、前記突出部の先端面とが対向して位置することを特徴とする。
10)本発明の別の態様は、
吸引源に接続されたバキュームホースに取り付け可能な管体の口腔内吸引装置であって、
先端に吸引口を備えた管体のバキュームチップと、
単一の光源と、
前記光源を前記バキュームチップの管体内の中心で支持する固定具と、
前記光源の発光面を発光面と略同形状の底面で覆う略錐体のキャップと、を有し、
前記バキュームチップの少なくとも先端近傍の内周面に、凹凸加工部を備えることを特徴とする。
11)上記態様において、
前記バキュームチップの少なくとも内周面が光学薄膜で成膜されていることを特徴とする。
12)上記態様において、
前記バキュームチップが、その先端まで導光された光を拡散する拡散部材を備えることを特徴とする。
13)本発明の別の態様は、
吸引源に接続されたバキュームホースに取り付け可能な口腔内吸引装置であって、
先端に吸引口を備え、先端近傍の管壁の一部が外周面から先端方向に延出した延出部を備え、かつ、前記先端に対する他端である基端の近傍の外周面又は基端面に位置する挿入開口から、前記延出部の先端近傍まで延在する空間を管壁内に備えた、管体のバキュームチップと、
前記挿入開口から前記空間に挿入され、先端が延在部に到達する長さを備え、少なくとも先端に光源を備える配線部材と、を有する。
14)上記態様において、
前記バキュームチップの前記管壁が、前記空間を備えない管壁とその外面の一部に積層された前記空間を備える管壁との二層構造であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る口腔内吸引装置により、光源から発せられた光をバキュームチップの全体又は任意の場所、特にはバキュームチップの先端近傍において散乱させ、施術対象の近傍を適切に照射することを可能とした。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1は、本発明による口腔内吸引装置及びバキュームホースの概略断面図であり、(a)は主な構成要素を分離した状態を示し、(b)は主な構成要素を接続した状態を示している。
図2は、本発明に係るバキュームチップの一部を示した概略図であり、(a)はバキュームチップの一部の概略側面図であり、(b)は(a)を下方から視た概略底面図であり、(c)は(a)を左方から視た概略正面図であり、(d)は(a)を右方から視た概略背面図である。
図3は、図2に示すバキュームチップの一部に導光体となる管壁を後付けで溶着したバキュームチップの概略図であり、(a)はバキュームチップの概略側面図であり、(b)は(a)を下方から視た概略底面図であり、(c)は(a)を左方から視た概略正面図であり、(d)は(a)を右方から視た概略背面図である。
図4(a)は、図1に示した実施形態において光源から発せられた光がバキュームチップの管壁内を進行する様子を示す概略図である。(b)は凹凸加工の一例を示し、(c)は別の凹凸加工の例を示す。
図5は、図1に示した実施形態の変形例における口腔内吸引装置及びバキュームホースの概略断面図であり、(a)は主な構成要素を分離した状態を示し、(b)は主な構成要素を接続した状態を示している。
図6は、図5に示した変形例における光源体の概略図であり、(a)は図5(a)のA-A’の視点における概略正面図を示し、(b)は光源体の概略斜視図を示す。
図7は、図5に示した変形例において光源体から発せられた光がバキュームチップの管壁内を進行する様子を示す概略図であり、(a)はバキュームチップの基端部の概略図であり、(b)は先端部の概略図である。
図8は、別の実施形態における口腔内吸引装置及びバキュームホースの概略断面図であり、(a)は主な構成要素を分離した状態を示し、(b)は主な構成要素を接続した状態を示している。
図9は、図8に示した実施形態において光源体から発せられた光がバキュームチップの管壁内を進行する様子を示す概略図であり、(a)はバキュームチップの基端部の概略図であり、(b)は先端部の概略図である。
図10(a)は、図1に示した実施形態の別の変形例における口腔内吸引装置及びバキュームホースの概略断面図であり、(b)はアタッチメントに設けられた光源を示す概略斜視図である。
図11は、図10に示した変形例において光源体から発せられた光がバキュームチップの基端部の管壁内を進行する様子を示す概略図である。
図12は、図8に示した実施形態の変形例における口腔内吸引装置とバキュームホースとの接続部分付近の概略図である。
図13は、バキュームチップ1の形状及び硬度を説明するための概略斜視図である。
図14(a)は、先端にエッジチップが設けられた場合のバキュームチップの先端部を示す概略斜視図であり、(b)は、その先端部での光の進行を示した概略図である。
図15は管壁内の空洞を配線部材が挿入される実施形態を示した概略側面図である。(a)は各構成要素を示した概略側面図であり、(b)は各構成要素を接続した状態を示した概略側面図であり、(c)は変形例における概略側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明に係る口腔内吸引装置を説明する。各図面において、同じまたは類似する構成要素には、基本的に同じ符号を付している。また、別の実施形態において既に説明した同じまたは類似する構成要素については、説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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