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公開番号2025100031
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217110
出願日2023-12-22
発明の名称シート排出装置およびそれを備えたシート後処理装置並びに画像形成装置
出願人京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人弁理士法人 佐野特許事務所
主分類B65H 31/26 20060101AFI20250626BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】幅方向の両端部がカールしたシートの排出性を効果的に向上可能なシート排出装置およびそれを備えたシート後処理装置並びに画像形成装置を提供する。
【解決手段】シート排出装置は、シート排出口と、排出部材と、シート排出トレイと、送風機構と、を備える。排出部材は、シート排出口に配置され、シートを排出方向に搬送する。シート排出トレイは、排出方向に対しシート排出口の下流側に配置され、シート排出口から排出されるシートが積載される。送風機構は、シート排出口から排出されるシートに対し上方向から空気流を吹き付ける送風口と、送風口に連結され、空気流を発生させる送風装置と、を有する。送風口は、シート排出口の上方に設けられ、シートの排出方向と直交する幅方向の中央部に少なくとも一対配置されており、送風口からの空気流は、シートの幅方向の内側から外側に向かって斜め下向きに吹き付けられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
シートが排出されるシート排出口と、
前記シート排出口に配置され、前記シートを排出方向に搬送する排出部材と、
前記排出方向に対し前記シート排出口の下流側に配置され、前記シート排出口から排出される前記シートが積載されるシート排出トレイと、
前記シート排出口から排出される前記シートに空気流を吹き付ける送風機構と、
を備えたシート排出装置において、
前記送風機構は、
前記シート排出口から排出される前記シートに対し上方向から空気流を吹き付ける送風口と、
前記送風口に連結され、前記空気流を発生させる送風装置と、
を有し、
前記送風口は、前記シート排出口の上方に設けられ、前記シートの前記排出方向と直交する幅方向の中央部に少なくとも一対配置されており、前記送風口からの前記空気流は、前記シートの前記幅方向の内側から外側に向かって斜め下向きに吹き付けられることを特徴とするシート排出装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記送風装置を制御する制御部を備え、
前記制御部は、
前記シートの先端が、前記シート排出トレイまたは前記シート排出トレイ上に積載された前記シートに接触したタイミング以降で前記送風装置による前記空気流の吹き付けを開始し、
前記シートの後端が、前記シート排出トレイまたは前記シート排出トレイ上に積載された前記シートに接触したタイミングで前記送風装置による前記空気流の吹き付けを停止することを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項3】
前記送風装置を制御する制御部を備え、
前記制御部は、前記シート排出口から前記シートを連続して排出する場合、前記シート排出口から前記シートが排出されている間は前記送風装置を第1の速度で駆動し、
前記シート排出口から前記シートが排出された後、後続の前記シートが前記シート排出口から排出されるまでは前記送風装置を前記第1の速度よりも小さい第2の速度で駆動することを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記シート排出口からn枚の前記シートを連続して排出する場合、
m枚目(1≦m<n)の前記シートの先端が、前記シート排出トレイまたは前記シート排出トレイ上に積載されたm-1枚目の前記シートに接触したタイミング以降で前記送風装置を前記第1の速度で駆動し、
m枚目の前記シートの後端が前記シート排出トレイまたは前記シート排出トレイ上に積載されたm-1枚目の前記シートに接触したタイミングで前記送風装置を前記第2の速度での駆動に切り換え、
m+1枚目の前記シートの先端が前記シート排出トレイ上に積載されたm枚目の前記シートに接触したタイミング以降で前記送風装置を再び前記第1の速度での駆動に切り換える動作を、m+1=nとなるまで繰り返し行い、
n枚目の前記シートの後端が前記シート排出トレイ上に積載されたn-1枚目の前記シートに接触したタイミングで前記送風装置を停止することを特徴とする請求項3に記載のシート排出装置。
【請求項5】
前記送風口からの前記空気流の吹き付け角度は、鉛直方向を0°としたとき15°~20°であることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項6】
前記送風口からの前記空気流の吹き付け角度を調整可能であることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項7】
前記送風口は、前記幅方向の中央に対して両側に複数対配置されることを特徴とする請求項1に記載のシート排出装置。
【請求項8】
シートに所定の後処理を行う後処理部と、
前記後処理部により後処理が施された前記シートを排出する請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のシート排出装置と、
を備えたシート後処理装置。
【請求項9】
シートに画像を形成する画像形成装置と、
前記画像形成装置により画像形成された前記シートに所定の後処理を施す請求項8に記載のシート後処理装置と、
を備えた画像形成システム。
【請求項10】
前記画像形成装置は、前記シートにインクを吐出して画像記録を行うインクジェット記録装置であることを特徴とする請求項9に記載の画像形成システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置によって画像形成された後のシートを排出するシート排出装置およびそれを備えたシート後処理装置並びに画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
複写機やプリンター等の画像形成装置や、シートに後処理を施すシート後処理装置は、排出ローラー対と排出トレイとを有するシート排出装置を備える。画像形成装置によって画像形成された後のシート(用紙)は、画像形成装置に設けられたシート排出装置によって排出トレイ上に排出される。あるいは、シート後処理装置に搬入されて所定の後処理を施された後、シート後処理装置に設けられたシート排出装置によって排出トレイに排出される。
【0003】
このようなシート排出装置では、カールの大きいシートの排出を行う場合、そのままではカールしたシートがシート排出口を塞いでしまい、シートの排出不良が発生するおそれがあった。そこで、シート排出口の上方からファンによる送風を行うことでシートの排出を安定化する方法が採用されている。
【0004】
特許文献1には、記録媒体を装置内部から排出する排出手段と、排出手段から排出される記録媒体を載置する載置手段と、排出手段から排出される記録媒体の上面側に、記録媒体の排出方向と平行な方向に送風する送風手段とを有し、送風により記録媒体上面の気圧を低下させ、排出品質を高める記録媒体排出装置が開示されている。
【0005】
特許文献2には、搬送機構から排出されたシートをシートの第1面側の位置で積層する処理トレイと、搬送機構から排出されたシートの第2面に向かって送風することにより、シートを第2面側へ誘導する送風部と、処理トレイに積層されたシート束に後処理を行う後処理機構と、処理トレイから後処理後のシート束を排出する排出機構と、排出機構により排出されたシート束を積載する積載トレイと、を備えたシート搬送装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2013-184809号公報
特開2022-25900号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1では、先端がカールしたシートの排出性の向上を目的として、シートの上面側に、シートの排出方向と平行な方向に送風する構成である。また、特許文献2では、処理トレイへのシートの積載性を向上させるために、シートの幅方向中央部に送風する構成である。そのため、いずれも幅方向の両端部がカールしたシートを安定して排出することは困難であった。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑み、幅方向の両端部がカールしたシートの排出性を効果的に向上可能なシート排出装置およびそれを備えたシート後処理装置並びに画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、シート排出口と、排出部材と、シート排出トレイと、送風機構と、を備えたシート排出装置である。シート排出口は、シートが排出される。排出部材は、シート排出口に配置され、シートを排出方向に搬送する。シート排出トレイは、排出方向に対しシート排出口の下流側に配置され、シート排出口から排出されるシートが積載される。送風機構は、シート排出口から排出されるシートに空気流を吹き付ける。送風機構は、シート排出口から排出されるシートに対し上方向から空気流を吹き付ける送風口と、送風口に連結され、空気流を発生させる送風装置と、を有する。送風口は、シート排出口の上方に設けられ、シートの排出方向と直交する幅方向の中央部に少なくとも一対配置されており、送風口からの空気流は、シートの幅方向の内側から外側に向かって斜め下向きに吹き付けられる。
【発明の効果】
【0010】
本発明の第1の構成によれば、シートの幅方向の中央部に設けられた一対の送風口から、シートの幅方向の内側から外側に向かって空気流を斜め下方向に吹き付ける。これにより、排出トレイ上に排出されるシートの幅方向の両端部のカールを空気流で押さえることができ、シート排出トレイへのシートの積載性、排出性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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