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公開番号2025099929
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023216930
出願日2023-12-22
発明の名称排水管カバー及び雨水排水構造
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人YKI国際特許事務所
主分類E04D 13/08 20060101AFI20250626BHJP(建築物)
要約【課題】近接した複数の竪樋を用いて雨水を排水する雨水排水構造に利用でき、かつ、複数の竪樋と地中に埋設された排水管との接続構造における納まりをよくでき、かつ排水性を高くできる排水管カバーを提供する。
【解決手段】排水管カバー10は、複数の竪樋2と排水管とを接続する。排水管カバーは、複数の竪樋の下端部を収納した状態で複数の竪樋に接続される竪樋収納部と、竪樋収納部の下端に連結された外側カバーを有し、排水管の立ち上がり部を収納した状態で立ち上がり部に接続される排水管収納部とを有する。竪樋収納部は、複数の竪樋に嵌合可能な複数の部分円筒面部を有し、排水管収納部は、複数の部分円筒面部の円弧形の内周縁を含んで形成される円の内側部分の面積の総和以上の流路断面積を有する合流後排水部と、竪樋収納部との接続部の内周縁から合流後排水部に向かって下方に傾斜したテーパ面とを有する。
【選択図】図11
特許請求の範囲【請求項1】
複数の竪樋と、地中に埋設された排水管とを接続する排水管カバーであって、
前記複数の竪樋の下端部を収納した状態で前記複数の竪樋に接続される竪樋収納部と、前記竪樋収納部の下端に連結された外側カバーを有し、前記外側カバーの内側に前記排水管の立ち上がり部を収納した状態で、前記立ち上がり部に接続される排水管収納部と、を有し、
前記竪樋収納部は、前記複数の竪樋に嵌合可能な複数の部分円筒面部を有し、
前記排水管収納部は、前記複数の部分円筒面部の円弧形の内周縁を含んで形成される円の内側部分の面積の総和以上の流路断面積を有する合流後排水部と、前記竪樋収納部との接続部の内周縁から前記合流後排水部に向かって下方に傾斜したテーパ面とを有する、
排水管カバー。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記合流後排水部は、軸方向に直交する断面が長穴形状である、
請求項1に記載の排水管カバー。
【請求項3】
前記複数の竪樋は、前記竪樋収納部に、前記複数の竪樋の上下方向の移動を可能に接続される、
請求項1に記載の排水管カバー。
【請求項4】
軒樋と、前記軒樋に接続された複数の竪樋と、地中に埋設された排水管と、前記複数の竪樋と前記排水管とを接続する排水管カバーとを備える雨水排水構造であって、
前記排水管カバーは、
前記複数の竪樋の下端部を収納した状態で前記複数の竪樋に接続される竪樋収納部と、前記竪樋収納部の下端に連結された外側カバーを有し、前記外側カバーの内側に前記排水管の立ち上がり部を収納した状態で、前記立ち上がり部に接続される排水管収納部と、を有し、
前記排水管収納部は、前記複数の竪樋のうち、前記排水管収納部に収納される部分の流路断面積の総和以上の流路断面積を有する合流後排水部と、前記竪樋収納部との接続部の内周縁から前記合流後排水部に向かって下方に傾斜したテーパ面とを有する、
雨水排水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、竪樋と、地中に埋設された排水管とを接続する排水管カバー及び雨水排水構造に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来から、建物の屋根の軒先に取り付けられた軒樋に流れ落ちた雨水を、集水して竪樋に送り、竪樋を通って下側から排出することが行われる。また、建物の屋上部に降った雨水を取水口から竪樋を介して下側から排出することも行われる。
【0003】
特許文献1には、軒樋に近接して接続され、互いに平行に延びる一対の竪樋の下端処理部の排水装置において、断面が、2つの円を一部が重なるように接合した瓢箪型である連結筒が設けられ、連結筒の上端に一対の竪樋の下端を嵌入して固定することが記載されている。連結筒の下端部には、斜め下向きに折り曲げるように設けられ、一対の排水管の接続部を有する斜め下向き部が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実開昭51-37626号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、住宅等の建物の外観を向上するためや、配管設置の事情等から、複数の竪樋を短い距離で近接させて施工することが考えられる。しかし、この場合に、従来は、複数の配管と地中に埋設された排水管との接続部に対応する専用の部材が存在しないので、調和がとれない状態で部品同士が接続されることにより、納まりが悪くなる可能性がある。また、複数の配管と排水管との接続の仕方によっては、接続部の流路断面積が小さくなり、排水能力が不足する可能性がある。
【0006】
特許文献1に記載された排水装置は、一対の排水管に接続する構造であるため、地中に埋設された1つの排水管に接続し、他の接続部を塞いだ場合には、排水管との接続部の断面積が小さくなり、排水能力が不足する可能性がある。
【0007】
そこで、本開示の目的は、近接した複数の竪樋を用いて雨水を排水する雨水排水構造に利用でき、かつ、複数の竪樋と地中に埋設された排水管との接続構造における納まりをよくでき、かつ排水性を高くできる排水管カバー及び雨水排水構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る排水管カバーは、複数の竪樋と、地中に埋設された排水管とを接続する排水管カバーであって、複数の竪樋の下端部を収納した状態で複数の竪樋に接続される竪樋収納部と、竪樋収納部の下端に連結された外側カバーを有し、外側カバーの内側に排水管の立ち上がり部を収納した状態で、立ち上がり部に接続される排水管収納部と、を有し、竪樋収納部は、複数の竪樋に嵌合可能な複数の部分円筒面部を有し、排水管収納部は、複数の部分円筒面部の円弧形の内周縁を含んで形成される円の内側部分の面積の総和以上の流路断面積を有する合流後排水部と、竪樋収納部との接続部の内周縁から合流後排水部に向かって下方に傾斜したテーパ面とを有する、排水管カバーである。
【0009】
本開示に係る雨水排水構造は、軒樋と、軒樋に接続された複数の竪樋と、地中に埋設された排水管と、複数の竪樋と排水管とを接続する排水管カバーとを備える雨水排水構造であって、排水管カバーは、複数の竪樋の下端部を収納した状態で複数の竪樋に接続される竪樋収納部と、竪樋収納部の下端に連結された外側カバーを有し、外側カバーの内側に排水管の立ち上がり部を収納した状態で、立ち上がり部に接続される排水管収納部と、を有し、排水管収納部は、複数の竪樋のうち、排水管収納部に収納される部分の流路断面積の総和以上の流路断面積を有する合流後排水部と、竪樋収納部との接続部の内周縁から合流後排水部に向かって下方に傾斜したテーパ面とを有する、雨水排水構造である。
【発明の効果】
【0010】
本開示の一態様の排水管カバー及び雨水排水構造によれば、複数の竪樋と排水管との接続構造における納まりをよくできる。また、複数の竪樋の雨水合流前の排水能力を、雨水合流後の合流後排水部でも維持できる。さらに、各竪樋の下端開口にテーパ面を対向させることができるので、各竪樋の下端開口に対向する位置に上下方向に直交する段差面を対向させる構成と異なり、雨水の逆流が生じることを抑制できる。したがって、雨水の排水性を高くできる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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