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公開番号
2025099834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216784
出願日
2023-12-22
発明の名称
貯湯給湯システム
出願人
株式会社ノーリツ
代理人
個人
主分類
F24D
17/00 20220101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】補助熱源機により適切に加熱して給湯することができる貯湯給湯システムを提供すること。
【解決手段】貯湯給湯システム(1)は、貯湯タンク(2)を有する貯湯ユニット(3)と、貯湯タンクに貯湯する主熱源機(4)と、貯湯タンクの湯水を加熱して又は非加熱で給湯する補助熱源機(5)と、貯湯タンクと補助熱源機を接続する出湯通路(12)と、貯湯温度の検知手段と、出湯通路における出湯温度の検知手段と出湯流量の検知手段と、貯湯と給湯の制御手段とを有し、この制御手段は、貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な温度の湯水が有ると判定した場合に補助熱源機による加熱を禁止し、貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な温度の湯水が無いと判定した場合に補助熱源機による加熱を許可するように構成され、貯湯ユニットからの出湯時に、貯湯温度と出湯流量、又は貯湯温度と出湯流量と出湯温度に基づいて、貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
湯水を貯留する貯湯タンクを有する貯湯ユニットと、前記貯湯タンクの湯水を加熱して前記貯湯タンクに貯湯する主熱源機と、前記貯湯タンクの湯水を加熱して又は非加熱で給湯する補助熱源機と、前記貯湯タンクと前記補助熱源機を接続する出湯通路と、前記貯湯タンクの湯水の貯湯温度を検知する貯湯温度検知手段と、前記出湯通路の湯水の出湯温度を検知する出湯温度検知手段と、前記出湯通路の湯水の出湯流量を検知する出湯流量検知手段と、貯湯及び給湯を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な温度の湯水が有ると判定した場合には前記補助熱源機による加熱を禁止し、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な温度の湯水が無いと判定した場合には前記補助熱源機による加熱を許可するように構成された貯湯給湯システムにおいて、
前記制御手段は、前記貯湯ユニットからの出湯時に、貯湯温度と出湯流量、又は貯湯温度と出湯流量と出湯温度に基づいて、前記貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定することを特徴とする貯湯給湯システム。
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【請求項2】
前記制御手段は、前記補助熱源機による加熱を許可した状態で、貯湯温度が給湯設定温度よりも所定温度高い第1温度以上であることを検知した場合に、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な湯水が有る状態に移行したと判定することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯システム。
【請求項3】
前記出湯温度検知手段として、前記貯湯タンクから出湯された湯水のタンク出湯温度を検知するタンク出湯温度検知手段と、前記貯湯ユニットから出湯される湯水の貯湯ユニット出湯温度を検知する貯湯ユニット出湯温度検知手段を有し、
前記制御手段は、出湯流量が予め設定された第1流量以上の場合には、貯湯温度に基づいて前記貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定し、出湯流量が前記第1流量未満の場合には、貯湯温度と、タンク出湯温度又は貯湯ユニット出湯温度に基づいて、前記貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の貯湯給湯システム。
【請求項4】
前記制御手段は、前記補助熱源機による加熱を禁止した状態で、出湯流量が前記第1流量以上の場合には、貯湯温度が給湯設定温度よりも所定温度高い第1温度に対して低く設定された第2温度未満であることを検知したときに、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な湯水が無い状態に移行したと判定することを特徴とする請求項3に記載の貯湯給湯システム。
【請求項5】
前記制御手段は、前記補助熱源機による加熱を禁止した状態で、出湯流量が前記第1流量未満且つ予め設定された第2流量以上の場合には、貯湯温度が前記第2温度未満且つ貯湯タンク出湯温度が前記第2温度未満であることを検知したときに、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な湯水が無い状態に移行したと判定することを特徴とする請求項4に記載の貯湯給湯システム。
【請求項6】
前記制御手段は、前記補助熱源機による加熱を禁止した状態で、出湯流量が前記第2流量未満の場合には、貯湯温度が前記第2温度未満且つ貯湯ユニット出湯温度が前記第2温度以下に設定された第3温度未満であることを検知したときに、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な湯水が無い状態に移行したと判定することを特徴とする請求項5に記載の貯湯給湯システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ヒートポンプユニットで加熱して貯湯タンクに貯湯した湯水を給湯に使用する貯湯給湯システムに関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、運転効率に優れたヒートポンプユニットを主熱源機として、主熱源機で湯水を加熱して貯湯タンクに貯湯し、この貯湯タンクの湯水を給湯に使用する貯湯給湯システムが広く利用されている。例えば特許文献1のように、貯湯タンクの湯水を給湯する給湯通路に燃焼式の補助熱源機が装備され、貯湯タンクの出口の湯水温度が、設定温度未満の場合に補助熱源機で加熱し、設定温度以上の場合は補助熱源機で加熱しないように制御する貯湯給湯システムが知られている。
【0003】
一方、特許文献2の貯湯給湯システムは、貯湯タンクに設定温度で給湯可能な湯水が規定量以上有る場合には、補助熱源機での加熱を禁止して設定温度に調整して給湯する。この貯湯給湯システムは、貯湯タンクに設定温度で給湯可能な湯水が規定量以上無い場合には、補助熱源機での加熱を許可し、加熱開始温度よりも低温に調整した湯水を補助熱源機で加熱して、設定温度に調整した湯水を給湯する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-214619号公報
特開2016-44949号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
貯湯タンクに設定温度で給湯可能な湯水が有る状態で給湯が開始されると、特許文献1では補助熱源機で加熱せずに給湯し、特許文献2では補助熱源機での加熱を禁止して貯湯タンクの湯水を給湯する。そして、給湯中に貯湯タンクから設定温度で給湯可能な湯水が無くなると、補助熱源機で加熱して給湯する。
【0006】
しかし、貯湯タンクと補助熱源機の間の設定温度に調整された湯水が補助熱源機で加熱されてしまい、安定した温度で給湯できない虞があると共に、貯湯給湯システムの運転効率が低下してしまうため好ましくない。そこで、本発明は、補助熱源機によって適切に加熱することができる貯湯給湯システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1の発明の貯湯給湯システムは、湯水を貯留する貯湯タンクを有する貯湯ユニットと、前記貯湯タンクの湯水を加熱して前記貯湯タンクに貯湯する主熱源機と、前記貯湯タンクの湯水を加熱して又は非加熱で給湯する補助熱源機と、前記貯湯タンクと前記補助熱源機を接続する出湯通路と、前記貯湯タンクの湯水の貯湯温度を検知する貯湯温度検知手段と、前記出湯通路の湯水の出湯温度を検知する出湯温度検知手段と、前記出湯通路の湯水の出湯流量を検知する出湯流量検知手段と、貯湯及び給湯を制御する制御手段とを有し、前記制御手段は、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な温度の湯水が有ると判定した場合には前記補助熱源機による加熱を禁止し、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な温度の湯水が無いと判定した場合には前記補助熱源機による加熱を許可するように構成された貯湯給湯システムにおいて、前記制御手段は、前記貯湯ユニットからの出湯時に、貯湯温度と出湯流量、又は貯湯温度と出湯流量と出湯温度に基づいて、前記貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定することを特徴としている。
【0008】
上記構成によれば、貯湯温度が非加熱で給湯可能な温度ではない場合には、出湯通路における出湯流量に基づいて、又は出湯通路における出湯流量と出湯温度に基づいて、貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定する。従って、貯湯温度が非加熱で給湯可能な温度ではなくても、貯湯ユニットに有る非加熱で給湯可能な湯水については非加熱で給湯し、貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な湯水が無い場合には、補助熱源機による加熱を許可して適切に加熱することができる。
【0009】
請求項2の発明の貯湯給湯システムは、請求項1の発明において、前記制御手段は、前記補助熱源機による加熱を許可した状態で、貯湯温度が給湯設定温度よりも所定温度高い第1温度以上であることを検知した場合に、前記貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な湯水が有る状態に移行したと判定することを特徴としている。
上記構成によれば、補助熱源機による加熱を許可した状態で貯湯運転によって一定程度貯湯した場合に、貯湯ユニットに非加熱で給湯可能な湯水があると判定するので、補助熱源機による加熱を禁止して、貯湯された湯水を非加熱で給湯することができる。また、非加熱で給湯できなくなってから一定程度貯湯されるまで時間を要するので、補助熱源機による加熱の許可が短時間で禁止されることがない。それ故、補助熱源機による短時間の加熱を防ぐことができる。
【0010】
請求項3の発明の貯湯給湯システムは、請求項1の発明において、前記出湯温度検知手段として、前記貯湯タンクから出湯された湯水のタンク出湯温度を検知するタンク出湯温度検知手段と、前記貯湯ユニットから出湯される湯水の貯湯ユニット出湯温度を検知する貯湯ユニット出湯温度検知手段を有し、前記制御手段は、出湯流量が予め設定された第1流量以上の場合には、貯湯温度に基づいて前記貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定し、出湯流量が前記第1流量未満の場合には、貯湯温度と、タンク出湯温度又は貯湯ユニット出湯温度に基づいて、前記貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定することを特徴としている。
上記構成によれば、出湯流量が第1流量以上で大きいため、貯湯タンクの湯水が直ぐに補助熱源機に到達する場合に、貯湯温度に基づいて貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定する。また、出湯流量が第1流量未満の場合には、貯湯温度と、タンク出湯温度又は貯湯ユニット出湯温度の何れか一方に基づいて、貯湯ユニットにおける非加熱で給湯可能な湯水の有無を判定する。従って、出湯流量が大きくない場合に、出湯通路内に非加熱で給湯可能な湯水が残っているか否か判定することができ、非加熱で給湯可能な湯水を補助熱源機によって加熱せずに給湯することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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