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公開番号
2025099485
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216174
出願日
2023-12-21
発明の名称
住宅の換気システム、住宅及び換気方法
出願人
パナソニックホームズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F24F
7/007 20060101AFI20250626BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】 夏季において、換気回数の安定化を図ることが可能な住宅の換気システムを提供する。
【解決手段】 住宅の換気システム1である。住宅2は、床下空間3と、居室11とを含む。換気システム1は、床下空間3の空気を浄化するためのフィルター装置21と、浄化された床下空間の空気を居室11に供給するためのファン22aを備えた給気装置22と、居室11に設けられ、かつ、少なくとも冷房運転が可能な空気調和機23と、床部に設けられた開口部24と、開口部24を開閉可能な開閉装置25と、ファン22aを駆動するための制御装置26とを含む。制御装置26は、冷房運転がなされていないときに、開口部24を閉じ、かつ、ファン22aを第1風量で運転する第1モードと、冷房運転がなされているときに、開口部24を開き、かつ、ファン22aを第1風量よりも大きい第2風量で運転する第2モードと、に切り替え可能とされる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
基礎の立ち上がり部に断熱材が設けられた基礎断熱構造を備えた住宅の換気システムであって、
前記住宅は、前記基礎に囲まれた床下空間と、前記床下空間に床部を介して隣接する居室とを含み、
前記換気システムは、
前記床下空間の空気を浄化するためのフィルター装置と、
前記浄化された床下空間の空気を前記居室に供給するためのファンを備えた給気装置と、
前記居室に設けられ、かつ、少なくとも冷房運転が可能な空気調和機と、
前記床部に設けられた開口部と、
前記開口部を開閉可能な開閉装置と、
前記ファンを駆動するための制御装置と、を含み、
前記制御装置は、
前記冷房運転がなされていないときに、前記開口部を閉じ、かつ、前記ファンを第1風量で運転する第1モードと、
前記冷房運転がなされているときに、前記開口部を開き、かつ、前記ファンを前記第1風量よりも大きい第2風量で運転する第2モードと、に切り替え可能とされる、
住宅の換気システム。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第1風量は、前記住宅に必要な換気回数に基づいて設定される、請求項1に記載の住宅の換気システム。
【請求項3】
前記第2風量は、前記居室の空気が、前記開口部を介して、前記床下空間に給気されることに伴う有効換気量の低下分に基づいて設定される、請求項1に記載の住宅の換気システム。
【請求項4】
前記開閉装置は、開閉式のガラリを含む、請求項1に記載の住宅の換気システム。
【請求項5】
前記住宅は、上階の床部と、下階の天井部との間に区画された空間である階間を含み、
前記換気システムは、
前記上階の居室に設けられ、かつ、少なくとも冷房運転が可能な上階空気調和機と、
前記上階の床部に設けられた上階開口部と、
前記上階開口部を開閉可能な上階開閉装置と、をさらに含み、
前記制御装置は、
前記上階の居室で前記冷房運転がなされていないときに、前記上階開口部を閉じる第3モードと、
前記上階の居室で前記冷房運転がなされているときに、前記上階開口部を開く第4モードと、に切り替え可能とされる、請求項1に記載の住宅の換気システム。
【請求項6】
前記第4モードにおいて、前記上階の居室の空気を、前記上階開口部を介して、前記階間に圧送可能なファンをさらに含む、請求項5に記載の住宅の換気システム。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれか1項に記載の換気システムを具えた住宅。
【請求項8】
基礎の立ち上がり部に断熱材が設けられた基礎断熱構造を備えた住宅の換気方法であって、
前記住宅は、前記基礎に囲まれた床下空間と、前記床下空間に床部を介して隣接する居室とを含み、
前記換気方法は、換気システムを用いて、前記住宅を換気する換気工程を含み、
前記換気システムは、
前記床下空間の空気を浄化するためのフィルター装置と、
前記浄化された床下空間の空気を前記居室に供給するためのファンを備えた給気装置と、
前記居室に設けられ、かつ、少なくとも冷房運転が可能な空気調和機と、
前記床部に設けられた開口部と、
前記開口部を開閉可能な開閉装置と、を含み、
前記換気工程は、
前記冷房運転がなされていないときに、前記開口部を閉じ、かつ、前記ファンを第1風量で運転する第1モードと、
前記冷房運転がなされているときに、前記開口部を開き、かつ、前記ファンを前記第1風量よりも大きい第2風量で運転する第2モードとに切り替える工程、を含む、
住宅の換気方法。
【請求項9】
前記第1風量は、前記住宅に必要な換気回数に基づいて設定される、請求項8に記載の住宅の換気方法。
【請求項10】
前記第2風量は、前記居室の空気が、前記開口部を介して、前記床下空間に給気されることに伴う有効換気量の低下分に基づいて設定される、請求項8に記載の住宅の換気方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、住宅の換気システム、住宅及び換気方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、家屋の換気システムが記載されている。この換気システムは、基礎に設けられかつ屋外の空気を床下空間内に取り入れる外気取入れ口と、床下空間内の空気を床上空間に供給する空気供給手段とを具えている。空気供給手段は、床下空間内で開口する吸気口と、この吸気口から床下空間を通って床上空間側に延びるダクトと、ダクトを通る空気を浄化するフィルタとを具えている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-187509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般に、夏季においては、外気温に比べて、床下空間の温度が低くなる傾向がある。このような床下空間に、高温かつ多湿の外気が供給されると、外気が床下空間内で冷却されて、外気の相対湿度が結露域近くまで上昇することがある。このような外気を含む床下空間の空気が、フィルタによって浄化されると、フィルタが吸湿して含水率が上昇する。このため、フィルタの圧力損失が増加して、床上空間の換気回数が低下するという問題があった。
【0005】
本発明は、以上のような実状に鑑み案出されたもので、夏季において、換気回数の安定化を図ることが可能な住宅の換気システムを提供することを主たる目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、基礎の立ち上がり部に断熱材が設けられた基礎断熱構造を備えた住宅の換気システムであって、前記住宅は、前記基礎に囲まれた床下空間と、前記床下空間に床部を介して隣接する居室とを含み、前記換気システムは、前記床下空間の空気を浄化するためのフィルター装置と、前記浄化された床下空間の空気を前記居室に供給するためのファンを備えた給気装置と、前記居室に設けられ、かつ、少なくとも冷房運転が可能な空気調和機と、前記床部に設けられた開口部と、前記開口部を開閉可能な開閉装置と、前記ファンを駆動するための制御装置と、を含み、前記制御装置は、前記冷房運転がなされていないときに、前記開口部を閉じ、かつ、前記ファンを第1風量で運転する第1モードと、前記冷房運転がなされているときに、前記開口部を開き、かつ、前記ファンを前記第1風量よりも大きい第2風量で運転する第2モードと、に切り替え可能とされる、住宅の換気システムである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の住宅の換気システムは、上記の構成を採用することで、夏季において、換気回数の安定化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
換気システムが設置された住宅の一例を示す概念図である。
制御装置の構成の一例を示す概念図である。
住宅の換気方法の処理手順の一例を示すフローチャートである。
換気工程の処理手順の一例を示すフローチャートである。
換気システムが第2モード及び第4モードで運転中の住宅の一例を示す概念図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態が図面に基づき説明される。図面は、発明の内容の理解を助けるために、誇張表現や、実際の構造の寸法比とは異なる表現が含まれることが理解されなければならない。また、各実施形態を通して、同一又は共通する要素については同一の符号が付されており、重複する説明が省略される。さらに、実施形態及び図面に表された具体的な構成は、本発明の内容理解のためのものであって、本発明は、図示されている具体的な構成に限定されるものではない。
【0010】
[住宅]
図1は、換気システム1が設置された住宅2の一例を示す概念図である。本実施形態の住宅2は、2階建てある場合が例示されるが、1階建てであってもよいし、3階建て以上であってもよい。また、本実施形態の住宅2は、優れた気密性能及び断熱性能を具えた工業化住宅として構成されている。これにより、空気調和機23の空調負荷の低減が可能とされている。なお、住宅2は、このような工業化住宅に限定されるわけではない。
(【0011】以降は省略されています)
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