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公開番号2025097486
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213705
出願日2023-12-19
発明の名称椎体間スペーサーを椎体間にガイドするシステム
出願人リーガエース株式会社
代理人個人
主分類A61F 2/44 20060101AFI20250624BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】狭い術野においても、PLIFの術式で椎体間スペーサーを容易に椎体間の所定の位置に正確に設置することができるシステムを提供する。
【解決手段】椎体と当接する一対の当接面を備え、当該一対の当接面を腹側で接続し、平面視凸状の腹側の側面である腹側面を備え、腹側面には前記湾曲した方向に沿った腹側溝が形成され、腹側溝の底面には、腹側面の曲率半径よりも小さな曲率半径を有する椎体間スペーサー係合部が形成されている椎体間スペーサー10を有している。また、椎体間スペーサーを前記椎体と椎体との間の所定位置に案内するガイド器具30であって、遠位端側に前記腹椎体間スペーサー係合部と嵌め合わされるガイドレールを有し、近位端側に術者が患者の体外で把持するハンドル部を備え、前記ガイドレールの遠位側のガイドレール係合部の平面視の曲率半径は、前記椎体間スペーサー係合部の平面視の曲率半径と同一であるガイド器具を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
脊椎疾患を治療するためのシステムであって、当該システムは、
椎体と椎体との間の椎体間に挿入して使用される水平方向に湾曲した椎体間スペーサー
であって、
各前記椎体と当接する一対の当接面を備え、当該一対の当接面を腹側で接続し、平面視
凸状の腹側の側面である腹側面を備え、
前記腹側面には前記湾曲した方向に沿った腹側溝が形成され、前記腹側溝の底面には、
前記腹側面の曲率半径よりも小さな曲率半径を有する椎体間スペーサー係合部が形成され
ている椎体間スペーサーと、
前記椎体間スペーサーを前記椎体間の所定位置に案内するガイド器具であって、
遠位端側に前記椎体間スペーサー係合部と嵌め合わされるガイドレールを有し、近位端
側に術者が患者の体外で把持するハンドル部を備え、前記ガイドレールの遠位側のガイド
レール係合部の平面視の曲率半径は、前記椎体間スペーサー係合部の平面視の曲率半径と
同一であるガイド器具と、を有するシステム。
続きを表示(約 290 文字)【請求項2】
前記椎体間スペーサー係合部の平面視の曲率中心が、前記腹側面の平面視の曲率中心よ
りも前記椎体間スペーサーを椎体間に挿入する際の先端側に偏心している請求項1に記載
のシステム。
【請求項3】
前記ガイド器具の前記ガイドレールに、椎間関節にひっかけるストッパー部が形成され
ている請求項1または2に記載のシステム。
【請求項4】
請求項1または2のいずれかに記載の椎体間スペーサー。
【請求項5】
請求項1に記載のガイド器具。
【請求項6】
請求項3に記載のガイド器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、椎体間スペーサーを椎体間にガイドするシステムに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
椎体間に椎体間スペーサーを挿入設置する際には、図1に示す椎体1の間の椎間板2の
線維輪を開窓して内部の髄核を除去し、この除去された後の椎体間に椎体間スペーサーを
挿入し設置がなされる。椎間板2の近くには脊髄神経系統や血管が通っているために、手
術には細心の注意が要求される。
【0003】
脊柱は、体重を支える役目を担うため、椎体間スペーサーには高い剛性と椎体間の広い
面積をカバーすることが要求されるとともに、手術の術野が狭く、近くに神経系統や血管
が通っているため、これらを避けながら適切な位置に椎体間スペーサーを設置するための
技量や手術システムが必要となっている。
【0004】
椎体間スペーサーには形態的にボックス型椎体間スペーサーとブーメラン型椎体間スペ
ーサーの2種類に大別できる。椎体間スペーサーと椎体との骨癒合率を比較するとブーメ
ラン型椎体間スペーサーの方がボックス型椎体間スペーサーと比べて優れている。
【0005】
図2(A)は、腰椎の平面視図で、椎体1の上側には脊柱管7をはさんで、棘突起3,
横突起4、椎弓5、椎間関節6があり、脊柱管7に脊髄神経が通っている。
椎体間スペーサーを椎体間に設置する術式には、主に図2(B)に示すTLIF(経椎
間孔進入椎体間固定術)と図2(C)に示すPLIF(後方経路腰椎椎体間固定術)とが
ある。TLIFは、椎骨の左右いずれかの椎間関節6を切除して侵入する術式で、PLI
Fは、椎骨の中央部の棘突起3を切除して侵入する術式で、それぞれの術式における椎体
間スペーサーは矢印方向に挿入させられる。
【0006】
特許文献1に記載の発明に係るシステムは、狭い術野においても、シンプルで、かつ、
ブーメラン型椎体間スペーサーを容易に椎体間の所定の位置に正確に設置することができ
るシステムである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特許第6700511号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
腰椎等の脊椎の病気の内、腰部脊柱管狭窄症にはPLIFの術式が主に用いられ、腰椎
椎間孔狭窄にはTLIFの術式が主に用いられている。腰部脊柱管狭窄症が症例的に多く
、脊椎の手術に慣れ親しんでいる大多数のドクターは、PLIFの手術を得意とするドク
ターが多い。これらのドクターはTLIFの手術を敬遠する傾向にある。
【0009】
特許文献1に記載のシステムでは、TLIFの術式を基本としているためPLIFの術
式でブーメラン型椎体間スペーサーを椎体間の所定の位置に設置することが困難である。
図13は、TLIFの術式でブーメラン型椎体間スペーサーを椎体間に設置している所を
示している。従来ガイドレール46の従来ガイドレール係合部47に係合された椎体間ス
ペーサー49を従来プッシュロッド48で押している。この場合は容易に所定の位置に椎
体間スペーサー49を設置できる。
図14は、PLIFの術式で特許文献1に記載の発明を用いてブーメラン型椎体間スペ
ーサーを椎体間に設置する様子を示している。従来ガイドレール係合部47に沿って椎体
間スペーサー49が移動するために、椎体間スペーサー49の先端が椎体間の側壁に当た
ってしまって、椎体間内所定の位置に椎体間スペーサー49を設置することが出来ない。
【0010】
この発明の目的は、シンプルなシステムであって、狭い術野においても、PLIFの術
式で椎体間スペーサーを容易に椎体間の所定の位置に正確に設置することができるシステ
ムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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