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公開番号2025096957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212986
出願日2023-12-18
発明の名称除細動器
出願人日本光電工業株式会社
代理人弁理士法人信栄事務所
主分類A61N 1/39 20060101AFI20250623BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】除細動器の使用に不慣れな作業者であっても、より確実に正確な作業手順で使用することができる除細動器を提供する。
【解決手段】除細動器は、作業者による除細動器の使用状態を検出する検出部と、検出された前記使用状態に応じて、前記除細動器の使用方法のガイダンスを出力する出力部と、を備え、前記検出部は、前記除細動器が起動されたタイミングから、前記除細動器の一対のパッドが対象者の肌に貼られるタイミングよりも前の期間における前記使用状態の変化を検出する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
作業者による除細動器の使用状態を検出する検出部と、
検出された前記使用状態に応じて、前記除細動器の使用方法のガイダンスを出力する出力制御部と、を備え、
前記検出部は、前記除細動器が起動されたタイミングから、前記除細動器の一対のパッドが対象者の肌に貼られるタイミングよりも前の期間における前記使用状態の変化を検出する、除細動器。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記検出部は、前記使用状態の変化として、前記パッドが貼り付けられた剥離紙から前記パッドが剥がされたことを検出可能である、請求項1に記載の除細動器。
【請求項3】
前記出力制御部は、前記剥離紙から前記パッドが剥がされたことが前記検出部により検出される前後において、前記ガイダンスの内容を変更する、請求項2に記載の除細動器。
【請求項4】
前記検出部は、さらに、一対の前記パッドが前記対象者の肌に貼られたことを検出可能であり、
前記出力制御部は、剥離紙から前記パッドが剥がされたことが前記検出部により検出された後、所定時間が経過するまでの間に、一対の前記パッドが前記対象者の肌に貼られたことが前記検出部により検出されない場合、前記除細動器の接続状態の確認を促す前記ガイダンスを出力する、請求項1または請求項2に記載の除細動器。
【請求項5】
前記検出部は、一対の前記パッドの間におけるインピーダンスに基づいて、前記使用状態の変化を検出する、請求項1または請求項2に記載の除細動器。
【請求項6】
前記検出部は、前記インピーダンスが閾値以上になった場合または前記インピーダンスが基準値よりも所定値以上上昇した場合、前記パッドが剥離紙から剥がされたと判断する、請求項5に記載の除細動器。
【請求項7】
前記検出部は、前記インピーダンスが閾値以下になった場合または前記インピーダンスが基準値よりも所定値以上下降した場合、一対の前記パッドが前記対象者に貼付されたと判断する、請求項5に記載の除細動器。
【請求項8】
前記検出部は、前記パッドに取り付けられた光センサによる計測値に基づいて、前記使用状態の変化を検出する、請求項1または請求項2に記載の除細動器。
【請求項9】
前記検出部は、前記光センサによる計測値に基づいて、前記使用状態の変化として、剥離紙から前記パッドが剥がされたこと、または前記パッドが袋から取り出されたことを検出する、請求項8に記載の除細動器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、除細動器に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【0002】
従来、AED(Automated External Defibrillator)などの除細動器に関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、一対の電極パッドを切り離して生体に貼付して使用する際に、所定の電気抵抗値を有する電気接続パターンの電気的接続が切断される除細動パッドが開示されている。このような除細動パッドによれば、包装体に収納されている電極パッドが使用済みであるか否かを検出することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-106914号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、除細動器を使用する作業者は、除細動器の使用に不慣れである場合が多い。本開示は、除細動器の使用に不慣れな作業者であっても、より確実に正確な作業手順で除細動器を使用することのできる除細動器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様に係る除細動器は、
作業者による除細動器の使用状態を検出する検出部と、
検出された前記使用状態に応じて、前記除細動器の使用方法のガイダンスを出力する出力部と、を備え、
前記検出部は、前記除細動器が起動されたタイミングから、前記除細動器の一対のパッドが対象者の肌に貼られるタイミングよりも前の期間における前記使用状態の変化を検出する。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、除細動器の使用に不慣れな作業者であっても、より確実に正確な作業手順で使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の実施形態に係るAEDの外観図である。
図2は、図1に示すAEDの構成を示すブロック図である。
図3は、従来のAEDを使用する際のガイダンスの流れを説明するためのフローチャートである。
図4は、図2に示すAEDの検出部により取得される、一対の電極パッドの間におけるインピーダンスの変化を示すグラフである。
図5は、本開示の実施形態に係るAEDを使用する際のガイダンスの流れの一例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本開示に係る除細動器について図面を用いて説明する。なお、実施形態の説明において既に説明された部材と同一の参照番号を有する部材については、説明の便宜上、その説明は省略する。また、本図面に示された各部材の寸法は、説明の便宜上、実際の各部材の寸法とは異なる場合がある。
【0009】
[AEDの構成]
ここでは、本開示に係る除細動器の一例であるAED1について説明する。図1は、本開示の実施形態に係るAED1の外観図である。図1に示すように、AED1は、AED本体10と、バッテリパック11と、蓋部12と、ケーブル13と、一対の電極パッド14、15とを備える。
【0010】
バッテリパック11は、AED本体10および電極パッド14、15を作動させるための電力をAED本体10に供給する。また、バッテリパック11は、AED本体10の裏面側に取り外し可能な構造で接続されている。
(【0011】以降は省略されています)

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