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公開番号
2025096201
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024213995
出願日
2024-12-06
発明の名称
打鈴機構またはアラーム機構を備える時計ムーブメントのための音生成装置
出願人
ボール ウォッチ カンパニー エスエイ
,
Ball Watch Company SA
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G04B
21/08 20060101AFI20250619BHJP(時計)
要約
【課題】打鈴機構またはアラーム機構を備える時計ムーブメントと関連して時計のケース内に配置されるように設計された、音生成装置を提供する。
【解決手段】打鈴機構またはアラーム機構を備える時計ムーブメントと関連して時計のケース内に配置されるように設計された、音生成装置であって、装置は、装置を時計ケースに組み付けるための少なくとも1つの外部接続部材と、ヒール30と一体に作製された少なくとも1つの振動部材32を担持しているヒール30を備える音生成部材24と、を含み、音生成装置は、音生成部材24に組み付けられ、音生成部材24と時計ムーブメントとの間にアセンブリインタフェースを形成するように設計された減衰部材26も備え、減衰部材26上にのみ配置され、装置を時計ムーブメントに組み付けるように設計された1つ以上の内部接続部材を備える。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
打鈴機構またはアラーム機構を備える時計ムーブメント(6)と関連して時計(1)のケース内に配置されるように設計された音生成装置(12)であって、前記音生成装置(12)は、
-前記音生成装置(12)を前記時計(1)の前記ケースに組み付けるための少なくとも1つの外部接続部材と、
-ヒール(30)と一体に作製された少なくとも1つの振動部材(32)を担持している前記ヒール(30)を備える音生成部材(24)と、
を含み、前記音生成装置(12)は、
前記音生成部材(24)に組み付けられ、前記音生成部材(24)と前記時計ムーブメント(6)との間に機械的アセンブリインタフェースを形成するように設計された減衰部材(26)も備えることと、
前記減衰部材(26)上にのみ配置され、前記音生成装置(12)を前記時計ムーブメント(6)に組み付けるように設計された1つ以上の内部接続部材を備えることと、
を特徴とする、音生成装置(12)。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
少なくとも1つの外部接続部材が前記音生成部材(24)上に配置されることで、前記音生成部材(24)を前記時計(1)の前記ケースに直接組み付けることを可能にすることを特徴とする、請求項1に記載の音生成装置(12)。
【請求項3】
前記音生成部材(24)が金属ガラス並びに鋼、貴金属およびそれらの合金を含む金属材料を含む群から選択される材料で作製されることを特徴とする、請求項2に記載の音生成装置(12)。
【請求項4】
前記減衰部材(26)がエラストマー並びにポリアミド、ポリオキシメチレン(POM)およびポリウレタンを含むプラスチック材料を含む群から選択される材料で作製されることを特徴とする、請求項2に記載の音生成装置(12)。
【請求項5】
前記音生成部材(24)および前記減衰部材(26)の全体形状が、一緒に閉口したケーシングリングを画定するような形状であることを特徴とする、請求項2に記載の音生成装置(12)。
【請求項6】
前記音生成部材(24)および前記減衰部材(26)が、互いに間隔をおいて配置された少なくとも2つの組み付け部材(38)によって互いに組み付けられていることを特徴とする、請求項2に記載の音生成装置(12)。
【請求項7】
前記音生成部材(24)は、前記ヒール(30)と前記振動部材(32)との間に位置する打撃部分(42)を備え、前記打撃部分が前記時計ムーブメント(6)の打鈴ハンマーまたはアラームハンマー(8)によって打撃されるように設計されていることを特徴とする、請求項2に記載の音生成装置(12)。
【請求項8】
前記振動部材(32)が実質的に前記打撃部分(42)から前記音生成装置(12)の中心軸に対して180度~720度の角度範囲にわたって延在するゴングであることを特徴とする、請求項7に記載の音生成装置(12)。
【請求項9】
前記音生成部材(24)が前記ヒールと一体に作製された少なくとも1つの追加のゴングを含むことを特徴とする、請求項8に記載の音生成装置(12)。
【請求項10】
前記ゴングおよび前記追加のゴングが前記ヒールに対して2つの反対方向に延在することを特徴とする、請求項9に記載の音生成装置(12)。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、打鈴機構またはアラーム機構を備える時計ムーブメントと関連して時計のケース内に配置されるように設計された音生成装置に関するものであり、音生成装置は、
-音生成装置を時計ケースに組み付けるための少なくとも1つの外部接続部材と、
-ヒールと一体に作製された少なくとも1つの振動部材を担持しているヒールを備える音生成部材と、
を含む。
続きを表示(約 1,400 文字)
【0002】
本発明はまた、このような音生成装置を収容するケースを備える時計にも関するものであり、この装置は、打鈴機構またはアラーム機構を備える時計ムーブメントと関連している。
【背景技術】
【0003】
一般的に言えば、打鈴機構またはアラーム機構を備える時計の構造における既知の問題に、ケース内に配置された音生成装置によって生成された音の、対応するケースの外側への放音が挙げられる。比較的最近まで、音生成装置は、通常、例えば、ヒールまたはゴングキャリアを介して対応する時計ムーブメントのプレートに接続された少なくとも1つの打鈴ゴングを備えていた。ゴング(単数または複数)からケースへ、そしてケースを通して生成された音の伝達を最適化することを目的として、多数の研究が行われてきた。
【0004】
特許文献1は、戦略の1つを示している。本文献は、1つ以上の打鈴ゴングを中間部分と一体に直接作製することができる時計ケースの構造について記載している。ゴングはもはや時計ムーブメントのプレートによって担持されているのではなく、中間部分自体によって直接担持されているため、ケースへのゴングの音の伝達は、従来の設計に典型的な損失を示さなくなる。
【0005】
しかしながら、この特許出願の図面は、そのような中間部分の構成が機械加工条件の観点から明白ではないことを明確に示している。更に、他の一般的な制約が、特に、時計ムーブメントと中間部分との間の相対的な向きに、特に、中間部分を通過し、時計ムーブメントの機構と相互作用する制御部材の配置に適用されることを考慮すると、このような設計では、時計ムーブメントによって担持されているハンマーとゴングとの間の相対的な向きに関して、明白な調整が不可能である。
【0006】
従って、中間部分と一体に直接作製されていない音生成装置の設計を提供することが好ましいと思われる。
【0007】
前述の特徴に適合する音生成装置の実施形態の例は、従来技術に開示されている。
【0008】
特許文献2は、時計用の打鈴機構と関連してチャイムを発生させるアセンブリを記載しており、このアセンブリは、打鈴ゴングと一体に作製されたリングの形態で作製されている。このアプローチは、アセンブリの様々な部分へのアクセスを向上させ、従って、以前の文献による場合と比較して、アセンブリの製造が簡素化される。ゴングから生成された音波の中間部分への伝達を最適化するために、リングは、対応する時計の中間部分に圧入されることが好ましい。これにより、リングと時計ムーブメントとの間の相対的な向きをある程度調整することができ、時計ムーブメントは、ハンマーがゴングに対向して配置されるように、中間部分の肩部に当接するように配置される。
【0009】
このアプローチは、従来の設計と比較して中間部分の多少の適合を必要とするが、中間部分およびゴングの構造が前述の設計よりも大幅に簡素化される。
【0010】
同様の他のタイプの設計も提案されており、例えば、特許文献3では、ゴングおよびそのヒールをサファイア製の時計のガラスと一体に構成している。しかしながら、この場合、ゴングの寸法はガラスの寸法によって制限され、ガラスは中間部分よりも小径である。
(【0011】以降は省略されています)
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