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公開番号2025095388
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211356
出願日2023-12-14
発明の名称スピーカ、およびスピーカの製造方法
出願人パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類H04R 9/04 20060101AFI20250619BHJP(電気通信技術)
要約【課題】接続線と接続端子とを容易に接続する。
【解決手段】スピーカ100は、ボイスコイル121と接続端子150とを接続する接続線160と、を備え、接続端子150は、基部159と、基部159から一体に突出する第一突部151と、第二突部152と、を備え、基部159と第一突部151との境界部分、および基部159と第二突部152との境界部分の少なくとも一方には、第一突部151と第二突部152とが近づく方向に塑性変形する変形部154を備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
磁気ギャップを有する磁気回路と、
前記磁気ギャップに挿入状態で配置されるボイスコイルと、
前記ボイスコイルが取り付けられる振動板と、
前記磁気回路と前記振動板とを保持するフレームと、
前記フレームに取り付けられる接続端子と、
前記ボイスコイルと前記接続端子とを接続する接続線と、を備え、
前記接続端子は、
基部と、
前記基部から一体に突出する第一突部と、
前記第一突部と隙間を隔てて前記基部から一体に突出する第二突部と、を備え、
前記基部と前記第一突部との境界部分、および前記基部と前記第二突部との境界部分の少なくとも一方には、前記第一突部と前記第二突部とが近づく方向に塑性変形する変形部を備える
スピーカ。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記第一突部、および前記第二突部の少なくとも一方は、
前記第一突部、および前記第二突部の突出方向において、前記基部から第一距離の位置に、前記第一突部と前記第二突部の並び方向において窪み、前記接続線を挟み持つ凹部を備える
請求項1に記載のスピーカ。
【請求項3】
前記第一突部、および前記第二突部は、
前記突出方向において、前記基部から第一距離よりも遠い第二距離の位置に相互に当接し、前記凹部によって前記接続線が挟まれる力を規制する第一当接部、および第二当接部を備える
請求項2に記載のスピーカ。
【請求項4】
前記接続線は、
前記第一当接部、および前記第二当接部の当接により、前記凹部において圧縮された状態で前記接続端子に保持される
請求項3に記載のスピーカ。
【請求項5】
前記第一突部、および前記第二突部の少なくとも一方は、
前記凹部が配置される位置から先端に向かって前記隙間が広くなるテーパー部を備える
請求項2に記載のスピーカ。
【請求項6】
前記第一突部、および前記第二突部の相互に対向する面の少なくとも一方は、湾曲している
請求項1または2に記載のスピーカ。
【請求項7】
前記接続端子は、
前記第一突部と前記第二突部の突出方向、および前記第一突部と前記第二突部の並び方向を含む面に広がる板状である
請求項1または2に記載のスピーカ。
【請求項8】
前記フレームは、
前記接続端子に保持される前記接続線の一端部を保持する保持部を備える
請求項1または2に記載のスピーカ。
【請求項9】
前記フレームは、
前記接続線の前記ボイスコイル側の他端部を緩やかに拘束する拘束部を備える
請求項1または2に記載のスピーカ。
【請求項10】
前記接続線は、
錦糸線、または金糸線である
請求項1または2に記載のスピーカ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スピーカ、およびスピーカの製造方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
スピーカにおいてボイスコイルと外部接続用の端子との間は、高い耐久性、高い柔軟性を備えた錦糸線を用いて接続される場合がある。従来、端子と錦糸線とはハンダ付けにより接続されることが多い。また、特許文献1には、錦糸線の端部の周囲に巻き付くように配置された端子の部分をカシメることにより端子と錦糸線とを接続する技術が記載されている。特許文献2には、端子に設けられたスリットに錦糸線を押し込むことにより端子のバネ力で錦糸線と端子とを接続する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-069593号公報
実開昭58-060869号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、錦糸線と端子とを接続する際のハンダ付け作業や錦糸線の端部を包み込むようにカシメる作業などは、自動化することが困難であるため手動的に実行されており、スピーカの組立作業の効率化の妨げとなっている。また、錦糸線と端子とを接続する方法としてハンダ付けが存在するが、ハンダ付けの工程は自動化が困難である。このような状況下、錦糸線と端子とを低投資かつ安価に自動化したいとう要望が存在している。
【0005】
本開示は、錦糸線と外部接続用の端子の接続構造を簡易化することができるスピーカ、およびスピーカの製造方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係るスピーカの1つは、磁気ギャップを有する磁気回路と、前記磁気ギャップに挿入状態で配置されるボイスコイルと、前記ボイスコイルが取り付けられる振動板と、前記磁気回路と前記振動板とを保持するフレームと、前記フレームに取り付けられる接続端子と、前記ボイスコイルと前記接続端子とを接続する接続線と、を備え、前記接続端子は、基部と、前記基部から一体に突出する第一突部と、前記第一突部と隙間を隔てて前記基部から一体に突出する第二突部と、を備え、前記基部と前記第一突部との境界部分、および前記基部と前記第二突部との境界部分の少なくとも一方には、前記第一突部と前記第二突部とが近づく方向に塑性変形する変形部を備える。
【0007】
また、本開示にかかるスピーカの製造方法の1つは、磁気ギャップを有する磁気回路と、前記磁気ギャップに挿入状態で配置されるボイスコイルと、前記ボイスコイルが取り付けられる振動板と、前記磁気回路と前記振動板とを保持するフレームと、前記フレームに取り付けられる接続端子と、前記ボイスコイルと前記接続端子とを接続する接続線と、を備え、前記接続端子は、基部と、前記基部から一体に突出する第一突部と、前記第一突部と隙間を隔てて前記基部から一体に突出する第二突部と、を備え、前記第一突部、および前記第二突部の少なくとも一方は、前記第一突部、および前記第二突部の突出方向において、前記基部から第一距離の位置に、前記第一突部と前記第二突部の並び方向において窪み、前記接続線を挟み持つ凹部を備えるスピーカの製造方法であって、前記並び方向に交差するように配置した前記接続線を前記第一突部と前記第二突部との隙間に挿入し、前記凹部において前記接続線を仮保持し、前記第一突部の突端部と前記第二突部の突端部とが近づくように前記接続端子をカシメて、前記凹部において前記接続線を圧着する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、端子と接続線とを容易に接続することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態に係るスピーカを、一部を省略して示す断面斜視図である。
実施の形態に係るスピーカの断面図である。
端子台近傍を示す斜視図である。
塑性変形させる前の接続端子の一部を示す平面図である。
塑性変形させた後の接続端子の一部を示す平面図である。
接続線の端部を保持部に保持させた状態を示す斜視図である。
接続線を接続端子に仮止めした状態を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係るスピーカ、およびスピーカの製造方法の実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するために一例を挙示するものであり、本発明を限定する主旨ではない。例えば、以下の実施の形態において示される形状、構造、材料、構成要素、相対的位置関係、接続状態、数値、数式、方法における各段階の内容、各段階の順序などは、一例であり、以下に記載されていない内容を含む場合がある。また、平行、直交などの幾何学的な表現を用いる場合があるが、これらの表現は、数学的な厳密さを示すものではなく、実質的に許容される誤差、ずれなどが含まれる。また、同時、同一などの表現も、実質的に許容される範囲を含んでいる。
(【0011】以降は省略されています)

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