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公開番号2025095220
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211080
出願日2023-12-14
発明の名称吸収性シート
出願人ユニ・チャーム株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類A01K 1/015 20060101AFI20250619BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】折り癖のつきにくい吸収性シートを提供する。
【解決手段】
一態様に係る吸収性シートは、透水性の表面シートと、表面シートの反対側の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に配置された吸収体とを有する本体部を備え、吸収体は、熱可塑性樹脂繊維を含む吸収性コアを有し、吸収性コア全体に占める熱可塑性樹脂繊維の割合は、重量比で30%以上であり、吸収性コアを横断して本体部を第1部分と第2部分に区画する折線に沿って折り畳まれた本体部に対して厚み方向から3.0kgの荷重を10分間加えた後、第1部分を垂直に持ち上げたときに、第1部分から第2部分が自然に離間して第1部分と第2部分とがなす角度が145°以上になる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
透水性の表面シートと、前記表面シートの反対側の裏面シートと、前記表面シートと前記裏面シートとの間に配置された吸収体とを有する本体部を備え、
前記吸収体は、熱可塑性樹脂繊維を含む吸収性コアを有し、前記吸収性コア全体に占める前記熱可塑性樹脂繊維の割合は、重量比で30%以上であり、
前記吸収性コアを横断して前記本体部を第1部分と第2部分に区画する折線に沿って折り畳まれた前記本体部に対して厚み方向から3.0kgの荷重を10分間加えた後、前記第1部分を垂直に持ち上げたときに、前記第1部分から前記第2部分が自然に離間して前記第1部分と前記第2部分とがなす角度が145°以上になる、吸収性シート。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記折線が、前記裏面シートが内側に配置されるように前記本体部を二つ折りするための二つ折り線である、請求項1に記載の吸収性シート。
【請求項3】
前記吸収性コア全体に占める前記熱可塑性樹脂繊維の割合が、重量比で65%以上である、請求項1に記載の吸収性シート。
【請求項4】
前記熱可塑性樹脂繊維の平均繊維長は、0.2mm以上8.0mm以下である、請求項1に記載の吸収性シート。
【請求項5】
前記吸収体は、前記吸収性コアを覆うコアラップを更に備え、
前記熱可塑性樹脂繊維の平均繊維長は、前記コアラップの平均繊維長よりも短い、請求項1に記載の吸収性シート。
【請求項6】
前記コアラップの平均繊維長が100mm以上である、請求項5に記載の吸収性シート。
【請求項7】
前記コアラップは、前記表面シートと前記吸収性コアとの間に配置された第1コアラップシートと、前記裏面シートと前記吸収性コアとの間に配置された第2コアラップシートとを含み、
前記第1コアラップシート及び前記第2コアラップシートの少なくとも一方が合成繊維を含む、請求項5に記載の吸収性シート。
【請求項8】
前記第1コアラップシート及び前記第2コアラップシートの双方が前記合成繊維を含む、請求項7に記載の吸収性シート。
【請求項9】
前記第1コアラップシートがティッシュによって構成され、前記第2コアラップシートが不織布によって構成された、請求項7に記載の吸収性シート。
【請求項10】
前記不織布がSMS不織布である、請求項9に記載の吸収性シート。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、吸収性シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
液体を吸収する吸収性シートが広く利用されている。例えば、下記特許文献1には、透水性の表面シートと、非透水性の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に配置された吸収体とを備え、表面シート及び裏面シートの縁部を接合したペット用の尿吸収シートについて記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-92940号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、吸収性シートは、折り畳まれ、圧縮された状態で包装体内にコンパクトに収容され、販売される。コンパクト性を高めるためには、吸収性シートを強く圧縮することが望ましいが、折り畳んだ吸収性シートを強く圧縮すると、吸収性シートに折り癖がつく恐れがある。吸収性シートに折り癖がつくと、包装体から取り出したときに使用用途に応じた所望の形状に吸収性シートを変形させることができなくなり、吸収性シートの使用に支障をきたす場合がある。
【0005】
そこで本開示は、折り癖のつきにくい吸収性シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
一態様に係る吸収性シートは、透水性の表面シートと、表面シートの反対側の裏面シートと、表面シートと裏面シートとの間に配置された吸収体とを有する本体部を備え、吸収体は、熱可塑性樹脂繊維を含む吸収性コアを有し、吸収性コア全体に占める熱可塑性樹脂繊維の割合は、重量比で30%以上であり、吸収性コアを横断して本体部を第1部分と第2部分に区画する折線に沿って折り畳まれた本体部に対して厚み方向から3.0kgの荷重を10分間加えた後、第1部分を垂直に持ち上げたときに、第1部分から第2部分が自然に離間して第1部分と第2部分とがなす角度が145°以上になる。
【0007】
パルプを含む吸収性コアを折り曲げた場合、パルプの主成分であるセルロース繊維が水素結合を形成し、互いに結びつくことにより折り癖が形成される。これに対し、本態様では、吸収性コアが熱可塑性樹脂繊維を重量比で30%以上含んでいる。熱可塑性樹脂繊維は、パルプと異なりヒドロキシ基を含まず水素結合を形成しないため、吸収性シートを折線に沿って折り畳んで圧縮したときに、当該吸収性シートに折り癖がつきにくい。したがって、折り畳まれた吸収性シートを包装体から取り出したときに、吸収性シートの形状が折り畳まれた状態に維持されることが抑制され、吸収性シートが自然に広げられる。その結果、吸収性シートを使用用途に応じた所望の形状にすることができる。
【0008】
折線は裏面シートが内側に配置されるように本体部を二つ折りするための二つ折り線であってもよい。この場合には、二つ折りで収容された吸収性シートを包装体から取り出したときに自然に広げることができる。
【0009】
吸収性コア全体に占める熱可塑性樹脂繊維の割合は、重量比で65%以上であってもよい。熱可塑性樹脂繊維の割合を65%以上にすることにより、吸収性シートに折り癖がつくことをより効果的に抑制することができる。その結果、吸収性シートを包装体から取り出したときに簡単に広げることができる。
【0010】
熱可塑性樹脂繊維の平均繊維長は、0.2mm以上8.0mm以下であってもよい。熱可塑性樹脂繊維の平均繊維長をこの範囲にすることにより、吸収性シートに折り癖が形成されることを抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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