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公開番号
2025094934
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2024218173
出願日
2024-12-12
発明の名称
カメラ一体型ディスプレイ
出願人
コンチネンタル・オートモーティヴ・テクノロジーズ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
,
Continental Automotive Technologies GmbH
代理人
アインゼル・フェリックス=ラインハルト
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
23/50 20230101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】カメラ一体型ディスプレイを提供する。
【解決手段】本出願は、装置及びそのような装置を備える車両に関する。本装置は、表示デバイス(1)とカメラ(3)とを備える。表示デバイス(1)は、カバーガラス(7)と、LCDパネル(2)と、バックライトユニットとを備える。LCDパネル(2)がカバーガラス(7)の後ろに配置され、バックライトユニットがLCDパネル(2)の後ろに配置され、カメラ(3)が、その視野をバックライトユニットに向けた状態でバックライトユニットの後ろに配置される。カメラ(3)の視野が、カメラ(3)のアクティブエリア(9)を画定する。バックライトユニットは、縁部光源(8)と、光増強層(4)と、光増強層(4)の後ろに配置された導光体(5)とを備える。カメラ(3)が赤外波長スペクトルで動作し、光増強層(4)がカメラ(3)のアクティブエリア(9)に切り抜き窓(6)を有し、導光体(5)がナノ構造を有する導光体(5)である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
表示デバイス(1)と、
カメラ(3)と
を備える、装置であって、
前記表示デバイス(1)が、
カバーガラス(7)と、
LCDパネル(2)と、
バックライトユニットと
を備え、
前記LCDパネル(2)が前記カバーガラス(7)の後ろに配置され、前記バックライトユニットが前記LCDパネル(2)の後ろに配置され、前記カメラ(3)が、その視野を前記バックライトユニットに向けた状態で前記バックライトユニットの後ろに配置され、前記カメラ(3)の前記視野が、前記カメラ(3)のアクティブエリア(9)を画定し、
前記バックライトユニットが、縁部光源(8)と、光増強層(4)と、前記光増強層(4)の後ろに配置された導光体(5)とを備える、
装置において、
前記カメラ(3)が赤外波長スペクトルで動作し、
光増強層(4)が、前記カメラ(3)の前記アクティブエリア(9)に切り抜き窓(6)を備え、
前記導光体(5)が、ナノ構造を有する導光体(5)である
ことを特徴とする、装置。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
前記カバーガラス(7)が、前記LCDパネル(2)に光学的に接着されることを特徴とする、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記光増強層(4)が、ルーバー箔及び/又は反射偏光箔及び/又は拡散箔を含む積層箔(10)であって、前記ルーバー箔及び/又は前記反射偏光箔及び/又は前記拡散箔うちの少なくとも1つが前記切り抜き窓(6)を備える、積層箔(10)によって形成されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の装置。
【請求項4】
前記装置が、プロセッサであって、前記プロセッサが、前記カメラ(3)によって撮影された取り込まれた画像に対して後処理アルゴリズムを適用するために設けられる、プロセッサを備えることを特徴とする、請求項1~3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記切り抜き窓(6)のサイズが前記アクティブエリア(9)よりも小さいことと、前記カメラ(3)が、前記切り抜き窓(6)内の第1のエリア及び前記切り抜き窓(6)の外側の第2のエリアの画像情報を検出することと、両方のエリアからの前記検出された画像情報が、前記後処理アルゴリズムに提供されることとを特徴とする、請求項4に記載の装置。
【請求項6】
前記LCDパネル(2)が、2つの偏光子であって、前記2つの偏光子のうちの少なくとも1つが、対応する偏光子を通過する赤外光に影響を与えない、又は弱くしか影響を与えない、2つの偏光子を備えることを特徴とする、請求項1~5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記LCDパネル(2)が、2つの偏光子であって、前記偏光子の両方とも、前記偏光子を通過する赤外光に影響を与えない、又は弱くしか影響を与えない、2つの偏光子を備えることを特徴とする、請求項1~6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
前記LCDパネル(2)の液晶材料が、前記LCDパネル(2)を通過する赤外光に影響を与えない、又は弱くしか影響を与えないことを特徴とする、請求項1~7のいずれか一項に記載の装置。
【請求項9】
請求項1~8のいずれか一項に記載の装置を備える、車両。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラ一体型ディスプレイ及びそのような一体型ディスプレイを備える車両に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
ディスプレイ技術における現在のトレンドを考えると、様々なセクタのますます多くのOEM(OEM:相手先商標製造会社(Original Equipment Manufacturer))が、自社製品内のディスプレイの後ろにカメラを一体化しようとしている。このタイプの手法は、スマートフォン、タブレット、及びラップトップなどの消費者製品において見ることができ、現在では自動車部品に関する関心も高まっている。
【0003】
このことに加えて、新しい安全基準を満たし得るようにするために運転者監視システムが義務化されつつあり、したがって、カメラシステムは、自動車、トラック、バスなどの車両の各所にある様々なデバイスに一体化され始めている。
【0004】
この問題に取り組むために、自社デバイスにおけるシームレスなカメラの一体化を実現しようとする様々な業界のOEM及び製造業者によって、様々な手法が用いられてきた。
【0005】
ディスプレイの後ろにカメラを一体化するために使用される技術は、主に、LCD(LCD:液晶ディスプレイ(Liquid Cristal Display))ディスプレイ及びLED(LED:発光ダイオード(Light-Emitting Diode))ディスプレイなどのディスプレイタイプ技術による影響を受ける。
【0006】
スマートフォン製造業者は、まずディスプレイ内にノッチを形成し、切り欠き内で、ディスプレイのカバーガラスの後ろにカメラを設置することによって、この問題に取り組んでいる。しかしながら、ノッチに設置されたこのようなカメラは、シームレスに一体化されたものとして、またディスプレイの後ろにあるカメラとしてみなすことはできない。
【0007】
ディスプレイの後ろへのシームレスなカメラの一体化を実現するために、複数の選択肢が見つかっている。例えば、(特許文献1)及び(特許文献2)は、カメラのアクティブエリアにおいて、より低いピクセル密度及び/又はより小さなピクセルを使用することを説明している。したがって、このような手法は、カメラが画像を取り込むエリアにおいて、光が入る十分なスペースを作るために、より低いピクセル密度及び/又はより小さなピクセルを提案する。このような手法では異なるピクセル配置も可能であり、それは、この態様も画像の品質に影響を与え得るためである。しかしながら、カメラのアクティブエリアにおいて、より低いピクセル密度及び/又はより小さなピクセルを使用するそのようなソリューションは、結果として、各プラットフォーム又はアプリケーションが製品の要件を満たすために特別に設計されたLCDパネルを必要とすることになり、更に、設計の複雑さの増大及びそのようなソリューションにおけるコストの増加をもたらす。
【0008】
(特許文献3)は、LCDディスプレイの後ろで貫通孔に設置されるカメラを説明している。LCDディスプレイは、カバーガラスと、光学透明粘着剤(OCA:光学透明粘着剤(optically clear adhesive))層と、第1の偏光子と、第1のガラス基板と、カラーフィルム(CF:カラーフィルム(color film))層と、薄膜トランジスタ(TFT:薄膜トランジスタ(thin film transistor))層と、第2のガラス基板と、第2の偏光子と、バックライトモジュールとを備える。貫通孔は、第1の偏光子、CF層、TFT層、第2の偏光子、及びバックライトモジュールを貫通して設けられる。貫通孔は、周囲光が電子デバイスの外部から入り、カバーガラス及び光路を通過し、カメラに入るための光路をLCDに形成する。カメラは、全部又は一部が貫通孔の中に配置される。第1のガラス基板及び第2のガラス基板は、光路に対応する領域でくり抜かれない。しかしながら、このような手法は、LCDの概ねすべての部品においてこのような貫通孔をアライメントするために多大な労力を必要とする。更に、LCDのほぼすべての部品にこのような貫通孔を開けると、LCDの1つ1つの部品に損傷が生じ得る。したがって、部品は、損傷に関して、また貫通孔に対する正確なアライメントに関して管理されなければならない。上述したことはすべて、ひいてはコストの増加につながる。
【0009】
(特許文献4)は、表示画面の下にあるカメラデバイスを説明している。ディスプレイは、表示画面とカメラとを備える。表示画面は、上部にカバーと、カバーの下に表示モジュールとを備える。表示モジュールは、ITO(ITO:酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide))ガラスと、液晶層と、バックライト層とを備える。表示画面には止まり穴エリアが設けられ、止まり穴エリアは、液晶層上で、バックライト層全体を貫通する開口部の上方に形成される。カメラは止まり穴の真下に配置され、カメラのレンズは、バックライト層の孔の中に、止まり穴エリア上まで延びて、止まり穴を通る画角を形成する。表示画面は電界回路を更に備え、電界回路は、液晶層の最外層のITOガラス層上に設けられ、電解回路は、電界の変化によって、止まり穴エリアを通過する光の光路を変化させ、カメラのフォーカシングを実現するように、表示画面の止まり穴エリアにおける液晶の偏向を駆動する。このような手法は、実現するのが複雑であり、コストの増加を意味する。更に、バックライト層全体を貫通する完全な孔は、孔のエリアにおいて光の散乱が乱され、結果として画像取り込みに問題が生じるという点で、導光体に影響を与える。
【0010】
更に、LCDパネル及び偏光子の不透明さに起因して、シームレスなカメラ一体型デバイスの開発は困難である。LCDパネルは、特定の偏光の光を透過させる光学フィルタである偏光子と共に、2つの電極に挟まれた液晶層から構成される。通常、一般的なLCDパネルは、2つの偏光子を各側面に1つずつ有する。光がLCDパネル及び偏光子を通過すると、光は部分的に吸収及び散乱されるため、ディスプレイの後ろにあるカメラセンサに到達する光の量が減る。このことにより、画像品質の低下及びカメラ性能の低下につながり得るため、ハードウェアによる補償の量を増やす必要がある。
(【0011】以降は省略されています)
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