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公開番号2025094919
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2024216105
出願日2024-12-11
発明の名称セキュア機能を実行する方法、及び関連システム
出願人アイデミア フランス
代理人園田・小林弁理士法人
主分類H04L 9/10 20060101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】入力メッセージを出力メッセージにマップするセキュア機能を実行する方法及び関連システムを提供する。
【解決手段】セキュア要素とホワイトボックス実装形態とを含むシステムおいて、方法は、ホワイトボックス実装形態が、入力メッセージに基づいて処理データを計算するステップE100と、ホワイトボックス実装形態が、処理データを暗号化するステップE200と、暗号化処理データをセキュア要素に送信するステップE300と、セキュア要素が、暗号化処理データに基づいて、中間機能による処理データの画像である結果データを取得するステップE400と、結果データに基づいて出力メッセージを計算するステップE500と、を含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
入力メッセージを出力メッセージにマップするセキュア機能を実行する方法であって、セキュア要素(3)と非セキュア実行環境(2)におけるホワイトボックス実装形態とを含むシステム(1)によって、前記方法を実施し、
-前記ホワイトボックス実装形態が、前記入力メッセージに基づいて処理データを計算するステップ(E100)と、
-前記ホワイトボックス実装形態が、暗号鍵を用いて前記処理データを暗号化するステップ(E200)と、
-前記暗号化処理データを前記セキュア要素に送信するステップ(E300)と、
-前記セキュア要素が、前記暗号化処理データ及び前記暗号鍵に関連する復号鍵に基づいて結果データを取得するステップ(E400)であって、前記結果データは、識別機能と異なる中間機能による前記処理データの画像であるステップ(E400)と、
-前記結果データに基づいて前記出力メッセージを計算するステップ(E500)と
を含むことを特徴とする、方法。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
前記出力メッセージは、前記結果データを含む、請求項1に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項3】
-前記方法は、前記ホワイトボックス実装形態が少なくとも1つの他の処理データを計算するステップ(E110)を更に含み、
-前記出力メッセージは、前記他の処理データを更に含む、
請求項1又は2に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項4】
-前記ホワイトボックス実装形態は、第1の部分及び第2の部分を有し、
-前記入力メッセージに基づいて処理データを計算する前記ステップ(E100)、及び暗号鍵を用いて前記処理データを暗号化する前記ステップ(E200)を、前記ホワイトボックス実装形態の前記第1の部分によって実施し、
-前記結果データに基づいて前記出力メッセージを計算する前記ステップ(E500)を、前記ホワイトボックス実装形態の前記第2の部分によって実施し、
前記方法は、前記ホワイトボックス実装形態の前記第2の部分に前記結果データを送信するステップを更に含む、
請求項1に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項5】
-前記ホワイトボックス実装形態の前記第1の部分が、少なくとも1つの他の処理データを計算するステップ(E110)と、
-前記ホワイトボックス実装形態の前記第2の部分が、前記少なくとも1つの他の処理データを使用し、前記結果データに基づいて前記出力メッセージを計算するステップと
を更に含む、請求項4に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項6】
前記セキュア要素(3)は、前記中間機能に機能復号鍵を用いて前記暗号化処理データの機能復号を介して前記結果データを取得し(E400)、前記復号鍵は、前記中間機能用の前記機能復号鍵である、請求項1又は2に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項7】
前記暗号鍵は、RSAアルゴリズムの公開鍵であり、前記機能復号鍵を、前記RSAアルゴリズムの秘密鍵に基づいて取得し、前記秘密鍵を、前記公開鍵に関連付け、前記RSAアルゴリズムは、決定暗号化モジュラスを有し、前記中間機能は、前記決定暗号化モジュラスを法とする決定指数に前記処理データをべき乗するモジュラーべき乗算である、請求項6に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項8】
前記暗号鍵は、暗号化指数を含み、前記機能復号鍵は、前記暗号化指数のモジュラー逆数及び前記決定指数、又は前記暗号化指数及び前記決定指数の積の結果を含む、請求項7に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項9】
-前記暗号鍵を、前記ホワイトボックス実装形態が前記処理データを暗号化する前記ステップ(E200)だけに含み、
-前記復号鍵を、前記セキュア要素が結果データを取得する前記ステップ(E400)だけに含む、
請求項1又は2に記載のセキュア機能を実行する方法。
【請求項10】
前記セキュア機能を、一連の演算で構成し、前記中間機能は、前記一連の演算の一部である、請求項1又は2に記載のセキュア機能を実行する方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、入力メッセージを出力メッセージにマップするセキュア機能を実行する方法、及び関連システムに関する。
続きを表示(約 770 文字)【0002】
従来、セキュア機能(例えば、暗号機能)は、秘密のままであるように意図されているデータ(例えば、基本的な暗号鍵)を使用する。
【0003】
セキュア機能を、非セキュア環境で実行されるソフトウェアによって実施する場合、攻撃者が秘密データにアクセスすることができないようにするために、特定の対策を講じる必要がある。
【0004】
非セキュア環境で機能の実装形態を保護する技法の探索は、「ホワイトボックス暗号化」として知られている。
【0005】
非セキュア環境で機能の実装形態を保護することができるソフトウェア実装形態は、ホワイトボックス実装形態として知られている。
【0006】
論文(非特許文献1)は、例えば、特定の暗号鍵に各々適しているAESアルゴリズムを生成する技法を提案する。
【0007】
この状況で一般的に提案される解決策の場合、セキュア機能を、一連の基本処理動作に分解し、これらの基本処理動作にそれぞれ関連するルックアップテーブルを使用して、マスクデータを操作する。
【0008】
しかし、ホワイトボックス実装形態は、十分なレベルのセキュリティーを保証しないことがある。
【0009】
幾つかのセキュア機能は、許可環境で実行されるように意図されている。例えば、車両にアクセスできるセキュア機能は、許可ユーザの環境だけで実行されるようになっている。
【0010】
セキュア機能の秘密データを推測するために、「コード解除」攻撃として知られている攻撃は、攻撃者の完全な制御の下で非セキュア環境にセキュア機能のホワイトボックス実装形態をコピーすることである。
(【0011】以降は省略されています)

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