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公開番号
2025094917
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2024215187
出願日
2024-12-10
発明の名称
産業印刷システム、プリントサーバー、及びバリアブル印刷方法
出願人
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H04N
1/00 20060101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ピアツーピアでプロダクション印刷のバリアブル印刷を依頼する際に、印刷品質を保障する産業印刷システムを提供する。
【解決手段】
産業印刷システムXは、複数のプリントサーバー1a、1b、1c、印刷装置2a、2b、2c、及び検査装置3a、3b、3cを備え、プロダクション印刷の印刷データ200をバリアブル印刷する。複数のプリントサーバー1a、1b、1cのそれぞれは、検品マスター生成部100と、処理管理部110とを備える。検品マスター生成部100は、印刷データ200について検品処理及び良品基準が設定された検品用のマスターデータ210を生成する。処理管理部110は、印刷データ200、及び検品マスター生成部100により生成されたマスターデータ210を他プリントサーバーに送信して、処理依頼する。検査装置3a、3b、3cは、マスターデータ210に基づいて、印刷データ200による印刷物の検品を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のプリントサーバー、印刷装置、及び検査装置を備え、プロダクション印刷の印刷データをバリアブル印刷する産業印刷システムであって、
前記複数のプリントサーバーのそれぞれは、
前記印刷データについて検品処理及び良品基準が設定された検品用のマスターデータを生成する検品マスター生成部と、
前記印刷データ、及び検品マスター生成部により生成された前記マスターデータを他プリントサーバーに送信して、処理依頼する処理管理部とを備え、
前記検査装置は、
前記マスターデータに基づいて、前記印刷データの印刷物の検品を行う
ことを特徴とする産業印刷システム。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記マスターデータは、前記印刷データのレコード毎の検品を行うためのバリアブルデータを含み、
前記検査装置は、前記レコード毎の検品を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の産業印刷システム。
【請求項3】
前記印刷データは、前記レコード毎に印刷されるIDのデータを含み、
前記検査装置は、前記IDを読み取って前記レコードを識別する
ことを特徴とする請求項2に記載の産業印刷システム。
【請求項4】
前記検品処理及び良品基準は、前記印刷データのオブジェクトの単位で設定される
ことを特徴とする請求項1に記載の産業印刷システム。
【請求項5】
前記他プリントサーバーは、前記検査装置にて印刷物が不良と判断された場合、前記マスターデータに基づいて再度印刷するか、処理依頼元のプリントサーバーに不良の報告するかを選択し、
前記処理依頼元のプリントサーバーは、不良の報告があった印刷物に対応する印刷データを、前記他プリントサーバーとは異なるプリントサーバーに送信する
ことを特徴とする請求項1に記載の産業印刷システム。
【請求項6】
プロダクション印刷の印刷データをバリアブル印刷する産業印刷システムのプリントサーバーであって、
前記印刷データについて検品処理及び良品基準が設定された検品用のマスターデータを生成する検品マスター生成部と、
前記印刷データ、及び検品マスター生成部により生成された前記マスターデータを他プリントサーバーに送信して、処理依頼する処理管理部とを備える
ことを特徴とするプリントサーバー。
【請求項7】
前記マスターデータは、前記印刷データのレコード毎の検品を行うためのバリアブルデータを含む
ことを特徴とする請求項6に記載のプリントサーバー。
【請求項8】
前記印刷データは、前記レコード毎に印刷されるIDのデータを含む
ことを特徴とする請求項7に記載のプリントサーバー。
【請求項9】
前記検品処理及び良品基準は、前記印刷データのオブジェクトの単位で設定される
ことを特徴とする請求項6に記載のプリントサーバー。
【請求項10】
前記他プリントサーバーは、検査装置にて印刷物が不良と判断された場合、前記マスターデータに基づいて再度印刷するか、処理依頼元のプリントサーバーに不良の報告するかを選択し、
前記処理依頼元のプリントサーバーは、不良の報告があった印刷物に対応する印刷データを、前記他プリントサーバーとは異なるプリントサーバーに送信する
ことを特徴とする請求項6に記載のプリントサーバー。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、特に産業印刷(プロダクション印刷)でバリアブル印刷を行う産業印刷システム、プリントサーバー、及びバリアブル印刷方法に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
典型的な複数台のプリンターを含むプリントシステムにおいて、特許文献1を参照すると、いわゆるユビキタスプリントを行うプリントシステムが存在する。このシステムは、複数のプリンター(MFP)を含むプリントシステムにて、ユビキタスジョブを発行したPCから当該ジョブを受信すると、第1のMFPはその印刷設定が自身のプリント機能で処理可能であればメモリーに保存し、処理不可であれば、次のMFPに転送する。この処理は、予め規定された第1のMFPから第NのMFPの順に従って行なわれる。これにより、処理可能なMFPのメモリーにユビキタスジョブが保存される。結果として、プリントシステムにおいて、ユーザーが印刷物を得るまでの待ち時間を抑えることができる。
【0003】
また、特許文献2を参照すると、バリアブル印刷の印刷物を検品するバリアブル印刷検品装置であって、バリアブル印刷の固定領域及びバリアブル領域にオブジェクトを合成して合成画像を生成する画像合成部と、合成画像を用紙に印刷して印刷物を作成する印刷部と、印刷物を読み取ってスキャン画像を出力する画像読取部と、合成画像とスキャン画像とを比較した結果に基づいて、印刷物の良否を判定する検品部とを備え、検品部は、固定領域に合成されたオブジェクトを比較の対象とし、当該固定領域を第1の判定基準に従って比較する。これにより、バリアブル印刷の検品を適切に実行することができるバリアブル印刷検品装置及びバリアブル印刷検品方法を提供することができる。
【0004】
一方、商業(産業)用の印刷装置を用いるプロダクションプ印刷と呼ばれる産業印刷では、最終成果物の構成部材を複数の工程で分業して製作している。例えば、製本の場合、カバー、本身(カラー)、本身(白黒)、販促物、帯、発送封筒等が、それぞれ異なるジョブとして処理される。そして、途中の工程で、各ジョブを結合しながら、最終成果物の本として仕上げられる。
【0005】
さらに、近年は、プロダクション印刷のデジタル印刷において、バリアブル印刷と呼ばれる、レコード毎に出力が変化する産業印刷が行われている。バリアブル印刷は、パーソナライズ印刷物等で利用されている。バリアブル印刷は、印刷会社がデジタルプロダクション印刷装置を導入する目的の一つとなっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-107555号公報
特開2012-000876号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ここで、複数のプリンターでの分散印刷を行うと、分散先のプリンターからの印刷が、プリンターの設定や状態などが原因で期待通りの結果にならないことがあった。また、逆に、期待以上の高品質の場合、その高品質に満たない印刷物が発生してしまうと、損紙となっていた。このため、分散先での印刷結果が依頼先の期待通りであることを保証することが求められていた。
しかしながら、特許文献1に記載されたような従来の技術では、このような課題に対応することはできなかった。
【0008】
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであって、上述の問題点を解消する産業印刷システムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の産業印刷システムは、複数のプリントサーバー、印刷装置、及び検査装置を備え、プロダクション印刷の印刷データをバリアブル印刷する産業印刷システムであって、前記複数のプリントサーバーのそれぞれは、前記印刷データについて検品処理及び良品基準が設定された検品用のマスターデータを生成する検品マスター生成部と、前記印刷データ、及び検品マスター生成部により生成された前記マスターデータを他プリントサーバーに送信して、処理依頼する処理管理部とを備え、前記検査装置は、前記マスターデータに基づいて、前記印刷データの印刷物の検品を行うことを特徴とする。
本発明のプリントサーバーは、プロダクション印刷の印刷データをバリアブル印刷する産業印刷システムのプリントサーバーであって、前記印刷データについて検品処理及び良品基準が設定された検品用のマスターデータを生成する検品マスター生成部と、前記印刷データ、及び検品マスター生成部により生成された前記マスターデータを他プリントサーバーに送信して、処理依頼する処理管理部とを備えることを特徴とする。
本発明のバリアブル印刷方法は、自プリントサーバーと他プリントサーバーとを含む複数のプリントサーバーを備え、プロダクション印刷のバリアブル印刷を行う産業印刷システムにより実行されるバリアブル印刷方法であって、自プリントサーバーにより、前記印刷データについて検品処理及び良品基準が設定された検品用のマスターデータを生成し、自プリントサーバーにより、前記印刷データ、及び生成された前記マスターデータを他プリントサーバーに送信して、処理依頼し、前記他プリントサーバーの検査装置により、前記マスターデータに基づいて、前記印刷データの印刷物の検品を行うことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、印刷データについて検品処理及び良品基準が設定された検品用のマスターデータを生成し、印刷データと生成されたマスターデータとを他プリントサーバーに送信し、他プリントサーバーでマスターデータに基づいて印刷データによる印刷物の検品を行うことで、分散先での印刷結果が依頼先の期待通りであることを保証することが可能な産業印刷システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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