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公開番号
2025094790
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210546
出願日
2023-12-13
発明の名称
タンクシステム及びガス置換方法
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F17C
13/00 20060101AFI20250618BHJP(ガスまたは液体の貯蔵または分配)
要約
【課題】メンテナンス性を向上させることができるタンクシステムを提供する。
【解決手段】ガスを貯留可能なタンクと、タンク内の上壁面に沿って複数が設けられた開口部を有し、これら開口部を介して第一ガスをタンク内との間で流出入させる第一配管と、タンク内の下壁面に沿って複数が設けられた開口部を有し、これら開口部を介して、第一ガスよりも密度の大きい第二ガスをタンク内との間で流出入させる第二配管と、を備える。これにより、タンク内での第一ガスと第二ガスとの置換を簡易な設備で容易に行うことができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガスを貯留可能なタンクと、
前記タンク内の上壁面に沿って複数が設けられた開口部を有し、これら開口部を介して第一ガスを前記タンク内との間で流出入させる第一配管と、
前記タンク内の下壁面に沿って複数が設けられた開口部を有し、これら開口部を介して、前記第一ガスよりも密度の大きい第二ガスを前記タンク内との間で流出入させる第二配管と、
を備えるタンクシステム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第一配管は、
前記タンク内で水平方向に延びるヘッダと、
前記第一配管の前記ヘッダの延在方向に間隔をあけて複数が設けられ、前記第一配管の前記ヘッダに連通する基端から前記上壁面に向かって延びて、先端に前記第一配管の前記開口部が形成された枝管と、
を有し、
前記第二配管は、
前記タンク内で水平方向に延びるヘッダと、
前記第二配管の前記ヘッダの延在方向に間隔をあけて複数が設けられ、前記第二配管の前記ヘッダに連通する基端から前記下壁面に向かって延びて、先端に前記第二配管の前記開口部が形成された枝管と、
を有する請求項1に記載に記載のタンクシステム。
【請求項3】
前記枝管は、前記基端から前記先端に向かうにしたがって内周面が拡径する請求項2に記載のタンクシステム。
【請求項4】
前記枝管の内周面から突出又は凹むとともに該枝管の延在方向に捩れる螺旋構造を有する請求項3に記載のタンクシステム。
【請求項5】
前記枝管の先端に設けられて、該枝管の径方向に張り出すフランジを有する請求項2に記載のタンクシステム。
【請求項6】
前記タンクの内面に設けられて、前記枝管の先端に向かって突出するとともに該先端に向かうにしたがって縮径する凸部を有する請求項2に記載のタンクシステム。
【請求項7】
前記枝管の先端に接続されて、前記枝管の先端から離間する方向に延びるとともに弾性体から形成された弾性管を有する請求項2に記載のタンクシステム。
【請求項8】
前記第一配管は、
前記タンク内で水平方向に延びるとともに、延在方向に間隔をあけて前記第一配管の前記開口部が複数形成されたヘッダを有し、
前記第二配管は、
前記タンク内で水平方向に延びるとともに、延在方向に間隔をあけて前記第二配管の前記開口部が複数形成されたヘッダを有する請求項1に記載のタンクシステム。
【請求項9】
前記上壁面は、上方に向かって凹む凹曲面状をなしており、
前記第一配管の複数の前記開口部は、凹曲面状の前記上壁面に沿うように、隣り合う前記開口部同士で互いに高さが異なるように配列されている請求項2に記載のタンクシステム。
【請求項10】
前記下壁面は、下方に向かって凹む凹曲面状をなしており、
前記第二配管の複数の開口部は、凹曲面状の前記下壁面に沿うように、隣り合う前記開口部同士で互いに高さが異なるように配列されている請求項2記載のタンクシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、タンクシステム及びガス置換方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば特許文献1には、密度の異なるガスを置換可能なタンク構造が開示されている。このタンク構造は、置換ガスの密度が被置換ガスの密度より小さい場合には、タンク内の上部に配置された上部ノズルリングから置換ガスを上向きに供給する。そして、タンクの下部に設けられた下部排出管を介して被置換ガスを排出する。
一方、置換ガスの密度が被置換ガスの密度より大きい場合には、タンク内の下部に設けられた下部ノズルリングから置換ガスに下向きに供給する。そして、タンクの上部に設けられた上部排出管を介して被置換ガスを排出する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001―32998号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上記特許文献1に記載のタンク構造では、タンク内に置換ガスを供給する二つのノズルリングに加えて、タンク内の被置換ガスを排出するための排出管を上下で二つ設ける必要がある。そのため、配管構造が複雑となってしまっていた。
【0005】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、配管構造の複雑化を回避することができるタンクシステム及びガス置換方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示に係るタンクシステムは、ガスを貯留可能なタンクと、前記タンク内の上壁面に沿って複数が設けられた開口部を有し、これら開口部を介して第一ガスを前記タンク内との間で流出入させる第一配管と、前記タンク内の下壁面に沿って複数が設けられた開口部を有し、これら開口部を介して、前記第一ガスよりも密度の大きい第二ガスを前記タンク内との間で流出入させる第二配管と、を備える。
【0007】
本開示に係るガス置換方法は、上記タンクシステムを用いたガス置換方法であって、前記第一ガスが貯留された前記タンク内に前記第二配管の開口部を介して前記第二ガスを供給しながら、前記第一配管の開口部を介して前記タンク内の第一ガスを排出する工程を含む。
【0008】
本開示に係るガス置換方法は、上記タンクシステムを用いたガス置換方法であって、前記第二ガスが貯留された前記タンク内に前記第一配管の開口部を介して前記第一ガスを供給しながら、前記第の配管の開口部を介して前記タンク内の第二ガスを排出する工程を含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示に係る タンクシステム及びガス置換方法によれば、メンテナンス性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第一実施形態に係るタンクシステムの概要を示す全体図である。
本開示の第二実施形態に係るタンクシステムの概要を示す全体図である。
本開示の第二実施形態の変形例に係るタンクシステムの概要を示す全体図である。
本開示の第三実施形態に係るタンクシステムのヘッダの構造を示す要部拡大図である。
本開示の第四実施形態に係るタンクシステムのヘッダ及び枝管の構造を示す要部拡大図である。
本開示の第五実施形態に係るタンクシステムのヘッダ及び枝管の構造を示す要部拡大図である。
本開示の第六実施形態に係るタンクシステムのヘッダ及び枝管の構造を示す要部拡大図である。
本開示の第七実施形態に係るタンクシステムのヘッダ及び枝管の構造を示す要部拡大図である。
本開示の第八実施形態に係るタンクシステムのヘッダ及び枝管の構造を示す要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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