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公開番号2025094525
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210130
出願日2023-12-13
発明の名称基板を離脱させる方法、基板を研磨する方法、基板研磨装置、基板処理装置、制御装置、制御方法および制御プログラム
出願人株式会社荏原製作所
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類B24B 37/30 20120101AFI20250618BHJP(研削;研磨)
要約【課題】基板を弾性膜から離脱させる。
【解決手段】基板研磨装置の基板保持装置が有する弾性膜の第1面に吸着された基板を離脱させる方法であって、前記基板保持装置が有するトップリング本体と前記弾性膜の第2面との間には、同心状の複数の圧力室が形成されており、前記複数の圧力室のうち2以上の圧力室に定量気体を供給して前記弾性膜を加圧する第1工程と、前記複数の圧力室を外側の圧力室から順に減圧する第2工程と、を含む方法が提供される。
【選択図】図13
特許請求の範囲【請求項1】
基板研磨装置の基板保持装置が有する弾性膜の第1面に吸着された基板を離脱させる方法であって、
前記基板保持装置が有するトップリング本体と前記弾性膜の第2面との間には、同心状の複数の圧力室が形成されており、
前記複数の圧力室のうち2以上の圧力室に定量気体を供給して前記弾性膜を加圧する第1工程と、
前記複数の圧力室を外側の圧力室から順に減圧する第2工程と、を含む方法。
続きを表示(約 1,500 文字)【請求項2】
前記2以上の圧力室は、いずれも最も外側の圧力室ではない、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1工程において前記2以上の圧力室に定量気体を供給しつつ、前記第2工程において最も外側の圧力室を減圧する、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1工程では、前記2以上の圧力室に単一の定量気体供給装置から定量気体を供給する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1工程は、前記2以上の圧力室のそれぞれと、定量気体供給装置と、の間に設けられた第1バルブを開くことを含み、
前記第2工程は、前記複数の圧力室のそれぞれと、圧力調整装置と、の間に設けられた第2バルブを開くことを含み、
前記第2工程において、前記2以上の圧力室のそれぞれを減圧する場合には、まず前記第1バルブを閉じ、次いで前記第2バルブを開く、請求項1または2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1工程では、チャンバから前記2以上の圧力室に定量気体を供給し、
前記第1工程と前記第2工程との間に、前記チャンバに負圧を生成する工程を含み、
前記第2工程では、前記2以上の圧力室については、前記チャンバと前記2以上の圧力室を接続することによって減圧する、請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記第2工程において、ある圧力室を減圧しても前記基板が離脱しない場合、前記2以上の圧力室のうち1以上の圧力室に定量気体を供給する第3工程を含む、請求項1または2に記載の方法。
【請求項8】
トップリング本体および弾性膜を有する基板保持装置を用いて基板を研磨する方法であって、
前記弾性膜の第1面は、基板を吸着可能であり、
前記トップリング本体と前記弾性膜の第2面との間に同心状の複数の圧力室が形成され、
基板の被吸着面と前記弾性膜の第1面とが接した状態で、前記複数の圧力室のうちの少なくとも1つを減圧することによって前記弾性膜の第1面に基板を吸着する第1工程と、
前記基板の被研磨面を研磨部材に接触させ、前記複数の圧力室のうちの少なくとも1つを加圧しながら、前記基板の被研磨面を研磨する第2工程と、
前記基板の被研磨面を前記研磨部材から離隔させ、前記複数の圧力室のうち2以上の圧力室に定量気体を供給して前記弾性膜を加圧する第3工程と、
前記複数の圧力室を外側の圧力室から順に減圧して、前記基板を前記弾性膜の第1面から離脱させる第4工程と、を含む方法。
【請求項9】
前記第2工程では、圧力調整装置が前記複数の圧力室のうちの少なくとも1つを第1圧力で加圧し、
前記第3工程では、前記第1圧力より低い第2圧力で前記弾性膜を加圧する、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1工程では、圧力調整装置が前記複数の圧力室のうちの少なくとも1つを減圧し、
前記第3工程では、チャンバから前記2以上の圧力室に定量気体を供給し、
前記第3工程と前記第4工程との間に、前記チャンバに負圧を生成する工程を含み、
前記第4工程では、前記2以上の圧力室については、前記チャンバと前記2以上の圧力室を接続することによって減圧し、
前記第4工程における減圧によって前記基板に与えられるストレスは、前記第1工程における減圧よって前記基板に与えられるストレスより小さい、請求項8または9に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、基板を離脱させる方法、基板を研磨する方法、基板研磨装置、基板処理装置、制御装置、制御方法および制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
化学的機械的研磨(Chemical Mechanical Polishing:CMP)装置では、回転する研磨テーブル上の研磨パッドに研磨液を供給しつつ、研磨ヘッドによって基板を回転させるとともに研磨パッドに押し付けて研磨を行う。基板は研磨ヘッドに設けられたメンブレン(弾性膜)に保持され、メンブレンの圧力室内に加圧された流体が供給されることにより、基板が研磨パッドに押し付けられる。基板の研磨が終了すると、研磨ヘッドはメンブレンによる基板の保持を解除し、基板を離脱(リリース)させて搬送装置に受け渡す。そのようなCMP装置として、例えば特許文献1が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-199623号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、基板を弾性膜から離脱させることである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
例示として、以下の解決手段が提供される。
【0006】
[1]
基板研磨装置の基板保持装置が有する弾性膜の第1面に吸着された基板を離脱させる方法であって、
前記基板保持装置が有するトップリング本体と前記弾性膜の第2面との間には、同心状の複数の圧力室が形成されており、
前記複数の圧力室のうち2以上の圧力室に定量気体を供給して前記弾性膜を加圧する第1工程と、
前記複数の圧力室を外側の圧力室から順に減圧する第2工程と、を含む方法。
【0007】
[2]
前記2以上の圧力室は、いずれも最も外側の圧力室ではない、[1]に記載の方法。
【0008】
[3]
前記第1工程において前記2以上の圧力室に定量気体を供給しつつ、前記第2工程において最も外側の圧力室を減圧する、[2]に記載の方法。
【0009】
[4]
前記第1工程では、前記2以上の圧力室に単一の定量気体供給装置から定量気体を供給する、[1]乃至[3]のいずれかに記載の方法。
【0010】
[5]
前記第1工程は、前記2以上の圧力室のそれぞれと、定量気体供給装置と、の間に設けられた第1バルブを開くことを含み、
前記第2工程は、前記複数の圧力室のそれぞれと、圧力調整装置と、の間に設けられた第2バルブを開くことを含み、
前記第2工程において、前記2以上の圧力室のそれぞれを減圧する場合には、まず前記第1バルブを閉じ、次いで前記第2バルブを開く、[1]乃至[4]のいずれかに記載の方法。
(【0011】以降は省略されています)

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