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公開番号
2025104693
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-10
出願番号
2023222678
出願日
2023-12-28
発明の名称
トップリング、研磨装置及びシール部材
出願人
株式会社荏原製作所
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B24B
37/30 20120101AFI20250703BHJP(研削;研磨)
要約
【課題】
本開示は、両面テープ及び粘着剤を使用することなく、シール部材が固定可能なトップリングを提供する
【解決手段】
本開示に係るトップリングは、トップリングであって、基板を吸着するための多孔質部材を含み、且つ、上溝が形成されている上面、下溝が形成されている下面、及び、前記上面と前記下面との間に延びる側周面、を有する吸引部材組立体と、前記吸引部材組立体を囲む環形状のシール部材と、を備え、前記シール部材は、上下方向において上端部から下端部まで延び、前記吸引部材組立体の前記側周面と接触している側壁と、前記側壁の前記上端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記上溝に嵌っている、第1勘合部と、前記側壁の前記下端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記下溝に嵌っていて、前記第1勘合部と共に吸引部材組立体を挟持している第2勘合部と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
トップリングであって、
基板を吸着するための多孔質部材を含み、且つ、上溝が形成されている上面、下溝が形成されている下面、及び、前記上面と前記下面との間に延びる側周面、を有する吸引部材組立体と、
前記吸引部材組立体を囲む環形状のシール部材と、
を備え、
前記シール部材は、
上下方向において上端部から下端部まで延び、前記吸引部材組立体の前記側周面と接触している側壁と、
前記側壁の前記上端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記上溝に嵌っている、第1勘合部と、
前記側壁の前記下端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記下溝に嵌っていて、前記第1勘合部と共に吸引部材組立体を挟持している第2勘合部と、
を有する、
トップリング。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のトップリングであって、
前記吸引部材組立体の上部に位置し、前記吸引部材組立体の前記上面と接触している第1遮蔽部材と、
前記シール部材を囲み、前記側壁と接触している第2遮蔽部材と、
前記第2遮蔽部材を前記第1遮蔽部材に固定するための締結部材と、
を備えるトップリング。
【請求項3】
請求項1又は2に記載のトップリングであって、
前記シール部材は上下対称に構成されている、
トップリング。
【請求項4】
請求項1又は2に記載のトップリングであって、
前記シール部材は、前記基板と接触可能に構成されたリップ部を有し、
前記リップ部は、前記側壁の前記下端部から、下方向で且つ前記シール部材の外側の方向に向かって延びる、
トップリング。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のトップリングであって、
前記シール部材は、前記基板と接触可能に構成されたリップ部を有し、
前記リップ部は、前記側壁の前記下端部から、下方向で且つ前記シール部材の内側の方向に向かって延びる、
トップリング。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のトップリングであって、
前記第1勘合部は、
前記側壁の前記上端部から、前記シール部材の内側に向かって、内側端部まで延びる第1上壁と、
前記第1上壁の前記内側端部から、下方向に向かって、下端部まで延びる第2上壁と、
を有し、
前記第2勘合部は、
前記側壁の前記下端部から、前記シール部材の内側に向かって、内側端部まで延びる第1下壁と、
前記側壁の前記下端部と前記第1下壁の前記内側端部との間の位置から上方向に向かって延びる第2下壁と、
を有する、
トップリング。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のトップリングであって、
前記第1勘合部は、
前記側壁の前記上端部から、前記シール部材の内側に向かって、内側端部まで延びる第1上壁と、
前記第1上壁の前記内側端部から、下方向に向かって、下端部まで延びる第2上壁と、
前記第2上壁の前記下端部から、前記側壁に向かって延びる第3上壁と、
を有し、
前記第2勘合部は、
前記側壁の前記下端部から、前記シール部材の内側に向かって、内側端部まで延びる第1下壁と、
前記第1上壁の前記内側端部から、上方向に向かって、上端部まで延びる第2下壁と、
前記第2上壁の前記上端部から、前記側壁に向かって延びる第3下壁と、
を有する、
トップリング。
【請求項8】
請求項7に記載のトップリングであって、
前記シール部材は、前記基板と接触可能に構成されたリップ部を有し、
前記リップ部は、前記第2勘合部の前記第1下壁の前記内側端部から、下方向で且つ前記シール部材の外側に向かう方向に向かって延びる、
トップリング。
【請求項9】
請求項7に記載のトップリングであって、
前記第2勘合部の前記第1下壁が接触する前記吸引部材組立体の面と、前記第2勘合部の前記第2下壁が接触する前記吸引部材組立体の面と、の間に面取り部が形成されている、
トップリング。
【請求項10】
請求項8に記載のトップリングであって、
前記上下方向における、前記第2勘合部の前記第1下壁が接触する前記吸引部材組立体の面と、前記下面との間の長さは、前記第1下壁の厚みと前記リップ部の厚みとの和よりも長い、
トップリング。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、トップリング、研磨装置及びシール部材に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
基板を研磨するために研磨装置が使用されている。このような研磨装置は、基板を保持するためのトップリングを備えている。そして、トップリングの一例が、特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されているトップリング302は、その図3Aに示されるように、基板を吸着するための多孔質部材334と、第2遮蔽部材332-2と、シール部材336とを備える。そして、第2の遮蔽部材332-2は、多孔質部材334の周囲に位置し、多孔質部材334の側面334dの一部を遮蔽している。弾性シール部材336は、両面テープによって第2の遮蔽部材332-2の下面に取付けられている。トップリング302はこのような構成を有するため、多孔質部材334が基板WFを吸着するときに、弾性シール部材336は、基板WFと遮蔽部材332-2の間でエアリークが生じることを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-57047号公報
特開2022-59509号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように、特許文献1のトップリング302では、弾性シール部材336は、両面テープによって第2の遮蔽部材332-2に取付けられている。このため、基板WFの研磨時に、両面テープに水が付着し得る。その結果、両面テープの接着力が低下し、弾性シール部材336が、第2の遮蔽部材332-2から剥がれる虞がある。
【0005】
さらに、弾性シール部材336の交換後に先に使用されていた両面テープが残っている場合、弾性シール部材336が、第2の遮蔽部材332-2から剥がれやすくなる虞がある。
【0006】
また、両面テープの代わりに粘着剤が使用された場合にも同様の問題は生じ得る。
【0007】
そこで、本開示は、両面テープ及び粘着剤を使用することなく、シール部材が固定可能なトップリング、研磨装置及びシール部材を提供することを目的の1つとする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係るトップリングは、トップリングであって、基板を吸着するための多孔質部材を含み、且つ、上溝が形成されている上面、下溝が形成されている下面、及び、前記上面と前記下面との間に延びる側周面、を有する吸引部材組立体と、前記吸引部材組立体を囲む環形状のシール部材と、を備え、前記シール部材は、上下方向において上端部から下端部まで延び、前記吸引部材組立体の前記側周面と接触している側壁と、前記側壁の前記上端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記上溝に嵌っている、第1勘合部と、前記側壁の前記下端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記下溝に嵌っていて、前記第1勘合部と共に吸引部材組立体を挟持している第2勘合部と、を有する、
【0009】
本開示に係る研磨装置は、上記のトップリングと、研磨パッドを保持可能に構成されている研磨テーブルと、を備える。
【0010】
本開示に係るシール部材は、トップリングの吸引部材組立体に装着するためのシール部材であって、前記吸引部材組立体は、基板を吸着するための多孔質部材を含み、上溝が形成されている上面、下溝が形成されている下面、及び、前記上面と前記下面との間に延びる側周面、を有し、前記シール部材は、前記吸引部材組立体を囲むように構成されて環形状であり、上下方向において上端部から下端部まで延び、前記吸引部材組立体の前記側周面と接触するように構成されている側壁と、前記側壁の前記上端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記上溝に嵌るように構成されている、第1勘合部と、前記側壁の前記下端部から前記シール部材の内側に向かって延び、前記吸引部材組立体の前記下溝に嵌るように構成されていて、前記第1勘合部と共に吸引部材組立体を挟持するように構成されている第2勘合部と、を有する。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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