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公開番号
2025093999
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2025037736,2021061611
出願日
2025-03-10,2021-03-31
発明の名称
牛乳アレルギーの新規抗原
出願人
学校法人藤田学園
,
ホーユー株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
G01N
33/53 20060101AFI20250617BHJP(測定;試験)
要約
【課題】牛乳に対するアレルギーの新規抗原、牛乳に対するアレルギーの診断方法および診断キット、当該抗原を含む組成物、当該抗原が除去された牛乳または牛乳加工品、ならびに対象物における牛乳抗原の有無を判定するためのテスター組成物を提供する。
【解決手段】抗原のエピトープを含むポリペプチド、当該ポリペプチドを含むアレルギーの診断キット、診断用組成物、及び診断方法、当該ポリペプチドを含む組成物、ならびに、当該ポリペプチドを含む抗原が除去若しくは低減された原料又は加工品に関する。さらに、アミノ酸配列を含むポリペプチドの少なくとも一つに対する抗体を含むテスター組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の(E1)-(E25)のポリペプチドの少なくとも一つを含む、アレルギーの診断キット:
(E1)配列番号27-58、および1115のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E2)配列番号59-97のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E3)配列番号98-144のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E4)配列番号145-195のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E5)配列番号196-254、および1116-1118のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E6)配列番号255-288のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E7)配列番号289-333、および1119-1120のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E8)配列番号334-352のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E9)配列番号353-376、および1121-1122のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E10)配列番号377-384のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E11)配列番号385-411のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E12)配列番号412-450のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E13)配列番号451-500、および1123-1124のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E14)配列番号501-604、および1125-1127のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E15)配列番号605-632、および1128のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E16)配列番号633-673のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E17)配列番号674-693のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E18)配列番号694-757、および1129のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E19)配列番号758-791のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E20)配列番号792-868、および1130のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E21)配列番号869-927のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E22)配列番号928-996のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E23)配列番号997-1037のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;
(E24)配列番号1038-1075のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド;あるいは
(E25)配列番号1076-1114、および1131のアミノ酸配列から選択される少なくとも1つのアミノ酸配列を含むポリペプチド。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
アレルギーの診断用組成物であって、請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチドの少なくとも1つを含む、前記診断用組成物。
【請求項3】
対象のアレルギーを診断するための指標を提供する方法であって、以下の工程:
(i)対象から得られた試料を抗原に接触させる、ここで当該試料はIgE抗体が含まれる溶液である;
(ii)対象から得られた試料中のIgE抗体と当該抗原との結合を検出する;
(iii)対象のIgE抗体と当該抗原との結合が検出された場合、対象がアレルギーであることの指標が提供される;
を含み、ここで当該抗原は、請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチドの少なくとも一つである、前記方法。
【請求項4】
請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチドの少なくとも一つであり、そして、アレルギーの原因となる、前記抗原。
【請求項5】
請求項4に記載の抗原の少なくとも一つを含む組成物。
【請求項6】
アレルギーを治療するための、請求項5に記載の組成物。
【請求項7】
請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチドの少なくとも一つと結合する抗体を含む、対象における抗原の有無を判定するためのテスター組成物。
【請求項8】
請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチド、をコードする核酸の塩基配列の一部及び/またはその相補鎖の一部を含むプライマー、を少なくとも1つ含む、対象物における抗原の有無を判定するためのテスター組成物。
【請求項9】
請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチドを含む、対象におけるIgE抗体の有無を判定するためのテスター組成物。
【請求項10】
請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチドの原料・加工品中の有無を判定する方法であって、前記原料・加工品中に請求項1において(E1)~(E25)として特定されるポリペプチドを検出する、ことを含む、前記方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、牛乳アレルギーの新規抗原に関する。本発明はまた、牛乳アレルギーの診断キット、診断用組成物、及び診断方法に関する。本発明はまた、当該抗原を含む組成物、及び当該抗原が除去又は低減された原料または加工品に関する。本発明はさらに、対象物における牛乳抗原の有無を判定するためのテスター組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
本発明はまた、エピトープを含むポリペプチドの抗原に関する。本発明はまた、当該ポリペプチドを含むアレルギーの診断キット、診断用組成物、及び診断方法に関する。本発明はまた、対象のアレルギーを診断するための指標を提供する方法に関する。本発明はまた、当該ポリペプチドを含む組成物、及び当該ポリペプチドが除去若しくは低減された原料又は加工品に関する。本発明はさらに、当該ポリペプチドが除去若しくは低減された原料または加工品の製造方法に関する。本発明はさらにまた、対象物における当該ポリペプチドを含む抗原の有無を判定するためのテスター組成物に関する。
【背景技術】
【0003】
アレルギー患者の血清及び組織中では、特定の抗原(以下、アレルゲンともいう)に特異的なIgE抗体が産生される。このIgE抗体と特定の抗原の相互作用により生じた生理学的結果によりアレルギー反応が惹起される。抗原とは、広義にはアレルギー症状を引き起こす食品・食材等を示し、狭義には特異的なIgE抗体が結合する、食品・食材等に含まれるタンパク質(以下、アレルゲンコンポーネントともいう)をいう。
【0004】
従来のアレルギー検査薬においては、単にアレルゲン候補の食品・食材等をすりつぶして抗原試薬を作成していることが多い(特許文献1)。このため、従来の抗原試薬中に含まれる多数のアレルゲンコンポーネントの中で、IgE抗体との結合について陽性反応が判定可能な閾値を超える含有量であった場合にのみ、アレルギー検査における陽性反応を検出することが可能であり、診断効率は十分に高いとはいえない状態であった。
【0005】
アレルゲン候補の食品・食材において、いくつかのアレルゲンコンポーネントが示唆され、検査キットとして商品化もされている。アレルギー検査の信頼度を高めるためには、アレルゲンコンポーネントを網羅的に特定する必要があるところ、上記アレルゲンコンポーネントの測定による患者検出率はまだまだ不十分である。牛乳の新規アレルゲンを同定することは、診断薬の精度を高めるだけでなく、低アレルゲン食品、低アレルゲン食材や治療薬のターゲットとしても非常に重要である。
【0006】
一方、タンパク質の分離・精製に関しては、近年、少量のサンプルから多様なタンパク質を分離精製する方法として、1次元目に等電点電気泳動を行い、2次元目にSDS-PAGE(ドデシル硫酸ナトリウム―ポリアクリルアミドゲル電気泳動)を行う2次元電気泳動法が用いられている。出願人らはこれまでに、分離能が高い2次元電気泳動法を開発してきた(特許文献2~5)。
【0007】
アレルゲン特異的IgE抗体はアレルゲンコンポーネント中の特定のアミノ酸配列であるエピトープを認識して結合する。しかしながら、アレルゲンコンポーネントについてエピトープまで解析されている例は若干数あるものの(非特許文献1)、極めて少ないのが現状である。また、エピトープを含むポリペプチドを利用したアレルギーの診断キットも現時点では市場に存在しない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
特開2002-286716
特開2011-33544
特開2011-33546
特開2011-33547
特開2011-33548
【非特許文献】
【0009】
Matsuo, H., et al., J. Biol. Chem., (2004), Vol.279, No.13, pp.12135-12140
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、タンパク質であるアレルギーの新規抗原を提供する。本発明はまた、当該抗原を含むアレルギーの診断方法及び診断キットを提供する。本発明はまた、当該抗原を含む組成物、及び当該抗原が除去又は低減された原料または加工品を提供する。本発明はさらに、対象物における抗原の有無を判定するためのテスター組成物を提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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