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公開番号
2025163983
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024067667
出願日
2024-04-18
発明の名称
デバイス
出願人
学校法人藤田学園
代理人
名古屋国際弁理士法人
主分類
A61B
17/22 20060101AFI20251023BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】血栓及び異物の少なくとも一方を含む対象物を血管内から除去するための新規なデバイスを提供する。
【解決手段】デバイスは、管状部と、拡張部と、捕捉部と、を備える。管状部は、血管内へ挿入される管状の部位である。拡張部は、血管内における遠位側において、径方向に拡張するように構成されている。捕捉部は、管状部を通って血管内における近位側へ挿入される筒状の部位である。捕捉部は、少なくとも対象物側の端部が開口している。拡張部は、血管内における遠位側において拡張して、捕捉部まで対象物を押圧するように構成されている。捕捉部は、管状部を通って血管内へ挿入されたときに径方向に拡張し、網目状の周壁を形成するように構成されている。捕捉部は、拡張部により押圧された対象物を開口した端部から内部に捕捉した状態において、径方向に収縮するとともに軸方向に伸長しつつ、管状部内へ引き戻し可能に構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
血栓及び異物の少なくとも一方を含む対象物を血管内から除去するためのデバイスであって、
前記血管内へ挿入される管状の管状部と、
前記血管内における前記対象物よりも前記管状部から遠い遠位側において、径方向に拡張するように構成された拡張部と、
前記管状部を通って前記血管内における前記対象物よりも前記管状部に近い近位側へ挿入される筒状の捕捉部であって、少なくとも前記対象物側の端部が開口した前記捕捉部と、
を備え、
前記拡張部は、前記血管内における前記遠位側において拡張して、前記捕捉部まで前記対象物を押圧するように構成され、
前記捕捉部は、
前記管状部を通って前記血管内へ挿入されたときに径方向に拡張し、網目状の周壁を形成するように構成され、
且つ、前記拡張部により押圧された前記対象物を開口した端部から内部に捕捉した状態において、径方向に収縮するとともに軸方向に伸長しつつ、前記管状部内へ引き戻し可能に構成されている、デバイス。
続きを表示(約 560 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のデバイスであって、
前記捕捉部を内部に収容可能に構成された被覆部を更に備え、
前記被覆部には、
前記被覆部の内外を連通する第1開口を形成する第1連通部と、
前記被覆部の内外を連通する第2開口を形成する第2連通部と、
が設けられ、
前記第1連通部は、前記捕捉部に取り付けられ、
前記第2連通部は、前記第2開口が開いた状態と閉じた状態とを変更可能に構成されている、デバイス。
【請求項3】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスであって、
前記捕捉部は、前記対象物側及びその反対側の両端部が開口している、デバイス。
【請求項4】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスであって、
前記捕捉部の拡張した状態における長さは、前記対象物の長さよりも長い、デバイス。
【請求項5】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスであって、
前記拡張部は、フォガティバルーンである、デバイス。
【請求項6】
請求項1又は請求項2に記載のデバイスであって、
前記管状部を介して前記血管内から流体を吸引するように構成された吸引器を更に備える、デバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、血栓及び異物の少なくとも一方を含む対象物を血管内から除去するためのデバイスに関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
血管内手術の発展に伴い、血管内手術に用いられる種々のデバイスが提案されている。例えば、特許文献1では、凝血塊を血管内から除去するためのデバイスが提案されている。特許文献1に記載のデバイスは、カテーテルと、圧力送達装置と、回収要素と、を備える。圧力送達装置は、カテーテルを通して凝血塊よりも近位側に吸引流体圧力を加えるように動作する。回収要素は、凝血塊を捕捉可能に構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-69950号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の一局面は、血栓及び異物の少なくとも一方を含む対象物を血管内から除去するための新規なデバイスを提供することが好ましい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一態様は、血栓及び異物の少なくとも一方を含む対象物を血管内から除去するためのデバイスである。デバイスは、管状部と、拡張部と、捕捉部と、を備える。管状部は、管状である。管状部は、血管内へ挿入される。拡張部は、血管内における対象物よりも管状部から遠い遠位側において、径方向に拡張するように構成されている。捕捉部は、筒状である。捕捉部は、管状部を通って血管内における対象物よりも管状部に近い近位側へ挿入される。捕捉部は、少なくとも対象物側の端部が開口している。拡張部は、血管内における遠位側において拡張して、捕捉部まで対象物を押圧するように構成されている。捕捉部は、管状部を通って血管内へ挿入されたときに径方向に拡張し、網目状の周壁を形成するように構成されている。捕捉部は、拡張部により押圧された対象物を開口した端部から内部に捕捉した状態において、径方向に収縮するとともに軸方向に伸長しつつ、管状部内へ引き戻し可能に構成されている。
【0006】
このような構成によれば、対象物を血管内から除去するための新規なデバイスを得ることができる。
【0007】
本開示の一態様は、捕捉部を内部に収容可能に構成された被覆部を更に備えてもよい。被覆部には、第1連通部と、第2連通部と、が設けられてもよい。第1連通部は、被覆部の内外を連通する第1開口を形成する。第2連通部は、被覆部の内外を連通する第2開口を形成する。第1連通部は、捕捉部に取り付けられてもよい。第2連通部は、第2開口が開いた状態と閉じた状態とを変更可能に構成されていてもよい。
【0008】
このような構成によれば、対象物を血管内から一層除去しやすくことができる。
【0009】
本開示の一態様では、捕捉部は、対象物側及びその反対側の両端部が開口していてもよい。このような構成によれば、一層少ない力で、対象物を捕捉部に捕捉させることも可能になる。
【0010】
本開示の一態様では、捕捉部の拡張した状態における長さは、対象物の長さよりも長くてもよい。このような構成によれば、対象物を捕捉部に捕捉させて体外へ出す操作の回数を低減することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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