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公開番号
2025030462
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023135776
出願日
2023-08-23
発明の名称
免疫担当細胞、治療剤、DNA、及びベクター
出願人
学校法人藤田学園
,
国立大学法人東海国立大学機構
,
社会医療法人創和会
代理人
個人
,
個人
主分類
C12N
15/62 20060101AFI20250228BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】本発明の課題は、メフリンを標的とした、新規な腫瘍治療技術を提供することである。
【解決手段】本発明は、細胞の表面に抗メフリン一本鎖抗体を発現させた免疫担当細胞であって、前記抗メフリン一本鎖抗体の軽鎖可変領域が、配列番号6に記載のアミノ酸配列からなり、前記抗メフリン一本鎖抗体の重鎖可変領域が、配列番号8に記載のアミノ酸配列からなる、免疫担当細胞を提供する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞の表面に抗メフリン一本鎖抗体を発現させた免疫担当細胞であって、
前記抗メフリン一本鎖抗体の軽鎖可変領域が、配列番号6に記載のアミノ酸配列からなり、
前記抗メフリン一本鎖抗体の重鎖可変領域が、配列番号8に記載のアミノ酸配列からなる、
免疫担当細胞。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記抗メフリン一本鎖抗体が、前記軽鎖可変領域、リンカー、及び前記重鎖可変領域をこの順で含み、
前記リンカーが、配列番号7に記載のアミノ酸配列からなる、
請求項1に記載の免疫担当細胞。
【請求項3】
前記細胞がT細胞である、請求項1に記載の免疫担当細胞。
【請求項4】
腫瘍を処置するための治療剤であって、
前記治療剤が請求項1から3のいずれかに記載の免疫担当細胞を含み、
前記腫瘍が、メフリン陽性である肉腫である、
治療剤。
【請求項5】
DNAであって、
前記DNAが、CD8αのシグナルペプチドをコードする塩基配列と、
抗メフリン一本鎖抗体をコードする塩基配列と、
CD8αのヒンジをコードする塩基配列と、
CD8αの膜貫通ドメインをコードする塩基配列と、
4-1BBの細胞内ドメインをコードする塩基配列と、
CD3ζの細胞内ドメインをコードする塩基配列と、
をこの順で含み、
前記抗メフリン一本鎖抗体の軽鎖可変領域が、配列番号2に記載の塩基酸配列からなり、
前記抗メフリン一本鎖抗体の重鎖可変領域が、配列番号4に記載の塩基酸配列からなる、
DNA。
【請求項6】
請求項5に記載のDNAが組み込まれたベクター。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、免疫担当細胞、治療剤、DNA、及びベクターに関する。
続きを表示(約 940 文字)
【背景技術】
【0002】
メフリン(Immunoglobulin superfamily containing leucine-rich repeat、ISLR)は、間葉系幹細胞に特異的に発現するタンパク質である。メフリンは、例えば、細胞の未分化性の維持や、様々な臓器の組織修復において重要な役割を果たすことが知られる。
【0003】
また、肉腫に対して、抗メフリン抗体と細胞傷害剤との抗体-薬物コンジュゲートが抗腫瘍効果を奏することが報告されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/157601号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
他方で、メフリンを標的とした、より有効な腫瘍治療に対するニーズがある。
【0006】
本発明は以上の実情に鑑みてなされたものであり、メフリンを標的とした、新規な腫瘍治療技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、CAR-T細胞療法において、キメラ抗原受容体として所定の抗メフリン一本鎖抗体を導入することで上記課題を解決できる点を見出し、本発明を完成するに至った。より具体的には、本発明は以下を提供する。
【0008】
(1) 細胞の表面に抗メフリン一本鎖抗体を発現させた免疫担当細胞であって、
前記抗メフリン一本鎖抗体の軽鎖可変領域が、配列番号6に記載のアミノ酸配列からなり、
前記抗メフリン一本鎖抗体の重鎖可変領域が、配列番号8に記載のアミノ酸配列からなる、
免疫担当細胞。
【0009】
(2) 前記抗メフリン一本鎖抗体が、前記軽鎖可変領域、リンカー、及び前記重鎖可変領域をこの順で含み、
前記リンカーが、配列番号7に記載のアミノ酸配列からなる、
(1)に記載の免疫担当細胞。
【0010】
(3) 前記細胞がT細胞である、(1)に記載の免疫担当細胞。
(【0011】以降は省略されています)
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