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公開番号2025093353
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023208943
出願日2023-12-12
発明の名称PLCシステムの通信設定方法およびPLCシステム
出願人株式会社ジェイテクト
代理人弁理士法人明成国際特許事務所
主分類H04W 84/12 20090101AFI20250617BHJP(電気通信技術)
要約【課題】産業用設備において制御のための信号の送受信に無線通信を用いた場合であっても、製造工程が滞ることを低減する。
【解決手段】PLCシステムは、LAN通信可能な対象PLCと、アクセスポイントと、情報端末機器と、を備え、対象PLCは、無線LANにおけるパケット通信のタイムアウト時間を設定するための通信パラメータ情報を記憶するメモリと、タイムアウト時間内にパケット通信が成功しない場合に、無線LAN通信をリセットするための通信リセット処理を行うプロセッサと、を有し、通信パラメータ情報は、タイムアウト時間を設定するためのタイムアウト時間情報を含み、PLCシステムの通信設定方法は、タイムアウト時間を決定する第1ステップと、決定したタイムアウト時間となるように通信パラメータ情報を決定する第2ステップと、決定した通信パラメータ情報を設定する第3ステップと、を有する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
PLCシステムの通信設定方法であって、
前記PLCシステムは、
LAN通信可能な対象PLCと、
前記対象PLCに無線LANを介して接続されたアクセスポイントと、
前記無線LANを介して接続されるLAN通信可能な情報端末機器と、を備え、
前記対象PLCは、
前記無線LANにおけるパケット通信のタイムアウト時間を設定するための通信パラメータ情報を記憶するメモリと、
前記タイムアウト時間内に前記パケット通信が成功しない場合に、無線LAN通信をリセットするための通信リセット処理を行うプロセッサと、を有し、
前記通信パラメータ情報は、前記タイムアウト時間を設定するためのタイムアウト時間情報を含み、
前記PLCシステムの通信設定方法は、
前記タイムアウト時間を決定する第1ステップと、
決定した前記タイムアウト時間となるように前記通信パラメータ情報を決定する第2ステップと、
決定した前記通信パラメータ情報を設定する第3ステップと、を有する、PLCシステムの通信設定方法。
続きを表示(約 2,900 文字)【請求項2】
請求項1に記載のPLCシステムの通信設定方法であって、
前記PLCシステムは、前記対象PLCとは異なる他のPLCであって、LAN通信可能な他のPLCをさらに備え、
前記タイムアウト時間は、
前記対象PLCを用いた製造工程に用いられる制御情報に対応付けられた第1タイムアウト時間情報であって、前記制御情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第1タイムアウト時間を設定するための第1タイムアウト時間情報と、
前記製造工程の稼働情報に対応付けられた第2タイムアウト時間情報であって、前記稼働情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第2タイムアウト時間を設定するための第2タイムアウト時間情報と、を含み、
前記第2ステップにおいて、前記第2タイムアウト時間が前記第1タイムアウト時間よりも長い時間となるように前記通信パラメータ情報を決定する、PLCシステムの通信設定方法。
【請求項3】
請求項2に記載のPLCシステムの通信設定方法であって、
前記アクセスポイントは、インターネットと接続されており、
前記制御情報は、前記対象PLCと、前記他のPLCとの間で通信される情報であり、
前記稼働情報は、前記対象PLCと、前記情報端末機器との間で通信される情報であり、
前記通信パラメータ情報は、前記対象PLCと、前記インターネットに接続されているサーバとの間で通信されるサーバ情報に対応付けられた第3タイムアウト時間情報であって、前記サーバ情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第3タイムアウト時間を設定するための第3タイムアウト時間情報をさらに含み、
前記第2ステップでは、前記第3タイムアウト時間を前記第2タイムアウト時間よりも長い時間にさらに決定し、
前記第3ステップでは、決定した前記第3タイムアウト時間となるように前記通信パラメータ情報をさらに設定する、PLCシステムの通信設定方法。
【請求項4】
請求項2に記載のPLCシステムの通信設定方法であって、
前記第1ステップの前に、予め定められた測定期間における全ての前記パケット通信のそれぞれのパケット通信における最初のパケット送信からパケット通信成功までの受信所要時間の実測データを取得する取得ステップをさらに有し、
前記第1ステップでは、前記実測データを用いて統計的に前記第1タイムアウト時間を決定する、PLCシステムの通信設定方法。
【請求項5】
請求項2に記載のPLCシステムの通信設定方法であって、
前記第1ステップの前に、前記無線LANにおける通信量を取得する取得ステップをさらに有し、
前記第1ステップでは、前記無線LANにおける通信量と、前記パケット通信における最初のパケット送信からパケット通信成功までの受信所要時間の最大値である最大受信所要時間との予め求められた予測式を用いて、取得した前記無線LANにおける通信量に対応する前記最大受信所要時間を用いて前記第1タイムアウト時間を決定する、PLCシステムの通信設定方法。
【請求項6】
請求項4に記載のPLCシステムの通信設定方法であって、
前記アクセスポイントは、インターネットと接続されており、
前記制御情報は、前記対象PLCと前記他のPLCとの間で通信される情報であり、
前記稼働情報は、前記対象PLCと前記情報端末機器との間で通信される情報であり、
前記通信パラメータ情報は、前記対象PLCと、前記インターネットに接続されているサーバとの間で通信されるサーバ情報に対応付けられた第3タイムアウト時間情報であって、前記サーバ情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第3タイムアウト時間を設定するための第3タイムアウト時間情報をさらに含み、
前記取得ステップでは、前記制御情報の通信量と、前記稼働情報の通信量と、前記サーバ情報の通信量とのそれぞれを取得し、
前記PLCシステムの通信設定方法は、
前記取得ステップと前記第1ステップとの間に行われる、前記無線LANにおける通信量は、予め定められた基準通信量よりも小さいか否かを判断する第1判断ステップと、
前記第1判断ステップにおいて、前記無線LANにおける通信量が前記基準通信量以上であると判断した場合、前記サーバ情報の通信を制限することを決定する第4ステップと、をさらに有し、
前記第1判断ステップにおいて、前記無線LANにおける通信量が前記基準通信量より小さいと判断した場合、前記第1ステップと、前記第2ステップと、前記第3ステップとを行う、PLCシステムの通信設定方法。
【請求項7】
請求項6に記載のPLCシステムの通信設定方法であって、
前記第4ステップの後に行われる、前記制御情報の通信量と、前記稼働情報の通信量との合計通信量が、前記基準通信量よりも小さいか否かを判断する第2判断ステップと、
前記第2判断ステップにおいて、前記合計通信量が、前記基準通信量以上であると判断した場合、
前記制御情報の通信量は、前記稼働情報の通信量よりも小さいか否かを判断する第3判断ステップと、
前記第3判断ステップにおいて、前記制御情報の通信量は、前記稼働情報の通信量よりも小さいと判断した場合、前記制御情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいか否かを判断する第4判断ステップと、
前記第4判断ステップにおいて、前記制御情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいと判断した場合、前記制御情報の通信に無線LANを用いるとともに、前記稼働情報の通信に有線LANを用いることを決定する第5ステップと、
前記第3判断ステップにおいて、前記制御情報の通信量は、前記稼働情報の通信量以上であると判断した場合、前記稼働情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいか否かを判断する第5判断ステップと、
前記第5判断ステップにおいて、前記稼働情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいと判断した場合、前記制御情報の通信に有線LANを用いるとともに、前記稼働情報の通信に無線LANを用いることを決定する第6ステップと、をさらに有する、PLCシステムの通信設定方法。
【請求項8】
PLCシステムであって、
LAN通信可能な対象PLCと、
前記対象PLCと無線LANを介して接続されたアクセスポイントと、を備え、
前記対象PLCは、
前記無線LANにおけるパケット通信のタイムアウト時間を設定するための通信パラメータ情報を記憶するメモリと、
前記タイムアウト時間内に前記パケット通信が成功しない場合に、無線LAN通信をリセットするための通信リセット処理を行うプロセッサと、を有し、
前記通信パラメータ情報は、前記タイムアウト時間を設定するためのタイムアウト時間情報を含む、PLCシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、PLCシステムの通信設定方法およびPLCシステムに関する。
続きを表示(約 6,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、産業用設備として、PLC(Programmable Logic Controller)とPLCとの間やPLCと情報処理装置との間などでネットワークを介した情報のやりとりが行われている。さらに、省配線化のため、これらの通信について、無線通信が試みられている。例えば、特許文献1に記載のシステムでは、PLCに接続されている情報処理装置とメンテナンスセンターとの間で無線通信が行われる。
【0003】
近年、産業用ネットワークとして、標準の無線LAN(Local Area Network)を用いることができる。無線LAN通信では、タイムアウト時間内にパケット通信が成功しない場合、通信リセット処理が実行される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-330229号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
産業用設備において、制御のための信号の送受信に無線通信を用いた場合に、通信リセット処理が頻発すると、通信リセット処理が実行されている期間、無線LAN通信が停止されるため、製造工程が滞るおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0007】
(1)本開示の第1形態によれば、PLCシステムの通信設定方法が提供される。前記PLCシステムは、LAN通信可能な対象PLCと、前記対象PLCに無線LANを介して接続されたアクセスポイントと、前記無線LANを介して接続されるLAN通信可能な情報端末機器と、を備える。前記対象PLCは、前記無線LANにおけるパケット通信のタイムアウト時間を設定するための通信パラメータ情報を記憶するメモリと、前記タイムアウト時間内に前記パケット通信が成功しない場合に、無線LAN通信をリセットするための通信リセット処理を行うプロセッサと、を有する。前記通信パラメータ情報は、前記タイムアウト時間を設定するためのタイムアウト時間情報を含む。前記PLCシステムの通信設定方法は、前記タイムアウト時間を決定する第1ステップと、決定した前記タイムアウト時間となるように前記通信パラメータ情報を決定する第2ステップと、決定した前記通信パラメータ情報を設定する第3ステップと、を有する。この形態によれば、タイムアウト時間を適切に設定することにより、通信リセット処理を起こりにくくすることができる。よって、製造工程が滞ることを抑制することができる。
(2)上記形態のPLCシステムの通信設定方法において、前記PLCシステムは、前記対象PLCとは異なる他のPLCであって、LAN通信可能な他のPLCをさらに備え、前記タイムアウト時間は、前記対象PLCを用いた製造工程に用いられる制御情報に対応付けられた第1タイムアウト時間情報であって、前記制御情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第1タイムアウト時間を設定するための第1タイムアウト時間情報と、前記製造工程の稼働情報に対応付けられた第2タイムアウト時間情報であって、前記稼働情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第2タイムアウト時間を設定するための第2タイムアウト時間情報と、を含み、前記第2ステップにおいて、前記第2タイムアウト時間が前記第1タイムアウト時間よりも長い時間となるように前記通信パラメータ情報を決定してもよい。この形態によれば、稼働情報に対応する第2タイムアウト時間を、制御情報に対応する第1タイムアウト時間よりも長く設定することにより、通信リセット処理を起こりにくくすることができる。そして、制御情報に対応する第1タイムアウト時間を、稼働情報に対応する第2タイムアウト時間よりも短く設定することにより、制御情報の通信での異常が発生した場合に、通信リセット処理を早期に実行できる。通信リセット処理を起こりにくくするとともに、製造工程の工程時間に直接影響する通信の異常については早期に復旧させることにより、製造工程が滞ることを抑制することができる。
(3)上記形態のPLCシステムの通信設定方法において、前記アクセスポイントは、インターネットと接続されており、前記制御情報は、前記対象PLCと、前記他のPLCとの間で通信される情報であり、前記稼働情報は、前記対象PLCと、前記情報端末機器との間で通信される情報であり、前記通信パラメータ情報は、前記対象PLCと、前記インターネットに接続されているサーバとの間で通信されるサーバ情報に対応付けられた第3タイムアウト時間情報であって、前記サーバ情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第3タイムアウト時間を設定するための第3タイムアウト時間情報をさらに含み、前記第2ステップでは、前記第3タイムアウト時間を前記第2タイムアウト時間よりも長い時間にさらに決定し、前記第3ステップでは、決定した前記第3タイムアウト時間となるように前記通信パラメータ情報をさらに設定してもよい。この形態によれば、PLCシステムにおいて、サーバ情報の通信が行われる場合に、サーバ情報に対応する第3タイムアウト時間を、稼働情報に対応する第2タイムアウト時間よりも長く設定することにより、通信リセット処理を起こりにくくすることができる。よって、PLCシステムにおいて、サーバ情報の通信が行われる場合にも、製造工程が滞ることを抑制することができる。
(4)上記形態のPLCシステムの通信設定方法において、前記第1ステップの前に、予め定められた測定期間における全ての前記パケット通信のそれぞれのパケット通信における最初のパケット送信からパケット通信成功までの受信所要時間の実測データを取得する取得ステップをさらに有し、前記第1ステップでは、前記実測データを用いて統計的に前記第1タイムアウト時間を決定してもよい。この形態によれば、受信所要時間の実際のバラツキを含めて第1タイムアウト時間が決定されるため、通信リセット処理を起こりにくくすることができる。
(5)上記形態のPLCシステムの通信設定方法において、前記第1ステップの前に、前記無線LANにおける通信量を取得する取得ステップをさらに有し、前記第1ステップでは、前記無線LANにおける通信量と、前記パケット通信における最初のパケット送信からパケット通信成功までの受信所要時間の最大値である最大受信所要時間との予め求められた予測式を用いて、取得した前記無線LANにおける通信量に対応する前記最大受信所要時間を用いて前記第1タイムアウト時間を決定してもよい。この形態によれば、取得した通信量を用いて、第1タイムアウト時間を簡便に決定することができる。
(6)上記形態のPLCシステムの通信設定方法において、前記アクセスポイントは、インターネットと接続されており、前記制御情報は、前記対象PLCと前記他のPLCとの間で通信される情報であり、前記稼働情報は、前記対象PLCと前記情報端末機器との間で通信される情報であり、前記通信パラメータ情報は、前記対象PLCと、前記インターネットに接続されているサーバとの間で通信されるサーバ情報に対応付けられた第3タイムアウト時間情報であって、前記サーバ情報の通信に用いられる前記タイムアウト時間である第3タイムアウト時間を設定するための第3タイムアウト時間情報をさらに含み、前記取得ステップでは、前記制御情報の通信量と、前記稼働情報の通信量と、前記サーバ情報の通信量とのそれぞれを取得し、前記PLCシステムの通信設定方法は、前記取得ステップと前記第1ステップとの間に行われる、前記無線LANにおける通信量は、予め定められた基準通信量よりも小さいか否かを判断する第1判断ステップと、前記第1判断ステップにおいて、前記無線LANにおける通信量が前記基準通信量以上であると判断した場合、前記サーバ情報の通信を制限することを決定する第4ステップと、をさらに有し、前記第1判断ステップにおいて、前記無線LANにおける通信量が前記基準通信量より小さいと判断した場合、前記第1ステップと、前記第2ステップと、前記第3ステップとを行ってもよい。この形態によれば、サーバ情報の通信が行われる場合に、第1判断ステップを行うことにより、無線LANの全体の通信量が無線LAN通信を円滑に行うことができる程度に小さいか否かを判断することができる。第4ステップを行うことにより、無線LANの全体の通信量が無線LAN通信を円滑に行うことが難しい程度に大きい場合にサーバ情報の通信を制限することができる。これにより、無線LANの全体の通信量を適切に管理し、製造工程が滞ることを抑制することができる。
(7)上記形態のPLCシステムの通信設定方法において、前記第4ステップの後に行われる、前記制御情報の通信量と、前記稼働情報の通信量との合計通信量が、前記基準通信量よりも小さいか否かを判断する第2判断ステップと、前記第2判断ステップにおいて、前記合計通信量が、前記基準通信量以上であると判断した場合、前記制御情報の通信量は、前記稼働情報の通信量よりも小さいか否かを判断する第3判断ステップと、前記第3判断ステップにおいて、前記制御情報の通信量は、前記稼働情報の通信量よりも小さいと判断した場合、前記制御情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいか否かを判断する第4判断ステップと、前記第4判断ステップにおいて、前記制御情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいと判断した場合、前記制御情報の通信に無線LANを用いるとともに、前記稼働情報の通信に有線LANを用いることを決定する第5ステップと、前記第3判断ステップにおいて、前記制御情報の通信量は、前記稼働情報の通信量以上であると判断した場合、前記稼働情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいか否かを判断する第5判断ステップと、前記第5判断ステップにおいて、前記稼働情報の通信量は、前記基準通信量よりも小さいと判断した場合、前記制御情報の通信に有線LANを用いるとともに、前記稼働情報の通信に無線LANを用いることを決定する第6ステップと、をさらに有していてもよい。この形態によれば、サーバ情報の通信を制限した状態での無線LANの全体の通信量が無線LAN通信を円滑に行うことが難しい程度に大きい場合に、制御情報と稼働情報との何れかの無線LAN通信を制限することができる。これにより、無線LANの全体の通信量を適切に管理し、製造工程が滞ることを抑制することができる。
(8)本開示の第2形態によれば、PLCシステムが提供される。このPLCシステムは、LAN通信可能な対象PLCと、前記対象PLCに無線LANを介して接続されたアクセスポイントと、を備え、前記対象PLCは、前記無線LANにおけるパケット通信のタイムアウト時間を設定するための通信パラメータ情報を記憶するメモリと、前記タイムアウト時間内に前記パケット通信が成功しない場合に、無線LAN通信をリセットするための通信リセット処理を行うプロセッサと、を有し、前記通信パラメータ情報は、前記タイムアウト時間を設定するためのタイムアウト時間情報を含む。この形態によれば、タイムアウト時間を適切に設定することにより、通信リセット処理を起こりにくくすることができる。よって、製造工程が滞ることを抑制することができる。
本開示は、種々の形態で実現することが可能であり、上記形態の他に、例えば設定プログラムなどの形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
PLCシステムの構成を示す図である。
対象PLCが無線LANを通じて通信する情報を説明する図である。
無線LANにおけるパケットの送受信を説明する図である。
通信パラメータ情報を説明する図である。
通信パラメータ設定処理の手順を示すフローチャートである。
LANの通信量を計測する場合の測定システムを示す図である。
ステップS10にて作成されるヒストグラムの例である。
タイムアウト時間が同じになる、リトライ回数とインターバル時間との関係を示す図である。
第2実施形態の通信システム設定処理の手順を示す前半のフローチャートである。
第2実施形態の通信システム設定処理の手順を示す後半のフローチャートである。
タイムアウト時間を決定するための予測式を説明する図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
A.第1実施形態:
図1は、PLCシステム1の構成を示す図である。図1に示すように、PLCシステム1は、AP10と、複数の無線子機20と、複数のPLC30と、複数の設備40と、情報端末機器70とを備える。AP10は、図示しないモデムを介してインターネットINTに接続されている。サーバ80は、インターネットINTに接続されている。各PLC30は、別のPLC30とLAN通信可能に接続されている。また、各PLC30は、情報端末機器70とLAN通信可能に接続されている。ここで、LAN通信可能に接続されているとは、有線LANと無線LANとのいずれの通信も可能であることをいう。また、各PLC30は、インターネットINTを介して、サーバ80と通信可能に接続されている。
【0010】
設備40は、NC装置42と、周辺機器44と、制御盤46と、操作盤47とを有する。NC装置42は、例えばサーボモータなどの数値制御されるNC(numerical control)装置である。NC装置42は、制御盤46から送信される制御信号に従って動作する。周辺機器44は、例えばセンサーなどを含む。周辺機器44は、PLC30からの制御信号に従って動作するとともに、周辺機器44に含まれるセンサーから出力される出力信号を出力する。操作盤47は、表示部48および図示しない操作ボタンを有する。操作盤47は、設備40の稼働状況を表示部48に表示し、操作ボタンを介して設備40への操作を受け付ける。制御盤46は、操作盤47が有する操作ボタンによる入力やセンサーからの信号を受けて、NC装置を制御する。
(【0011】以降は省略されています)

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