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公開番号
2025093334
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023208910
出願日
2023-12-12
発明の名称
ラグスクリューボルトの施工方法
出願人
株式会社トーネジ
代理人
個人
,
個人
主分類
F16B
35/00 20060101AFI20250617BHJP(機械要素または単位;機械または装置の効果的機能を生じ維持するための一般的手段)
要約
【課題】埋設用工具への負荷が大きくなる大型のラグスクリューボルトを下穴に埋設する埋設作業が容易になるラグスクリューボルトの施工方法を提供する。
【解決手段】下穴Q1の底部側に所定長さより短い固定ラグスクリューボルトP1を埋設する。その後、軸心部が貫通した連結ラグスクリューボルトP2を埋設する。下穴Q1内で所定長さのラグスクリューボルトPを構成する。固定ボルトRを固定ラグスクリューボルトP1に固定する。下穴Q1内に埋設された所定長さのラグスクリューボルトPを一体化する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
木材に開穿した下穴に埋設する六角頭部のないボルト本体と、ボルト本体の先端部から後端部に至るネジ山と、ボルト本体の後端部から軸心部に沿って形成された雌ねじ部と、ボルト本体の後端部の位置に凹設され埋設用工具を連結する角穴と、が形成されたラグスクリューボルトの施工方法であって、所定長さのラグスクリューボルトを埋設する下穴の底部側に、所定長さより短い固定ラグスクリューボルトを埋設した後、軸心部にボルト挿通孔を備えた連結ラグスクリューボルトを埋設して下穴内で所定長さのラグスクリューボルトを構成する埋設工程と、連結ラグスクリューボルトに固定ボルトを通して固定ラグスクリューボルトに連結し、下穴内に埋設された所定長さのラグスクリューボルトを一体化する連結工程と、を備えたことを特徴とするラグスクリューボルトの施工方法。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記固定ラグスクリューボルトは、前記ボルト本体の後端部から内部に向けて有底筒状又は筒状の雌ねじ部が形成され、前記連結ラグスクリューボルトは、前記雌ねじ部に代えて前記固定ボルトを挿通するボルト挿通孔が形成された請求項1記載のラグスクリューボルトの施工方法。
【請求項3】
前記固定ラグスクリューボルトと前記連結ラグスクリューボルトは、前記ボルト本体の軸心部を貫通する筒状の内側面全面又は一部の内側面に雌ねじ部が形成された請求項1記載のラグスクリューボルトの施工方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラグスクリューボルトを木材に埋設する際に、必要な長さや径に合わせてラグスクリューボルトを埋設することができるラグスクリューボルトの施工方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
六角頭部のないラグスクリューボルトは、たとえば特許文献1に記載された直交集成板Q(CLT)の連結方法などに用いられている。このラグスクリューボルトLは、ネジ山の谷径寸法を下穴Q1の内径寸法と一致するように形成したもので、木・鋼ハイブリッド構造の直交集成板Q(CLT)と鋼材Pとの連結に接着剤を一切使用せずに連結できる効果がある。しかも、一般の六角頭部があるラグスクリューボルトを使用する場合のように、木材の座掘りやエポキシ樹脂の充填などの手間を要する作業が不要になり、木・鋼ハイブリッド構造の工期短縮に極めて有効な部品である。
【0003】
このラグスクリューボルトを下穴Q1に埋設する作業に使用する専用の取付け治具が特許文献2に記載されている。この取付け治具は、ラグスクリューボルトLの端部の雌ねじ部L3に連結する締付ボルト体1と、この締付ボルト体1をラグスクリューボルトの雌ねじ部L3から取り外す際に使用する保持筒体2と、下穴Q1の開口部に当接する当板3とを備えたものである。
【0004】
この取付け治具の使用方法は、締付ボルト体1に保持筒体2と当板3とを装着した状態でラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3に締付ボルト体1をねじ止めする。そして、この締付ボルト体1を回転して当板3が下穴Q1の開口端部に当接するまでラグスクリューボルトLを埋設する。その後、埋設したラグスクリューボルトLの雌ねじ部L3から締付ボルト体1を取り外す際に、保持筒体2をスパナ等で固定しながら締付ボルト体1を取り外すように構成したものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6986764号公報
特許第6923984号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1に示すラグスクリューボルトは、六角頭部を有するラグスクリューボルトのように、木材の座掘りやエポキシ樹脂の充填作業が不要なので、作業工程を簡略化できる。ところが、ラグスクリューボルトLの端部に凹設された雌ネジ部3に締付用のボルトをネジ止めし、このボルトを回転して下穴Q1にラグスクリューボルトLを埋設すると、ボルトのネジ山がラグスクリューボルトLの雌ネジ部3に食い込んで緊締した状態になる。その結果、締付用のボルトを逆回転して抜き取る際に、このボルトと共にラグスクリューボルトLが抜けてしまう不都合が生じていた。
【0007】
そのため、六角頭部のないラグスクリューボルトLを埋設する際に、特許文献2に示す専用の取付け治具を使用する必要があった。すなわち、締付ボルト体1を取り外す際に、保持筒体2をスパナ等で固定しながら締付ボルト体1を取り外すことになる。したがって、六角頭部のないラグスクリューボルトLは、特殊な専用工具を使用する必要があるので、六角頭部を有するラグスクリューボルトのように、通常の埋設用工具のみでラグスクリューボルトLを埋設することは困難であった。
【0008】
しかも、六角頭部のないラグスクリューボルトLの埋設作業は、専用工具を使用するため、埋設する深さは下穴Q1の開口部までが限界になっており、下穴Q1の深部に至るまで埋設することは困難であった。そのため、ラグスクリューボルトLの利用範囲が限られる不都合もあった。
【0009】
更に、木・鋼ハイブリッド構造のビルなどの使用により、ラグスクリューボルトLが大型化する傾向がある。ところが、大型のラグスクリューボルトLを下穴Q1に埋設するには、インパクトレンチ等の埋設用工具に大きな負荷がかかることになる。したがって、大型のラグスクリューボルトLを連続して何本も埋設する現場では、埋設用工具が故障してしまうおそれがあった。
【0010】
そのため、大型のラグスクリューボルトLを下穴Q1に埋設する場合、複数の埋設工具を用意して交互に使用したり、埋設用工具が冷えるまで時間を空けて順次埋設したりしている。
(【0011】以降は省略されています)
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