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公開番号
2025093210
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208815
出願日
2023-12-11
発明の名称
画像読取装置およびその制御方法、プログラム、記憶媒体
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
1/04 20060101AFI20250616BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】搬送ローラの誤差に起因する搬送誤差成分を正確に取得する画像読取装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体を提供する。
【解決手段】原稿を搬送して読み取る画像読取装置であって、原稿の搬送方向に交差する方向に千鳥状に複数のラインイメージセンサ106が配置され、また、ラインイメージセンサの原稿搬送方向上流側と下流側には2本の搬送ローラが配置され、制御手段が、2本のローラの搬送速度の誤差を、ドットパターン401が描かれた原稿110をイメージセンサで読み取ることで検出する場合に、搬送方向上流側に位置する搬送ローラの搬送速度の検出には搬送方向上流側に位置するイメージセンサで読み取った画像データを使い、搬送方向下流側に位置する搬送ローラの搬送速度の検出には搬送方向下流側に位置するイメージセンサで読み取った画像データを使うように制御する。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
原稿を搬送して該原稿を読み取る画像読取装置であって、
前記原稿の搬送方向に交差する方向に沿って複数配置された複数のラインイメージセンサであって、前記搬送方向に所定量ずつ互い違いにズレて千鳥状に配置されたラインイメージセンサと、
前記複数のラインイメージセンサに対して、前記原稿の搬送方向上流側に配置された上流側ローラと、
前記原稿の搬送方向下流側に配置された下流側ローラと、
前記上流側ローラと下流側ローラの搬送誤差を検出する検出パターンが形成された原稿を前記複数のラインイメージセンサで読み取って搬送誤差を検出する場合に、前記上流側ローラのみで搬送される前記原稿の第1の領域については、前記千鳥状に配置されたラインイメージセンサのうちの前記上流側ローラの近くに配置されたラインイメージセンサの読み取りデータを用いて搬送誤差を検出し、前記下流側ローラのみで搬送される前記原稿の第3の領域については、前記千鳥状に配置されたラインイメージセンサのうちの前記下流側ローラの近くに配置されたラインイメージセンサの読み取りデータを用いて搬送誤差を検出するように制御する制御手段と、
を備えることを特徴とする画像読取装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記制御手段は、前記複数のラインイメージセンサで読み取った前記検出パターンの読み取りデータから、前記第1の領域については、前記上流側ローラの近くに配置されたラインイメージセンサで読み取ったデータを選択して搬送誤差を検出し、前記第3の領域については、前記下流側ローラの近くに配置されたラインイメージセンサで読み取ったデータを選択して搬送誤差を検出するように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項3】
前記制御手段は、前記第1の領域の検出パターンを読み取る場合には、前記千鳥状に配置されたラインイメージセンサのうちの前記上流側ローラの近くに配置されたラインイメージセンサを選択して読み取り、前記第3の領域の検出パターンを読み取る場合には、前記千鳥状に配置されたラインイメージセンサのうちの前記下流側ローラの近くに配置されたラインイメージセンサを選択して読み取るように制御することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項4】
前記上流側ローラと前記下流側ローラの両方で搬送される前記原稿の第2の領域については、前記ラインイメージセンサは、前記上流側ローラまたは前記下流側ローラの円周の1周分以上の領域の前記検出パターンを読み取ることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項5】
前記第1の領域と前記第3の領域については、前記ラインイメージセンサは、前記上流側ローラまたは前記下流側ローラの円周よりも短い領域の前記検出パターンを読み取ることを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
【請求項6】
前記制御手段は、前記第1の領域と前記第3の領域の、前記上流側ローラまたは前記下流側ローラの円周の長さに満たない領域の前記検出パターンのデータを、前記第2の領域について前記ラインイメージセンサで読み取ったデータにより補完することを特徴とする請求項5に記載の画像読取装置。
【請求項7】
前記制御手段は、前記第1の領域または前記第3の領域について読み取った前記検出パターンに基づく搬送誤差の変化と、前記第2の領域について読み取った前記検出パターンに基づく搬送誤差の変化との比率に基づいて、前記第1の領域と前記第3の領域の、前記上流側ローラまたは前記下流側ローラの円周の長さに満たない領域の前記検出パターンのデータを補完することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記第2の領域について読み取った前記検出パターンに、前記比率を乗算することにより、前記第1の領域と前記第3の領域の、前記上流側ローラまたは前記下流側ローラの円周の長さに満たない領域の前記検出パターンのデータを補完することを特徴とする請求項7に記載の画像読取装置。
【請求項9】
前記制御手段は、前記上流側ローラと前記下流側ローラの偏芯による搬送誤差を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
【請求項10】
前記制御手段は、前記上流側ローラと前記下流側ローラの直径の誤差による搬送誤差を検出することを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ラインイメージセンサを有する画像読取装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
大判原稿を読み取り可能な画像読取装置においては、原稿を読み取るラインイメージセンサに長尺なラインイメージセンサを用いるとコストが高くなるため、一般的には小サイズのラインイメージセンサ(以下、ラインセンサ)を複数用いる構成が採用されることが多い。ラインセンサを複数用いるため、各ラインセンサで読み取ったデータをつなぎ合わせる処理が必要となる。この際、原稿搬送ローラに偏芯があると、搬送誤差が生じ、つなぎ合わせる処理に誤差が生じる。
【0003】
図22は、複数のラインセンサを用いた画像読取装置の一般的な構成と読み取り例を示している。図22(a)に示すように、上流側ローラ107および下流側ローラ108により、原稿110を搬送し、千鳥状に配置された複数のラインセンサ106で読み取りを行う。そして、複数のラインセンサ106で読み取った結果をつなぎ位置113においてつなぎ合わせる処理を行う。このとき、上流側ローラ107および下流側ローラ108に偏芯があると、千鳥状に配置されたラインセンサ間の搬送方向の位置ずれ2001があることにより、つなぎ位置に誤差が生じる。
【0004】
例えば、ラインイメージセンサ106が一直線上に並んで配置されていれば、全てのラインイメージセンサに搬送ローラの搬送誤差が一様に作用するため、つなぎ位置の誤差は生じにくい。これに対し、ラインセンサ間に搬送方向の位置ずれ2001が存在すると、搬送方向における上流側のラインセンサの位置と下流側のラインセンサの位置で搬送量に差が出るため、つなぎ位置に誤差が生じる。
【0005】
具体的には、図20(b)に示すように、直線のパターン2002を読み取った際には、上流側ローラ107および下流側ローラ108の偏芯により、直線ごとにつなぎ位置のずれの大きさが異なる線2003として読み取られてしまう。
【0006】
この問題に対し、キャリブレーションという処理により、原稿搬送ローラの偏芯による読み取り時の誤差成分を前もって取得し、それを補正して正確なつなぎ合わせを実現する技術が知られている。
【0007】
特許文献1では、キャリブレーションを行うために、原稿に形成されたドットパターンを読み取り、読み取ったドットパターンの位置データに基づき、原稿搬送ローラの偏芯による誤差成分を取得している。
【0008】
特許文献1では、原稿搬送ローラの偏芯による搬送の誤差成分のほか、原稿搬送ローラの直径誤差による搬送の誤差成分についても、同様のドットパターンを読み取って取得している。これにより、原稿搬送ローラの偏芯や直径誤差による搬送の誤差成分を取得可能である。
【0009】
また、一般的なシートフィード方式の画像読取装置では、原稿110の搬送方向の上流側に配置された上流側ローラ107と下流側に配置された下流側ローラ108により原稿110を搬送する。そのため、原稿110の搬送形態としては上流側ローラのみでの搬送、下流側ローラのみでの搬送、上流側下流側の両方のローラでの搬送の3形態が存在する。各搬送形態で誤差の影響が異なるため、より高精度に原稿搬送ローラによる誤差成分を取得するためには、搬送形態ごとに誤差成分を取得する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2021-061563号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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