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公開番号2025093103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208628
出願日2023-12-11
発明の名称搬送装置
出願人村田機械株式会社
代理人個人
主分類B65G 1/04 20060101AFI20250616BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】吊下部材の異常を低コストで検出することができる搬送装置を提供する。
【解決手段】物品Fを支持する昇降部と、昇降部を上下方向に昇降させる昇降装置60と、を備え、昇降装置60は、昇降部を上下方向に昇降可能に支持する複数の吊下機構64と、吊下機構64の異常を検出する1つの検出装置63と、を備え、検出装置63は、検査光を投光する投光部90と、検査光を受光する受光部91と、を備え、各吊下機構64は、昇降部を吊り下げる吊下部材71と、吊下部材71の引張力に応じて伸縮する弾性部材73と、弾性部材73の伸縮に応じて上下方向に変位する遮光部74と、を備え、各遮光部74は、引張力が正常範囲内にある場合には検査光の光路LPから外れており、引張力が正常範囲内から正常範囲外に変化した場合には検査光の光路LP上に変位する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
物品を支持する昇降部と、
前記昇降部を上下方向に昇降させる昇降装置と、を備え、
前記昇降装置は、
前記昇降部を前記上下方向に昇降可能に支持する複数の吊下機構と、
前記吊下機構の異常を検出する1つの検出装置と、を備え、
前記検出装置は、
検査光を投光する投光部と、
前記検査光を受光する受光部と、を備え、
前記各吊下機構は、
前記昇降部を吊り下げる吊下部材と、
前記吊下部材の引張力に応じて伸縮する弾性部材と、
前記弾性部材の伸縮に応じて前記上下方向に変位する遮光部と、を備え、
前記各遮光部は、前記引張力が正常範囲内にある場合には前記検査光の光路から外れており、前記引張力が正常範囲内から正常範囲外に変化した場合には前記検査光の光路上に変位する、搬送装置。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
複数の前記吊下部材のそれぞれの一端には前記昇降部が接続され、複数の前記吊下部材のそれぞれの他端には重量バランスを調整する調整部が接続される、
請求項1に記載の搬送装置。
【請求項3】
前記各吊下機構は、前記昇降部に対して前記上下方向にスライド移動が可能なスライド部を備え、
前記スライド部には、前記吊下部材の一端が接続され、
前記弾性部材は、前記昇降部の一部と、前記スライド部の一部との間に設けられ、前記上下方向における前記スライド部と前記昇降部との相対的な位置関係に応じて収縮又は伸張し、
前記位置関係は、前記引張力の変動によって前記スライド部と前記昇降部とが相対的にスライド移動することで変化する、
請求項1に記載の搬送装置。
【請求項4】
前記昇降部は、
前記物品が載置される載置部と、
前記載置部の端部から上方に延びる第1部材と、
前記第1部材の上部から水平方向に延びた第2部材と、を備え、
前記スライド部は、
前記第2部材に形成された貫通孔に挿入され、前記上下方向に延在するシャフトと、
前記シャフトの上端に設けられ、前記吊下部材の端部を把持する把持部と、
前記シャフトの下端に設けられた受け部と、を備え、
前記弾性部材は、前記第2部材の下面と、前記受け部との間に設けられている、
請求項3に記載の搬送装置。
【請求項5】
前記引張力が前記正常範囲内にある場合には、前記弾性部材が自然長よりも収縮し、且つ、前記遮光部が前記検査光の光路の上方に位置し、
前記引張力が前記正常範囲内から正常範囲外に変化した場合には、前記弾性部材が伸張し、且つ、前記遮光部が前記検査光の光路上に向かって下方に変位する、
請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の搬送装置。
【請求項6】
前記検出装置は、前記第1部材の上端部に設けられ、
前記遮光部は、複数の前記把持部のそれぞれに設けられている、請求項4に記載の搬送装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、搬送装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、搬送対象を支持する昇降部と、昇降部を吊り下げ支持する一対の吊下部材(例えば、チェーン)と、各吊下部材に接続されるドグと、一対のリミットスイッチとを備えるスタッカークレーンが開示されている。このスタッカークレーンでは、吊下部材の異常(例えば、吊下部材の切断や伸び異常など)が発生した場合には、ドグが変位してリミットスイッチが動作する。これにより、吊下部材の異常が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許4093091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のスタッカークレーンでは、吊下部材の異常を検出するための装置を吊下部材ごとに設ける必要があるため、コストがかかる。なお、このような問題は、スタッカークレーンに限定されるものではなく、昇降部を複数の吊り下げ支持する搬送装置において共通する。
【0005】
本発明は、吊下部材の異常を低コストで検出することができる搬送装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様に係る搬送装置は、物品を支持する昇降部と、昇降部を上下方向に昇降させる昇降装置と、を備え、昇降装置は、昇降部を上下方向に昇降可能に支持する複数の吊下機構と、吊下機構の異常を検出する1つの検出装置と、を備え、検出装置は、検査光を投光する投光部と、検査光を受光する受光部と、を備え、各吊下機構は、昇降部を吊り下げる吊下部材と、吊下部材の引張力に応じて伸縮する弾性部材と、弾性部材の伸縮に応じて上下方向に変位する遮光部と、を備え、各遮光部は、引張力が正常範囲内にある場合には検査光の光路から外れており、引張力が正常範囲内から正常範囲外に変化した場合には検査光の光路上に変位する。
【発明の効果】
【0007】
本発明の態様に係る搬送装置では、複数の吊下部材の間で位相がずれた場合や少なくとも1つの吊下部材が破損した場合などの異常が発生した場合に、少なくとも1つの吊下部材の引張力が正常範囲外に変化し得る。その結果、変位した遮光部によって検査光が遮光され、搬送装置は、1つの検出装置で異常を検出する。これにより、異常を検出するにあたって、複数の検出装置を設ける必要がないため、低コストで異常を検出することができる。
【0008】
また、上記態様に係る搬送装置において、複数の吊下部材のそれぞれの一端には昇降部が接続され、複数の吊下部材のそれぞれの他端には重量バランスを調整する調整部が接続されてもよい。このような構成により、位相のずれが生じやすい有端の吊下部材について、より適切に異常を検出することができる。
【0009】
また、上記態様に係る搬送装置において、各吊下機構は、昇降部に対して上下方向にスライド移動が可能なスライド部を備え、スライド部には、吊下部材の一端が接続され、弾性部材は、昇降部の一部と、スライド部の一部との間に設けられ、上下方向におけるスライド部と昇降部との相対的な位置関係に応じて収縮又は伸張し、位置関係は、引張力の変動によってスライド部と昇降部とが相対的にスライド移動することで変化してもよい。このような構成により、異常を検出するために必要な部品の部品点数を従来よりも削減することができる。
【0010】
また、上記態様に係る搬送装置において、昇降部は、物品が載置される載置部と、載置部の端部から上方に延びる第1部材と、第1部材の上部から水平方向に延びた第2部材と、を備え、スライド部は、第2部材に形成された貫通孔に挿入され、上下方向に延在するシャフトと、シャフトの上端に設けられ、吊下部材の端部を把持する把持部と、シャフトの下端に設けられた受け部と、を備え、弾性部材は、第2部材の下面と、受け部との間に設けられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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