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公開番号
2025091991
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207598
出願日
2023-12-08
発明の名称
水性塗料組成物
出願人
日本ペイント・インダストリアルコーティングス株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C09D
133/00 20060101AFI20250612BHJP(染料;ペイント;つや出し剤;天然樹脂;接着剤;他に分類されない組成物;他に分類されない材料の応用)
要約
【課題】本開示は、強度と水遮断性(耐水性)の両方を満足できる塗膜を実現可能な水性塗料組成物の提供を目的とし、好ましくは、窯業建材の加工部においても、密着性、水遮断性、耐凍結融解性及び耐ブロッキング性の良好な塗膜を実現可能な水性塗料組成物の提供を目的とする。
【解決手段】本開示の水性塗料組成物は、塗膜形成樹脂(A)、シランカップリング剤(B)及び無機含浸材料(C)を含み、
前記塗膜形成樹脂(A)は、アクリル樹脂水分散体(A1)を含み、
前記アクリル樹脂水分散体(A1)中のアクリル樹脂における、スチレンに由来する単位の含有率は、5質量%以上であり、
前記アクリル樹脂水分散体(A1)中のアクリル樹脂の固形分酸価は、10mgKOH/g以上であり、
前記無機含浸材料(C)は、コロイダルシリカ(C1)及びケイ酸金属塩(C2)から選ばれる1種又は2種以上を含む。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
塗膜形成樹脂(A)、シランカップリング剤(B)及び無機含浸材料(C)を含み、
前記塗膜形成樹脂(A)は、アクリル樹脂水分散体(A1)を含み、
前記アクリル樹脂水分散体(A1)中のアクリル樹脂における、スチレンに由来する単位の含有率は、5質量%以上であり、
前記アクリル樹脂水分散体(A1)中のアクリル樹脂の固形分酸価は、10mgKOH/g以上であり、
前記無機含浸材料(C)は、コロイダルシリカ(C1)及びケイ酸金属塩(C2)から選ばれる1種又は2種以上を含む、
水性塗料組成物。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記アクリル樹脂水分散体(A1)中のアクリル樹脂のガラス転移温度は、-10℃以上10℃以下である、請求項1に記載の水性塗料組成物。
【請求項3】
前記シランカップリング剤(B)は、エポキシ基含有シランカップリング剤(B1)を含む、請求項1に記載の水性塗料組成物。
【請求項4】
前記コロイダルシリカ(C1)中のシリカの粒子径は、4nm以上150nm以下である、請求項1に記載の水性塗料組成物。
【請求項5】
前記コロイダルシリカ(C1)は、中性タイプ又は塩基性タイプである、請求項1に記載の水性塗料組成物。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の水性塗料組成物から形成される塗膜であって、最低造膜温度が、-30℃以上20℃以下である塗膜。
【請求項7】
被塗物と、該被塗物上に形成された請求項6に記載の塗膜とを含む、窯業建材。
【請求項8】
被塗物上に、請求項1~5のいずれか1項に記載の水性塗料組成物を塗布して、シーラー層を得る工程を含む、シーラー層の製造方法。
【請求項9】
被塗物に、請求項1~5のいずれか1項に記載の水性塗料組成物を塗布し、前記被塗物上にシーラー層を形成して、被塗物と、該被塗物上に形成されたシーラー層とを含む窯業建材を得る工程を含む、窯業建材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水性塗料組成物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
建築物の外壁材としては、意匠性、耐久性、コスト等の面から、ケイ酸カルシウム板、木片セメント板、軽量気泡コンクリート板等の無機材料を板状に成形した窯業建材(基材ともいう)が用いられている。
【0003】
これら窯業建材は、通常、セメントや無機フィラー等を主成分とする原料スラリーから、抄造法、注型法、圧縮法、押出し法等により板状に成型し、乾燥(養生・硬化)させて基材を得た後、用途に応じた大きさや形状に該基材を刃物切削し、更に、所望の着色及び意匠性を付与するため、或いは、水遮断性、耐候性、耐ブロッキング性等の所望の性能を付与するために、中塗り塗料組成物、上塗り塗料組成物及びクリヤー塗料組成物を塗布、乾燥することにより製造される。
【0004】
近年、環境負荷低減の意識が高まり、環境に配慮した商品への置換が求められている。塗料分野においても、例えば、揮発性有機化合物(VOC)の使用量を低減することが要求されており、水性塗料組成物を用いることにより、このような要求を満たすことができる。窯業建材用途においても、前記の中塗り塗料組成物、上塗り塗料組成物及びクリヤー塗料組成物において、水性化が推進されている。
【0005】
窯業建材等に用いられる水性塗料組成物として、特許文献1には、有機重合体の水性分散液とコロイダルシリカとシランカップリング剤とからなり、該シランカップリング剤がポリエーテル変性シランカップリング剤である水性塗料用樹脂組成物が記載されている。
【0006】
特許文献2には、親水性の有機溶剤中で、アルコキシシリル基含有ラジカル重合性不飽和モノマー、水酸基含有ラジカル重合性不飽和モノマー、カルボキシル基含有ラジカル重合性不飽和モノマー、その他のラジカル重合性不飽和モノマーを溶液重合し、更に中和剤、水を加えて得られるコロイダルディスパージョンを含有する無機建材木口用のシーラー組成物が記載されている。
【0007】
特許文献3には、アクリル系樹脂エマルション、塩化ビニル系樹脂エマルション、ウレタン系樹脂エマルションから選ばれる皮膜形成能を有する樹脂エマルションに硬化性シリコーンエマルション組成物を混合したコーティング組成物が記載され、該硬化性シリコーンエマルション組成物が、オルガノポリシロキサンと、アミノ基含有オルガノキシシランと酸無水物との反応生成物と、エポキシ基含有オルガノキシシラン及び/又はその部分加水分解物と、コロイダルシリカ及び/又はポリシルセスキオキサンと、硬化触媒が水中に乳化分散されたものである等が記載されている。
【0008】
特許文献4には、ガラス転移温度が-20~10℃である架橋型アクリル樹脂系エマルションと、シリカ粒子を含むアクリル樹脂と乳化剤が形成するミセルが水に分散して成るナノコンポジットエマルジョンと、水溶性カチオン化ポリマーと、沸点が100℃以下の揮発性塩基と、充填材と、有機系増粘剤と、成膜助剤と、顔料と、を含む下地調整用水系塗材組成物が記載され、これらの含有量が所定範囲にあること、組成物全体のpHが9.5~11.5である等が記載されている。
【0009】
特許文献5には、水ガラス、テトラメトキシシランオリゴマー、及びカルボキシル基を有する合成樹脂エマルジョンを含有することを特徴とする窯業系サイディングボード用水性下地処理剤が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2000-290536号公報
特開2003-129038号公報
特開2013-067787号公報
特開2023-018554号公報
特開平9-328375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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