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公開番号2025091808
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207274
出願日2023-12-07
発明の名称スプラウトの栽培方法
出願人国立大学法人茨城大学,株式会社旭物産
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A01G 7/00 20060101AFI20250612BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】スプラウトに含まれるアスコルビン酸及びグルタミン酸の少なくとも一方の機能性成分の合成を促進できるスプラウトの栽培方法を提供すること。
【解決手段】植物体に紫外線を0.4mW/cm2以上の出力で照射する紫外線照射工程、及び、種子に30kHz以下の周波数で超音波を照射する超音波処理工程の少なくとも一方を含む、スプラウトの栽培方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
植物体に紫外線を0.4mW/cm

以上の出力で照射する紫外線照射工程、及び、種子に30kHz以下の周波数で超音波を照射する超音波処理工程の少なくとも一方を含む、スプラウトの栽培方法。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記超音波処理工程は、種子に超音波を1kHz~30kHzの周波数で、5分間~40分間照射する工程である、請求項1に記載のスプラウトの栽培方法。
【請求項3】
前記超音波処理工程は、種子に超音波を10kHz~30kHzの周波数で照射する工程である、請求項1又は請求項2に記載のスプラウトの栽培方法。
【請求項4】
前記紫外線照射工程は、植物体に紫外線を3.0mW/cm

~5.0mW/cm

の出力で照射する工程である、請求項1又は請求項2に記載のスプラウトの栽培方法。
【請求項5】
前記スプラウトはリョクトウモヤシである、請求項1又は請求項2に記載のスプラウトの栽培方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、スプラウトの栽培方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
植物の種子を発芽させた新芽であるスプラウトは、長年にわたって世界中で一般的な伝統食品として消費されている。
近年では、ビタミン等の生活習慣病の予防に効果があるとされる成分(以下、「機能性成分」と称す。)を含有するスプラウトの栽培が求められている。
【0003】
特許文献1には、特定の可視光と紫外線を照射することによりベビーリーフやスプラウトに含まれるポリフェノールを増加させる方法が記載されている。
特許文献2には、ダイズモヤシの発芽後に、特定の成長期に近紫外線~自然光を照射することにより、ダイズモヤシに含まれるカロチンやビタミンAを増加させる方法が記載されている。
特許文献3には、ダイズモヤシの発芽後に紫外線を照射することによりダイズモヤシの見た目の緑色を向上させる方法が記載されている。
【0004】
非特許文献1には、大根スプラウトの水耕栽培において根に超音波を照射することにより、大根スプラウトに含まれるポリフェノールを増加させたりDPPHラジカル捕捉活性を向上させたりする方法が記載されている。
非特許文献2には、もやしへの超音波処理により発芽率が改善されたり、もやしに含まれるイソフラボノイドやGABAを増加させたりする方法が記載されている。
非特許文献3には、もやしへの超音波処理により発芽が促進されたり、もやしに含まれる総イソフラボノイドや総アントシアニンを増加させたりする方法が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-089430号公報
特開平11-103680号公報
特開昭59-055127号公報
【非特許文献】
【0006】
山名 昌男 他5名、植物環境工学、2015年、27(2)、91-96
Josephine Oforiwaa Ampofo, Michael Ngadi, Ultrasonics-Sonochemistry, 2020, 64, 104974
Hui Yang, Jinyan Gao, Anshu Yang, Hongbing Chen, Food Research International, 2015, 77, 704-710
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のようにスプラウトの栽培に関する種々の研究がなされているが、スプラウトに含まれる機能性成分の多様性についてさらなる技術の開発が望まれている。
【0008】
本開示は上記に鑑みてなされたものである。本開示は、スプラウトに含まれるアスコルビン酸及びグルタミン酸の少なくとも一方の機能性成分の合成を促進できるスプラウトの栽培方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するための具体的な手段には、以下の態様が含まれる。
<1> 植物体に紫外線を0.4mW/cm

以上の出力で照射する紫外線照射工程、及び、種子に30kHz以下の周波数で超音波を照射する超音波処理工程の少なくとも一方を含む、スプラウトの栽培方法。
<2> 前記超音波処理工程は、種子に超音波を1kHz~30kHzの周波数で、5分間~40分間照射する工程である、前記<1>に記載のスプラウトの栽培方法。
<3> 前記超音波処理工程は、種子に超音波を10kHz~30kHzの周波数で照射する工程である、前記<1>又は<2>に記載のスプラウトの栽培方法。
<4> 前記紫外線照射工程は、植物体に紫外線を3.0mW/cm

~5.0mW/cm

の出力で照射する工程である、前記<1>~<3>のいずれか1つに記載のスプラウトの栽培方法。
<5> 前記スプラウトはリョクトウモヤシである、前記<1>~<4>のいずれか1つに記載のスプラウトの栽培方法。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、スプラウトに含まれるアスコルビン酸及びグルタミン酸の少なくとも一方の機能性成分の合成を促進できるスプラウトの栽培方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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