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公開番号
2025135023
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-17
出願番号
2025116799,2023555987
出願日
2025-07-10,2021-10-28
発明の名称
3次元CADシステム
出願人
株式会社コアコンセプト・テクノロジー
,
国立大学法人茨城大学
代理人
個人
主分類
G06F
30/10 20200101AFI20250909BHJP(計算;計数)
要約
【課題】曲面を含む形状の表現を容易に行うことができる3次元CADシステムを提供する。
【解決手段】三角形頂点の座標値と、三角形頂点の法線ベクトルと、三角形頂点からなる始点及び終点と始点及び終点の接線ベクトルで構成される曲線素とを含む微分多面体の集合である微分多面体モデルを用い、微分多面体の辺を接続して曲面を構成し、曲面間を曲面境界線で接続した閉曲面を構成し、閉曲面の内部に属する点集合であるプリミティブを生成するプリミティブ生成部(11)と、プリミティブの集合演算のツリー構造により、ソリッドモデルをCSG表現したCSGデータを格納する格納部(2)とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
三角形頂点の3次元座標値と、三角形頂点の法線ベクトルと、三角形頂点からなる始点及び終点と始点及び終点の接線ベクトルで構成される曲線素とを含む微分多面体の集合であり、三角形メッシュモデルを含む微分多面体モデルを用い、前記微分多面体の辺を接続して曲面を構成し、前記曲面間を曲面境界線で接続した閉曲面を構成し、前記閉曲面の内部に属する点集合であるプリミティブを生成するプリミティブ生成部と、
前記プリミティブの集合演算のツリー構造により、ソリッドモデルをCSG表現したCSGデータを格納する格納部と
を備える3次元CADシステム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記プリミティブ生成部が、三角形頂点の3次元座標値と、三角形頂点の法線ベクトルとに基づいて、三角形頂点からなる始点及び終点と始点及び終点の接線ベクトルで構成される曲線素を追加し、前記微分多面体を生成する請求項1記載の3次元CADシステム。
【請求項3】
前記プリミティブ生成部が、隣接する第1の微分多面体及び第2の微分多面体で共有する三角形頂点の3次元座標値と三角形頂点の法線ベクトルとを用いて空間測地線を生成し、前記空間測地線を共有して接続関係を構築し、曲面を構成する請求項1又は2記載の3次元CADシステム。
【請求項4】
前記プリミティブ生成部が、曲面間で共有する曲線素を用いて前記曲面間の接続関係を構築し、前記曲面間を接続した閉曲面を構築する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の3次元CADシステム。
【請求項5】
前記始点及び終点の接線ベクトルで構成される曲線素が、下記式(1)に示す3次の多項式曲線で表される請求項1乃至4のいずれか1項に記載の3次元CADシステム。
TIFF
2025135023000006.tif
28
169
【請求項6】
2つのプリミティブの交線を作図線として生成する作図生成部をさらに備え、
前記プリミティブ生成部が、前記作図線に基づいて新たなプリミティブを生成する請求項1乃至7のいずれか1項に記載の3次元CADシステム。
【請求項7】
前記微分多面体モデルが、三角形頂点の法線ベクトルをCADデータから計算して付加した法線ベクトル付き三角形メッシュモデルを含む請求項1記載の3次元CADシステム。
【請求項8】
前記プリミティブ生成部が、前記微分多面体モデルの稜線両端の頂点の法線ベクトルを用いて空間測地線を生成し、前記空間測地線の中間点に頂点及び法線ベクトルを追加して2本の稜線を生成し、前記微分多面体を細分割する請求項1記載の3次元CADシステム。
【請求項9】
三角形頂点の3次元座標値と、三角形頂点の法線ベクトルと、三角形頂点からなる始点及び終点と始点及び終点の接線ベクトルで構成される曲線素とを含む微分多面体の集合であり、三角形メッシュモデルを含む微分多面体モデルを用い、前記微分多面体の辺を接続して曲面を構成し、前記曲面間を曲面境界線で接続した閉曲面を構成し、前記閉曲面の内部に属する点集合であるプリミティブを生成するプリミティブ生成工程と、
前記プリミティブの集合演算のツリー構造により、ソリッドモデルをCSG表現したCSGデータを格納部に格納する格納工程と
を有する3次元CAD方法。
【請求項10】
三角形頂点の3次元座標値と、三角形頂点の法線ベクトルと、三角形頂点からなる始点及び終点と始点及び終点の接線ベクトルで構成される曲線素とを含む微分多面体の集合であり、三角形メッシュモデルを含む微分多面体モデルを用い、前記微分多面体の辺を接続して曲面を構成し、前記曲面間を曲面境界線で接続した閉曲面を構成し、前記閉曲面の内部に属する点集合であるプリミティブを生成するプリミティブ生成工程と、
前記プリミティブの集合演算のツリー構造により、ソリッドモデルをCSG表現したCSGデータを格納部に格納する格納工程と
をコンピュータに実行させる3次元CADプログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本技術は、ソリッドモデルを用いる3次元CADシステムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
デジタルトランスフォーメーション(DX:Digital Transformation)の基本的な考え方は、既存の仕事をバーチャルで行い、アルゴリズムによる確実で高速な処理に移行する部分を増やすことで著しい生産性の向上をはかろうという考え方である。数値、文章などは、バーチャル化しやすいが、製造業の世界では“もの”を扱うため、“もの”をバーチャルで表現するには、3次元モデル化してバーチャルの世界で表現しなければならない。
【0003】
従来、3次元CAD(3D Computer Aided Design)システムを使って“もの”を3次元モデルにしているが、3次元CADシステム間のデータ変換でトラブルが発生することが多い。このため、システム間でのスムースな連携に支障がでており、製造業のDX化が進んでいない原因になっている。
【0004】
3次元CADシステム間の3次元モデル変換の規格や仕組みとして、例えば、ANSI(American National Standard Institute:米国国家規格協会)規格のIGES(Initial Graphics Exchange Specification)、ISO(International Organization for Standardization:国際標準化機構)規格としてSTEP(Standard for the Exchange of Product model data)などが制定されているが、規格だけではデータ変換がうまくいっていない。その最大の理由は、モデリング精度という計算誤差を処理する仕組みが3次元CADシステムによって異なっているためである。モデリング精度を必要とする理由は、3次元モデルを表現する方法に原因がある。
【0005】
3次元モデルで表現する形状としては、ワイヤーフレームモデル、サーフェイスモデル、ソリッドモデルなどがあるが、3次元CADシステムの多くは、ソリッドモデルである。ソリッドモデルを表現する方法は、B-Rep(Boundary Representation)とCSG(Constructive Solid Geometry)の2つの方法が従来から考察されてきた。
【0006】
B-Repは、3次元モデルの表面を複数の曲面で覆い、境界で張り合わせて閉曲面とし、その内側を目的の3次元モデルであるとする表現方法である。一方、CSGは、プリミティブといわれる基本的な形状の集合演算によって3次元モデルを構成していく方法である(例えば、非特許文献1参照。)。
【0007】
自由曲面を扱う利便性や3次元モデルを応用した3DCAM(3D Computer Aided Manufacturing)などのインターフェースとしては、B-Repによる表現方法の方が都合よい。そのため、現在の3次元CADシステムのほとんどはB-Repを採用しており、CSGは補助的な役割で使用されているに過ぎない。3次元データの変換規定であるSTEPでもB-Repが採用されている。
【0008】
しかしながら、B-Repでは、3次元モデルで曲面を導入する必要があるため、モデリング誤差を導入しなければならない。現在の3次元CADシステムでは、Bスプライン曲面などのパラメトリック曲面を用いるのが主流である。パラメトリック曲面は、二変数関数F(u,v)によって(u,v)空間の矩形をxyz空間に投影してできる曲面である。このため、4変形が基本的な形である。
【0009】
図31は、B-Repにおける境界線でトリムされた曲面の一例を示す図である。図31に示すように、B-Repにおいては、境界線でトリミングし、トリム曲面を使用する。曲面境界線を表す方法もパラメータで表現するパラメトリック曲線であるため、曲面境界線が曲面上に正確に乗っていることはなく、曲面境界線と曲面との隙間がモデリング精度以下であれば、曲面境界線が曲面に乗っていると判定しているにすぎない。
【0010】
図32は、B-Repにおける曲面間を接続する曲面境界線の一例を示す図である。図32に示すように、B-Repでは、境界線に対して第1面及び第2面の情報で曲面間を接続し、全体として、曲面の内側をソリッドモデルとして認識する。そのため、曲面間にどうしても隙間が空いてしまう。このモデリング精度が3次元CADシステムにより異なるため、3次元モデルの変換において不具合が発生する主な要因となっている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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