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公開番号2025091792
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207250
出願日2023-12-07
発明の名称不具合解析システム、不具合解析方法、及び、プログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人個人
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250612BHJP(電気通信技術)
要約【課題】画像形成装置において画像の不具合が発生した場合に不具合発生時の装置情報を用いて不具合解析を行えるようにする。
【解決手段】画像形成装置1で発生する画像の不具合を解析する不具合解析システム100は、画像形成装置1においてジョブが実行される度に、画像に関する画像情報27と、ジョブ実行時の装置情報28とを取得し、画像情報27と装置情報28とを相互に関連付けて記憶する。ジョブの実行によって出力された不具合画像に関する不具合画像情報が入力された場合、不具合解析システム100は、不具合画像情報を、予め記憶している画像情報27と比較し、不具合発生時における装置情報28を特定する。不具合解析システム100は、不具合画像情報と、特定された装置情報28とに基づいて不具合解析を行う。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置で発生する画像の不具合を解析する不具合解析システムであって、
前記画像形成装置においてジョブが実行される度に、画像に関する画像情報と、ジョブ実行時の装置情報とを取得する取得部と、
前記取得部によって取得される画像情報と装置情報とを相互に関連付けて記憶する記憶部と、
ジョブの実行によって出力された不具合画像に関する不具合画像情報が入力された場合に、前記不具合画像情報を前記記憶部に記憶されている画像情報と比較し、不具合発生時における装置情報を特定する特定部と、
前記不具合画像情報と、前記特定部によって特定される装置情報とに基づいて不具合解析を行う解析部と、
を備えることを特徴とする不具合解析システム。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記画像形成装置においてスキャンジョブ又はコピージョブが実行された場合、前記取得部は、スキャンジョブ又はコピージョブで生成された画像に対応する画像情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の不具合解析システム。
【請求項3】
前記画像形成装置においてプリントジョブが実行された場合、前記取得部は、プリントジョブで使用されたプリント対象画像に対応する画像情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の不具合解析システム。
【請求項4】
前記取得部は、画像全体のうちから画像の特徴を示す画像領域を切り出して画像情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の不具合解析システム。
【請求項5】
前記取得部は、画像全体のうちで階調変化量が大きい領域を前記画像領域として切り出すことを特徴とする請求項4に記載の不具合解析システム。
【請求項6】
前記取得部は、画像全体のうちで色数が多い領域を前記画像領域として切り出すことを特徴とする請求項4に記載の不具合解析システム。
【請求項7】
前記取得部は、画像全体のうちで高周波成分を含む領域を前記画像領域として切り出すことを特徴とする請求項4に記載の不具合解析システム。
【請求項8】
前記記憶部の残り記憶可能容量が所定値以下となった場合に、前記記憶部に先に記憶された画像情報から順に、画像情報を画像特徴量に変換して前記記憶部に保存する画像変換部、
を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の不具合解析システム。
【請求項9】
前記特定部は、前記不具合画像情報が入力された場合、前記不具合画像情報を不具合画像特徴量に変換し、前記不具合画像特徴量を前記記憶部に記憶されている画像特徴量と比較することを特徴とする請求項8に記載の不具合解析システム。
【請求項10】
前記特定部は、前記不具合画像情報を前記記憶部に記憶されている画像情報と比較した結果、前記不具合画像情報に類似する画像情報として、複数の画像情報を抽出した場合、前記複数の画像情報のそれぞれに関連付けられている複数の装置情報に共通する情報を、不具合発生時における装置情報として特定することを特徴とする請求項1に記載の不具合解析システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不具合解析システム、不具合解析方法、及び、プログラムに関する。特に本発明は、画像形成装置で発生する画像の不具合を解析するための技術に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
MFP(Multifunction Peripheral)などの画像形成装置は、スキャンジョブ、プリントジョブ、コピージョブなどの各種のジョブを実行する。画像処理装置においてそれらのジョブを実行すると、不具合のある画像が出力されることがある。
【0003】
従来、この種の画像形成装置において、不具合のある画像が出力された場合に、ユーザーによって指定された出力設定情報と画像データとを用紙に再印刷して出力するものが知られている(例えば特許文献1)。この従来技術において、再印刷された用紙は、画像形成装置のFAX機能でメーカーに送信され、不具合の原因特定などに利用される。
【0004】
ところで、不具合のある画像が出力された場合であっても、画像形成装置は、トラブルの発生を認識しないケースが多い。例えば、スキャナ部のプラテンガラスに汚れが付着している場合、その汚れが出力画像にノイズを発生させる。しかし、プラテンガラス上の汚れを検出していない場合、画像形成装置は、出力画像にノイズが発生してもトラブルの発生を検知しない。
【0005】
つまり、画像形成装置から出力された画像に不具合がある場合、その不具合を認識するのはユーザーであることが多い。ユーザーは、画像の不具合を認識すると、画像形成装置の操作パネルに対して不具合が発生したことを指示する。画像形成装置は、ユーザーによって入力される情報と、装置内部の状態を示す装置情報とをサービスセンターへ送信し、不具合の発生原因の特定を要請する。サービスセンターでは、オペレータが、ユーザーによって入力された情報と、画像形成装置の装置情報とを参照しながら不具合解析を行い、不具合の発生原因を特定する。特に、画像形成装置の装置情報は、不具合発生時点の装置の状態を特定するのに役立つ。そして不具合の発生原因を特定できると、オペレータは、ユーザーに、部品交換やプラテンガラスの清掃などの不具合解消策を案内する。また、オペレータは、画像形成装置の設置場所にサービスマンを派遣して作業を行わせることもある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2008-97227号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、画像形成装置による出力画像に不具合が含まれていた場合、ユーザーは自身で不具合を解消しようとして画像形成装置の設定を変更してしまうことがある。そして何度か設定を変更しても不具合を解消できなかった場合に、ユーザーは、画像形成装置の装置情報をサービスセンターへ送信することがある。この場合、画像形成装置の装置情報は、不具合発生時の情報から既に変更されてしまっている。不具合発生時の情報から変更されてしまっている情報は、正確な不具合発生原因特定の妨げとなる。そのため、オペレータは、画像形成装置から取得した装置情報を解析しても不具合の発生原因を効率的且つ正確に特定することが困難である。
【0008】
また、画像形成装置によって画像が出力された後、しばらくの時間が経過した後に、ユーザーが出力画像に不具合があることに気付くことがある。この場合、ユーザーが不具合に気付いたときには、画像形成装置の装置情報が他のユーザーによって既に変更されている可能性がある。また、画像形成装置において画像安定化処理などが自動実行されると、その自動実行された処理によって装置内部の装置情報が変更されている可能性もある。更に、画像形成装置の内部温度や湿度などが不具合発生時から既に変わっていることもある。そのため、ユーザーが画像の不具合に気付いたタイミングで装置内部の装置情報をサービスセンターへ送信したとしても、オペレータは、不具合の発生原因を効率的且つ正確に特定することが困難なことが起こり得る。
【0009】
そこで、本発明は、上記従来の課題を解決するためになされたものである。すなわち、本発明は、画像の不具合が発生した場合に適切な装置情報を用いて不具合解析を行えるようにした不具合解析システム、不具合解析方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、請求項1に係る発明は、画像形成装置で発生する画像の不具合を解析する不具合解析システムであって、前記画像形成装置においてジョブが実行される度に、画像に関する画像情報と、ジョブ実行時の装置情報とを取得する取得部と、前記取得部によって取得される画像情報と装置情報とを相互に関連付けて記憶する記憶部と、ジョブの実行によって出力された不具合画像に関する不具合画像情報が入力された場合に、前記不具合画像情報を前記記憶部に記憶されている画像情報と比較し、不具合発生時における装置情報を特定する特定部と、前記不具合画像情報と、前記特定部によって特定される装置情報とに基づいて不具合解析を行う解析部と、を備えることを特徴とする構成である。
(【0011】以降は省略されています)

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