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公開番号2025091742
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207174
出願日2023-12-07
発明の名称画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類H04N 1/00 20060101AFI20250612BHJP(電気通信技術)
要約【課題】全ての給紙部を対象とする第1タイプのテストチャート画像および1の給紙部を対象とする第2タイプのテストチャート画像を印刷する処理を、一連の印刷処理として実行可能とする画像形成装置、方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】画像形成装置は、制御部と、画像を印刷する出力部と、用紙を給紙する複数の給紙部とを、備え、制御部は、全ての給紙部から給紙された用紙に印刷する第1タイプのテストチャート画像及び少なくとも1つの給紙部から給紙された用紙に印刷する第2タイプのテストチャート画像の印刷設定を受け付け、印刷設定の受け付けに応じて、全ての給紙部各々から用紙を給紙して第1タイプのテストチャート画像を印刷し、その後に続けて、複数の給紙部のうち、少なくとも1つの給紙部から用紙を給紙して第2タイプのテストチャート画像を印刷するように、給紙部及び出力部を制御する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
画像形成装置であって、
制御部と、画像を印刷する出力部と、用紙を給紙する複数の給紙部とを、備え、
前記制御部は、
前記複数の給紙部の全てから給紙された用紙に印刷する第1タイプのテストチャート画像、および少なくとも1つの給紙部から給紙された用紙に印刷する第2タイプのテストチャート画像の印刷設定を受け付け、
前記印刷設定の受け付けに応じて、前記複数の給紙部の各々の給紙部から用紙を給紙して前記第1タイプのテストチャート画像を印刷し、その後に続けて、前記複数の給紙部のうち、前記少なくとも1つの給紙部から用紙を給紙して前記第2タイプのテストチャート画像を印刷するように、前記給紙部および前記出力部を制御する、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記第1タイプのテストチャート画像は、用紙に形成される画像位置を確認するためのテストチャート画像である、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記第2タイプのテストチャート画像は、カラー画像を形成するための複数のトナーの各色の印刷位置または色ずれを確認するためのテストチャート画像である、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記第1タイプのテストチャート画像および前記第2タイプのテストチャート画像の少なくとも一方は、確認観点の異なる複数のテストチャート画像を含む、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記画像形成装置は、画像合成部を備え、
前記第1タイプのテストチャート画像および前記第2タイプのテストチャート画像の少なくとも一方は、前記画像合成部により、前記用紙が給紙される前記給紙部を識別する情報が合成される、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1タイプのテストチャート画像および前記第2タイプのテストチャート画像の少なくとも一方は、前記画像合成部により、さらに、画像形成装置を識別する情報および印刷日時の少なくとも一方が合成される、
請求項5に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記複数の給紙部の全てから給紙される用紙に印刷する第1タイプのテストチャート画像、および前記少なくとも1つの給紙部に印刷する第2タイプのテストチャート画像の前記印刷設定は、特定のテストチャートの種別および特定の画像処理モードとの組み合わせにより設定される、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記複数の給紙部の全てから給紙される用紙に印刷する第1タイプのテストチャート画像、および前記少なくとも1つの給紙部に印刷する第2タイプのテストチャート画像の前記印刷設定は、モード指定により設定される、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記印刷設定は、前記第1タイプのテストチャート画像および前記第2タイプのテストチャート画像の少なくとも一方の印刷枚数の設定を含み、
前記制御部は、前記第1タイプのテストチャート画像および前記第2タイプのテストチャート画像の少なくとも一方の前記印刷枚数の印刷を繰り返す、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
制御部と、画像を印刷する出力部と、用紙を給紙する複数の給紙部とを備えた画像形成装置における、画像形成方法であって、
前記制御部は、
前記複数の給紙部の全てから給紙された用紙に印刷する第1タイプのテストチャート画像、および少なくとも1つの給紙部から給紙された用紙に印刷する第2タイプのテストチャート画像の印刷設定を受け付け、
前記印刷設定の受け付けに応じて、前記複数の給紙部の各々の給紙部から用紙を給紙して前記第1タイプのテストチャート画像を印刷し、その後に続けて、前記複数の給紙部のうち、前記少なくとも1つの給紙部から用紙を給紙して前記第2タイプのテストチャート画像を印刷するように、前記給紙部および前記出力部を制御する、
ことを特徴とする画像形成方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、シートに対する画像形成の動作を確認するための印刷処理を行う画像形成システム、画像形成方法、およびプログラムに関する。この画像形成システムに用いられる画像形成装置は、複写機、プリンタ、FAXおよびこれらの複合機を始めとする様々な装置に適用できる。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、シート(用紙)に画像を形成する印刷装置(画像処理装置)では、シートに対する画像形成の動作が正常に行われているか、確認する機能(以下「テストチャートプリント」という。)が利用されている。テストチャートプリントは、シートに対する画像形成を調整する機能においても、調整用の画像をシートに印刷する動作として利用されている。特許文献1では、指定された全ての給紙カセットに対して調整を実行する技術が開示されている。この技術では、調整を行うために、全ての給紙カセットから調整用画像を印刷する動作を行っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-110889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
テストチャートプリントで印刷する確認用の画像(以下「テストチャート画像」という。)は、印刷動作における確認を行う観点により、それに適したテストチャート画像を選択して印刷を行う必要がある。印刷動作の確認観点によっては、確認のために画像形成装置に搭載されている全ての給紙カセットから印刷を行うことが必要なテストチャート画像がある。例えば、シートに形成された画像位置を確認するテストチャート画像の場合は、給紙セットそれぞれについて、テストチャート画像を印刷して確認する必要がある。一方、画像形成装置に搭載されている給紙カセットのうちの1つから印刷を行うことで、印刷動作を確認可能なテストチャート画像も存在する。例えば、カラー印刷における色ずれ、各色の濃度、諧調を確認するテストチャート画像の場合は、すべての給紙カセットからテストチャート画像を印刷する必要はなく、1つの給紙カセットからテストチャート画像を印刷することにより確認が可能である。
【0005】
そして、印刷動作の確認においては、全ての給紙カセットから印刷が必要なテストチャート画像と、1つの給紙カセットからの印刷のみ必要なテストチャート画像の、両方を用いることが必要な場合がある。しかしながら、上記従来技術では、全ての給紙カセットを選択して特定のテストチャート画像の印刷を連続して実行する場合、複数の異なる種類のテストチャート画像の印刷を連続して実行することを行うことができなかった。そのため、確認作業に時間を要するという課題がある。
【0006】
上記の課題を鑑み、本発明は印刷動作の確認観点の異なる複数のテストチャート画像を印刷する際に、連続して印刷を可能とすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の画像形成装置は、制御部と、画像を印刷する出力部と、用紙を給紙する複数の給紙部とを、備え、前記制御部は、前記複数の給紙部の全てから給紙された用紙に印刷する第1タイプのテストチャート画像、および少なくとも1つの給紙部から給紙された用紙に印刷する第2タイプのテストチャート画像の印刷設定を受け付け、前記印刷設定の受け付けに応じて、前記複数の給紙部の各々の給紙部から用紙を給紙して前記第1タイプのテストチャート画像を印刷し、その後に続けて、前記複数の給紙部のうち、前記少なくとも1つの給紙部から用紙を給紙して前記第2タイプのテストチャート画像を印刷するように、前記給紙部および前記出力部を制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明により、画像形成装置に搭載されている全ての給紙カセットからテストチャート画像を印刷するテストチャートプリントと、前記テストチャートプリントとは異なるテストチャート画像を特定の給紙カセットから印刷するテストチャートプリントを、一連の処理として行うことにより、テストチャートプリントに要する処理時間の短縮を可能とする。
【図面の簡単な説明】
【0009】
MFP100のブロック図。
MFP100の構造を示す断面図。
テストチャートプリントのシーケンスを示す図。
一実施例におけるテストチャートプリントのシーケンスを示す図。
一実施例における操作部150に表示する画面を示す図。
一実施例におけるテストチャート画像の一例を示す図。
一実施例におけるテストチャートプリントのフローチャート。
一実施例におけるテストチャート画像の一例を示す図。
一実施例におけるテストチャートプリントのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

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