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公開番号2025091566
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023206855
出願日2023-12-07
発明の名称半導体装置
出願人ルネサスエレクトロニクス株式会社
代理人弁理士法人筒井国際特許事務所
主分類H03K 19/21 20060101AFI20250612BHJP(基本電子回路)
要約【課題】占有面積の増大を抑制する半導体装置を提供する。
【解決手段】単位論理回路LG_Aは、第1橋子T1と、第2端子T2と、ゲート端子Gとを備え、第1入力回路からの第1信号が第1端子T1に供給され、第1入力回路からの第2信号がゲート端子Gに供給されるN型MOSトランジスタN2と、第1端子T1と、第2端子T2と、ゲート端子Gとを備え、第2信号が第1端子T1に供給され、第1信号がゲート端子Gに供給されるN型MOSトランジスタN1と、N型MOSトランジスタN2とN型MOSトランジスタN1の第2端子T2が接続された入力端子を備えるインバータ回路IV1と、インバータ回路IV1の入力端子と電源電圧VDDとの間に接続され、ゲート端子に供給されるトリガ信号TRGに応答して、インバータ回路IV1の入力端子を電源電圧VDDに基づいた電圧でプリチャージするP型MOSトランジスタP1とを備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
複数の回路ブロックが形成された半導体チップを備える半導体装置であって、
前記複数の回路ブロックは、
メモリと、
信号を出力する第1入力回路と、
複数の論理回路を備え、前記第1入力回路からの信号を処理する第1処理回路と、
前記第1処理回路の出力を、前記メモリに供給する第1出力回路と、
を備え、
前記複数の論理回路のそれぞれは、
第1端子と、第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の導通を制御する第1ゲート端子とを備え、前記第1入力回路からの第1信号が前記第1端子に供給され、前記第1入力回路からの第2信号が前記第1ゲート端子に供給される第1N型MOSトランジスタと、
第3端子と、第4端子と、前記第3端子と前記第4端子との間の導通を制御する第2ゲート端子とを備え、前記第2信号が前記第3端子に供給され、前記第1信号が前記第2ゲート端子に供給される第2N型MOSトランジスタと、
前記第1N型MOSトランジスタの第2端子と、前記第2N型MOSトランジスタの第4端子とが接続された入力端子を備える出力ドライバと、
前記出力ドライバの入力端子と所定の電圧との間に接続され、ゲート端子に供給される第1トリガ信号に応答して、前記出力ドライバの入力端子を前記所定の電圧に基づいた電圧でプリチャージする第1P型MOSトランジスタと、
を備え、
前記論理回路の出力ドライバは、前記第1トリガ信号によってプリチャージされた後、前記第1信号と前記第2信号の論理演算の結果に従った信号を出力する、
半導体装置。
続きを表示(約 2,700 文字)【請求項2】
請求項1に記載の半導体装置において、
前記複数の論理回路は、第1論理回路、第2論理回路および第3論理回路を含み、
前記第2論理回路の出力が、前記第1信号として、前記第1論理回路の第1端子および前記第1論理回路の第2ゲート端子に供給され、前記第3論理回路の出力が、前記第2信号として、前記第1論理回路の第3端子および前記第1論理回路の第1ゲート端子に供給される、
半導体装置。
【請求項3】
請求項2に記載の半導体装置において、
前記第1出力回路からの信号が、前記メモリに書き込まれている期間において、前記第1論理回路、前記第2論理回路および前記第3論理回路における前記出力ドライバは、前記第1トリガ信号によって、プリチャージされる、
半導体装置。
【請求項4】
請求項3に記載の半導体装置において、
前記複数の回路ブロックは、
前記メモリおよび前記第1入力回路に信号を供給する前段回路と、
前記前段回路と前記第1処理回路とに接続され、前記前段回路の処理に従ってタイミング信号を出力する第1制御回路と、
をさらに、備え、
前記第1制御回路から出力されるタイミング信号が、前記第1トリガ信号として、前記第1論理回路における第1P型MOSトランジスタのゲート端子に供給される、
半導体装置。
【請求項5】
請求項4に記載の半導体装置において、
前記第1制御回路から出力されるタイミング信号は、前記第1トリガ信号として、前記第2論理回路および前記第3論理回路における第1P型MOSトランジスタのゲート端子に供給される、
半導体装置。
【請求項6】
請求項5に記載の半導体装置において、
前記第1制御回路から出力されるタイミング信号は、前記第1入力回路および前記第1出力回路に供給され、前記第1入力回路および前記第1出力回路は、前記タイミング信号に従って動作する、
半導体装置。
【請求項7】
請求項3に記載の半導体装置において、
前記複数の回路ブロックは、
前記メモリから信号が供給される第2入力回路と、
複数の論理回路を備え、前記第2入力回路からの信号を処理する第2処理回路と、
前記第2処理回路からの信号が供給される第2出力回路と、
を備え、
前記第2処理回路における前記複数の論理回路のそれぞれは、
第5端子と、第6端子と、前記第5端子と前記第6端子との間の導通を制御する第3ゲート端子とを備え、前記第2入力回路からの第1信号が前記第5端子に供給され、前記第2入力回路からの第2信号が前記第3ゲート端子に供給される第3N型MOSトランジスタと、
第7端子と、第8端子と、前記第7端子と前記第8端子との間の導通を制御する第4ゲート端子とを備え、前記第2入力回路からの第2信号が前記第7端子に供給され、前記第2入力回路からの第1信号が前記第4ゲート端子に供給される第4N型MOSトランジスタと、
前記第3N型MOSトランジスタの第6端子と、前記第4N型MOSトランジスタの第8端子とが接続された入力端子を備える出力ドライバと、
前記出力ドライバの入力端子と所定の電圧との間に接続され、ゲート端子に供給される第2トリガ信号に応答して、前記出力ドライバの入力端子を前記所定の電圧に基づいた電圧でプリチャージする第2P型MOSトランジスタと、
を備え、
前記第2処理回路における前記論理回路の出力ドライバは、前記第2トリガ信号によってプリチャージされた後、前記第1信号と前記第2信号の論理演算の結果に従った信号を出力する、
半導体装置。
【請求項8】
請求項7に記載の半導体装置において、
前記複数の回路ブロックは、前記メモリに接続され、前記メモリにおける読み出し動作に従ってタイミング信号を出力する第2制御回路をさらに、備え、
前記第2制御回路から出力されるタイミング信号が、前記第2トリガ信号として、前記第2処理回路の前記論理回路における第2P型MOSトランジスタのゲート端子に供給される、
半導体装置。
【請求項9】
複数の回路ブロックが形成された半導体チップを備える半導体装置であって、
前記複数の回路ブロックは、
メモリと、
前記メモリから信号が供給される入力回路と、
複数の論理回路を備え、前記入力回路からの信号を処理する処理回路と、
前記処理回路からの信号が供給される出力回路と、
を備え、
前記複数の論理回路のそれぞれは、
第1端子と、第2端子と、前記第1端子と前記第2端子との間の導通を制御する第1ゲート端子とを備え、前記入力回路からの第1信号が前記第1端子に供給され、前記入力回路からの第2信号が前記第1ゲート端子に供給される第1N型MOSトランジスタと、
第3端子と、第4端子と、前記第3端子と前記第4端子との間の導通を制御する第2ゲート端子とを備え、前記第2信号が前記第3端子に供給され、前記第1信号が前記第2ゲート端子に供給される第2N型MOSトランジスタと、
前記第1N型MOSトランジスタの第2端子と、前記第2N型MOSトランジスタの第4端子とが接続された入力端子を備える出力ドライバと、
前記出力ドライバの入力端子と所定の電圧との間に接続され、ゲート端子に供給されるトリガ信号に応答して、前記出力ドライバの入力端子を前記所定の電圧に基づいた電圧でプリチャージするP型MOSトランジスタと、
を備え、
前記論理回路の出力ドライバは、前記トリガ信号によってプリチャージされた後、前記第1信号と前記第2信号の論理演算の結果に従った信号を出力する、
半導体装置。
【請求項10】
請求項9に記載の半導体装置において、
前記複数の論理回路は、第1論理回路、第2論理回路および第3論理回路を含み、
前記第2論理回路の出力が、前記第1信号として、前記第1論理回路の第1端子および前記第1論理回路の第2ゲート端子に供給され、前記第3論理回路の出力が、前記第2信号として、前記第1論理回路の第3端子および前記第1論理回路の第1ゲート端子に供給される、
半導体装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、半導体装置に関し、例えば排他的論理和回路(以下、XOR回路とも称する)を備えた半導体装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
半導体装置は、高集積化がますます進んでいる。高集積化が進むことにより、α線のような放射線に起因するソフトエラーの発生する確率が高くなる。例えば、半導体装置が、メモリを備えている場合、メモリに格納されているデータが、ソフトエラーによって変化(破壊)し、格納データの信頼性が低下することが危惧される。
【0003】
格納データの信頼性を向上させるために、半導体装置にECC(Error Correcting Code)回路を設けることが行われる。この場合、ECC回路によって、格納データの破壊を検知し、更には破壊データを訂正して、格納データの信頼性を向上させることができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2006-14156号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ECC回路は、多くのXOR回路によって構成される。XOR回路の一例が、特許文献1の図7に示されている。特許文献1では、2入力XOR回路(図7では、例えば論理ユニット20)が、出力端子(ノードN0)と電源電圧(VCC)との間に、並列接続された2個のPチャンネル型直列回路と、出力端子(N0)と接地電圧(GND)との間に、並列接続された2個のNチャンネル型直列回路とによって構成されている。
【0006】
ここで、2個のPチャンネル型直列回路のそれぞれは、入力信号がゲート電極に供給され、ソース・ドレイン経路が直列接続された2個のPチャンネル型電界効果型トランジスタ(以下、PMOSFETあるいはP型MOSトランジスタとも称する)で構成されている。2個のNチャンネル型直列回路のそれぞれも、同様に、入力信号がゲート電極に供給され、ソース・ドレイン経路が直列接続された2個のNチャンネル型電界効果型トランジスタ(以下、NMOSFETあるいはN型MOSトランジスタとも称する)で構成されている。なお、本明細書では、P型MOSトランジスタとN型MOSトランジスタを総称して述べる場合、単にMOSFETあるいはMOSトランジスタとも称する。
【0007】
XOR回路の2入力の論理値が一致する場合には、2個のNチャンネル型直列回路のいずれかが導通状態となり、不一致の場合には、2個のPチャンネル型直列回路のいずれかが導通状態となる。これにより、2入力の排他的論理和が実現されている。
【0008】
しかしながら、2入力XOR回路を実現するのに、8個のMOSトランジスタが必要となる。また、特許文献1の図7に示されているように、XOR回路(20)の入力を生成するのに、2個のインバータ回路が必要とされる。1個のインバータ回路は例えば2個のMOSトランジスタで実現することが可能であるため、4個のMOSトランジスタが、更に必要となる。その結果、2入力XOR回路を実現するのに、12個のMOSトランジスタが必要となり、ECC回路の占有面積が大きくなるという課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本願において開示される実施の形態のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば下記の通りである。
【0010】
すなわち、一実施の形態に係る半導体装置は、複数の回路ブロックが形成された半導体チップを備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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