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公開番号
2025091451
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206600
出願日
2023-12-07
発明の名称
防災システム、防災受信盤および防災システムの点検方法
出願人
日本ドライケミカル株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
A62C
37/40 20060101AFI20250612BHJP(人命救助;消防)
要約
【課題】防災システムの点検をする際における、水噴霧設備での誤放水を防止する。
【解決手段】トンネル3内の複数の区画001、002、・・・のそれぞれに設置され、水供給部11から供給された水を噴霧する水噴霧設備5と、トンネル3内の複数の区画001、002、・・・のそれぞれに設置され、点検員によって操作される手動操作弁7と、水噴霧設備5から水を噴霧させる制御をする防災受信盤9とを有し、防災受信盤9は、総ての水噴霧設備5での水の噴霧を禁止し、この水の噴霧の禁止がされている状態で複数の手動操作弁7のうちの所定の手動操作弁が操作されたときに、操作がされた所定の手動操作弁が設置されている区画に設置されている水噴霧設備5での水の噴霧の禁止を解除する防災システム1である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され、水供給部から供給された水を噴霧する水噴霧設備と、
前記トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され、点検員によって操作される被操作部と、
前記水噴霧設備から水を噴霧させる制御をする防災受信盤と、
を有し、
前記防災受信盤は、総ての前記水噴霧設備での水の噴霧を禁止し、この水の噴霧の禁止がされている状態で複数の前記被操作部のうちの所定の被操作部が操作されたときに、前記操作がされた所定の被操作部が設置されている区画に設置されている前記水噴霧設備での水の噴霧の禁止を解除するように構成されている防災システム。
続きを表示(約 1,600 文字)
【請求項2】
前記水噴霧設備は、弁本体と遠隔操作弁と水噴霧ノズルとを備えて構成され、
前記被操作部は、手動操作弁を備えて構成され、
前記弁本体は、前記水供給部から前記水噴霧ノズルに水を流す流路の途中に設けられ、前記流路内における水の流れ方向の上流側から前記流路内における水の流れ方向の下流側への水の流れを停止する閉状態になるか、もしくは、前記流路内における水の流れ方向の上流側から前記流路内における水の流れ方向の下流側に水を流す開状態になるように構成され、
前記遠隔操作弁は、前記防災受信盤の制御の下、前記弁本体を開状態にするように構成され、
前記手動操作弁は、前記点検員の操作によって、前記弁本体を開状態にするように構成され、
前記弁本体が開状態になることで前記弁本体よりも下流側での前記流路内の水の圧力が所定の閾値を超えたことを検出し、この検出をした旨の信号を前記防災受信盤に送る圧力スイッチが設けられ、
前記防災受信盤は、前記手動操作弁が操作されたことで前記弁本体が開状態になり前記圧力スイッチから前記信号が送られてきたときに、前記操作がされた手動操作弁が設置されている区画に設置されている前記水噴霧設備での水の噴霧の禁止を解除するように構成されている請求項1に記載の防災システム。
【請求項3】
前記防災受信盤は、複数の前記水噴霧設備それぞれについて、水の噴霧が禁止されているか否かを表示する表示機能を備えて構成されている請求項1または請求項2に記載の防災システム。
【請求項4】
前記防災受信盤は、複数の前記水噴霧設備のうちで水の噴霧の禁止が解除されている前記水噴霧設備からの水の噴霧をするために、前記水の噴霧の禁止が解除されている前記水噴霧設備を指定する操作機能を備えて構成されている請求項3に記載の防災システム。
【請求項5】
トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され水供給部から供給された水を噴霧する水噴霧設備を制御する防災受信盤であって、
総ての前記水噴霧設備での水の噴霧を禁止し、この水の噴霧を禁止がされている状態で複数の被操作部のうちの所定の被操作部が操作されたときに、前記操作がされた所定の被操作部が設置されている区画に設置されている前記水噴霧設備での水の噴霧の禁止を解除するように構成されており、
前記被操作部は、前記トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され点検員によって操作される防災受信盤。
【請求項6】
トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され、水供給部から供給された水を噴霧する水噴霧設備と、前記トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され、点検員によって操作される被操作部と、前記水噴霧設備から水を噴霧させる制御をする防災受信盤とを備えて構成されている防災システムの点検方法であって、
前記防災受信盤が総ての前記水噴霧設備での水の噴霧を禁止する水噴霧禁止段階と、
前記水噴霧禁止段階で総ての前記水噴霧設備での水の噴霧が禁止されている状態で、前記トンネル内で防災システムの点検する点検員から、総ての前記水噴霧設備のうちで水の噴霧の禁止を解除する水噴霧設備を示す情報を、前記防災受信盤を操作する操作者に連絡する解除情報連絡段階と、
前記水噴霧禁止段階で総ての前記水噴霧設備での水の噴霧が禁止されている状態で、前記点検員が複数の前記被操作部のうちの所定の被操作部を操作する操作段階と、
前記操作段階での操作がされた後、前記防災受信盤を操作する操作者の操作によって、前記防災受信盤が、前記操作がされた被操作部が設置されている区画に設置されている前記水噴霧設備での水の噴霧の禁止を解除する水噴霧禁止解除段階と、
を有する防災システムの点検方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、防災システム、防災受信盤および防災システムの点検方法に係り、たとえば、トンネルの防災で使用されるものに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、トンネル301に設置されている防災システム303について図1を参照しつつ説明する。トンネル301内は、複数の区画001、002・・・に分割され、これらの区画001、002、・・・のそれぞれには、水噴霧設備305が設けられる。
【0003】
また、複数の区画001、002・・・には火災の発生を検知する火災検知器307が設けられる。そして、防災受信盤309の制御の下、火災検知器307が火災の発生を検知したとき、火災が発生した区画に設置されている水噴霧設備305で水を噴霧する。ここで、従来の防災システム303に関する文献として特許文献1を掲げる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-233589号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、防災システム303では所定の区画毎に水噴霧設備305の点検をする必要がある。この点検について説明する。たとえば、区画002に設置されている水噴霧設備305を点検する場合、点検をする者(点検員)がトンネル301内の区画002にところに行く。そして、防災受信盤309の操作者に、区画002に設置されている水噴霧設備305を点検する旨の連絡をする。
【0006】
この連絡を受けた防災受信盤309の操作者は、区画002に設置されている水噴霧設備305での水の噴霧をすべく、防災受信盤309を操作する。この操作によって、区画002に設置されている水噴霧設備305が正常に作動するか否かの点検がされる。
【0007】
しかし、点検をする者が点検をする区画の番号を誤って操作者に伝え、また、防災受信盤309を操作する者が、点検をする区画の番号を間違えて防災受信盤309に入力することがある。たとえば、区画002に設置されている水噴霧設備305の点検をすべきところ、防災受信盤309を操作する者が区画002の隣にある区画003を間違って入力してしまうことがある。これにより、誤放水を起こすことがある。
【0008】
本発明は、防災システムの点検をする際に、水噴霧設備での誤放水を防止することができる防災システム、防災受信盤および防災システムの点検方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の態様に係る防災システムは、トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され、水供給部から供給された水を噴霧する水噴霧設備と、前記トンネル内の複数の区画のそれぞれに設置され、点検員によって操作される被操作部と、前記水噴霧設備から水を噴霧させる制御をする防災受信盤とを有し、前記防災受信盤は、総ての前記水噴霧設備での水の噴霧を禁止し、この水の噴霧の禁止がされている状態で複数の前記被操作部のうちの所定の被操作部が操作されたときに、前記操作がされた所定の被操作部が設置されている区画に設置されている前記水噴霧設備での水の噴霧の禁止を解除するように構成されている防災システムである。
【0010】
また、本発明の態様に係る防災システムは、前記水噴霧設備が、弁本体と遠隔操作弁と水噴霧ノズルとを備えて構成され、前記被操作部が、手動操作弁を備えて構成され、前記弁本体が、前記水供給部から前記水噴霧ノズルに水を流す流路の途中に設けられ、前記流路内における水の流れ方向の上流側から前記流路内における水の流れ方向の下流側への水の流れを停止する閉状態になるか、もしくは、前記流路内における水の流れ方向の上流側から前記流路内における水の流れ方向の下流側に水を流す開状態になるように構成され、前記遠隔操作弁が、前記防災受信盤の制御の下、前記弁本体を開状態にするように構成され、前記手動操作弁が、前記点検員の操作によって、前記弁本体を開状態にするように構成され、前記弁本体が開状態になることで前記弁本体よりも下流側での前記流路内の水の圧力が所定の閾値を超えたことを検出し、この検出をした旨の信号を前記防災受信盤に送る圧力スイッチが設けられ、前記防災受信盤が、前記手動操作弁が操作されたことで前記弁本体が開状態になり前記圧力スイッチから前記信号が送られてきたときに、前記操作がされた手動操作弁が設置されている区画に設置されている前記水噴霧設備での水の噴霧の禁止を解除するように構成されている防災システムである。
(【0011】以降は省略されています)
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