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公開番号2025091164
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206253
出願日2023-12-06
発明の名称アレイマイク装置
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H04R 1/02 20060101AFI20250611BHJP(電気通信技術)
要約【課題】集音の指向特性を損ねることなく、本体前面を他のパネル前面よりも後退させる。
【解決手段】アレイマイク装置は、格子体の開口部に天井パネルが配置されるシステム天井の開口部に、天井パネルに代えて配置される。アレイマイク装置は、アレイマイクを収容する装置本体と、装置本体に固定されて開口部に配置されるフレームと、を備える。開口部に配置されたフレームは、システム天井を構成する他の開口部に配置された天井パネルの鉛直方向下側の面であるパネル前面よりも、装置本体の本体前面を上側へ後退させて装置本体を支持する。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
格子体の開口部に天井パネルが配置されるシステム天井の前記開口部に、前記天井パネルに代えて配置されるアレイマイク装置であって、
アレイマイクを収容する装置本体と、
前記装置本体に固定されて前記開口部に配置されるフレームと、を備え、
前記開口部に配置された前記フレームは、前記システム天井を構成する他の前記開口部に配置された天井パネルの鉛直方向下側の面であるパネル前面よりも、前記装置本体の本体前面を鉛直方向上側へ後退させて前記装置本体を支持する、
アレイマイク装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記フレームが、同一幅かつ同一長さの4つのブラケットを、前記装置本体の外形を構成する四角枠の各辺に対応させ相互に連結して組み立てられる、
請求項1に記載のアレイマイク装置。
【請求項3】
前記ブラケットが、前記開口部の載置片部に載るフランジ部と、前記フランジ部から直角に上方向へ曲がる起立部と、前記起立部から直角に曲り前記本体前面と平行となって前記装置本体に重なる水平部と、によるクランク曲げ部を有する、
請求項2に記載のアレイマイク装置。
【請求項4】
前記ブラケットが、前記水平部から直角に上方向へ曲がる固定片部を前記四角枠の一辺に沿う方向の両端に有し、
4つの前記ブラケットが、前記固定片部同士を締結して前記四角枠に組み立てられる、
請求項3に記載のアレイマイク装置。
【請求項5】
前記本体前面が、正方形で形成され、
前記アレイマイクが、前記本体前面よりも小さい正方形で前記本体前面と平行かつ同軸で配置され、
前記アレイマイクには、前記アレイマイクに垂直なアレイ中心軸を中心とする少なくとも一つの同心円の円周方向に複数のマイクが設けられ、
前記マイクは、前記マイクを頂点として下側を円形底面とする略直円錐の円錐面に囲まれる集音領域が、前記格子体を構成するTバーの下端に干渉しない、
請求項1~4のうちいずれか一項に記載のアレイマイク装置。
【請求項6】
前記マイクの前記集音領域を囲む前記略直円錐の頂角であるマイク指向角が、150°である、
請求項5に記載のアレイマイク装置。
【請求項7】
前記装置本体が、前記フレームの四角枠における内穴から上へ突出する凸部を有し、
前記凸部には、前記凸部の外周から外側に突出して前記水平部の下側に重なる張出部が形成され、
前記張出部の内方には、前記アレイマイクの外縁が収容される、
請求項3に記載のアレイマイク装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、アレイマイク装置に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、基板と、基板上に様々なサイズの同心状のネスト化されたリングの形で配置された複数のマイクと、を備えるアレイマイクシステムが開示されている。このアレイマイクシステムでは、各リングは、該リングの周辺部に沿って所定の間隔で位置する複数のマイクのサブセットを含む。このアレイマイクシステムは、マイクアセンブリであって、複数のマイクを含むアレイマイクと、アレイマイクを支持するように構成されたハウジングと、を備える。ハウジングは、吊り天井に含まれる複数の天井パネルのうちの少なくとも1つの天井パネルの代わりに吊り天井内に取り付けることができるサイズ及び形状を有する。ハウジングの前面は、複数の天井パネルのうちの少なくとも1つの天井パネルと実質的に同様のサイズ及び形状を有する通音スクリーンを含む、マイクアセンブリを有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2018-515028号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
マイクアセンブリ(以下、「アレイマイク装置」とも称す。)は、取り付けが高所作業となることが多いため、良好に作業できることが、安全上好ましい。しかし、アレイマイク装置は、その本体前面が天井パネルのパネル前面と面一であると、取り付け作業中に仮置きする場合に本体前面が仮置き面に接触する。本体前面は、仮置き面に接触すると、汚損や傷つきが生じやすい。また、アレイマイク装置は、本体前面を上向きで仮置きすれば、異物等の落下により、本体前面に汚損や傷つきが生じやすい。このため、従来のアレイマイク装置は、取り付け作業中の取り扱いが煩雑であり、良好な作業性が得にくい。このような不具合は、本体前面がパネル前面よりも鉛直方向下側へ出っ張るアレイマイク装置では、より顕著となる。また、本体前面が出っ張るアレイマイク装置では、天井をスッキリ見栄えよく見せることができない。さらに、本体前面が出っ張るアレイマイク装置では、自然光や照明光などによる影が天井に生じやすく、天井の見栄えを低下させやすい。
【0005】
本開示は、上述した従来の事情に鑑みて案出され、集音の指向特性を損ねることなく、本体前面を他のパネル前面よりも後退させることができるアレイマイク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、格子体の開口部に天井パネルが配置されるシステム天井の前記開口部に、前記天井パネルに代えて配置されるアレイマイク装置であって、アレイマイクを収容する装置本体と、前記装置本体に固定されて前記開口部に載るフレームと、を有し、前記開口部に配置された前記フレームは、前記システム天井を構成する他の前記開口部に配置された天井パネルの鉛直方向下側の面であるパネル前面よりも、前記装置本体の本体前面を上側へ後退させて前記装置本体を支持する、アレイマイク装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、集音の指向特性を損ねることなく、本体前面を他のパネル前面よりも後退させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1に係るアレイマイク装置が開口部に配置された状態のシステム天井を鉛直方向下方側より見た斜視図
開口部に配置された図1に示したアレイマイク装置を鉛直方向上方側から見た斜視図
図2のX-X断面図
装置本体が格子体の開口部から鉛直方向上方へ浮上した状態の分解斜視図
装置本体の本体前面を鉛直方向下方側から見た斜視図
アレイマイク装置の分解斜視図
装置本体の分解斜視図
アレイ中心軸を含む図2のY-Y断面図
図8のA部拡大図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、適宜図面を参照しながら、本開示に係るアレイマイク装置を具体的に開示した実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
【0010】
図1は、実施の形態1に係るアレイマイク装置11が開口部13に配置された状態のシステム天井15を鉛直方向下方側より見た斜視図である。アレイマイク装置11が開口部13に配置された状態とは、言い換えると、アレイマイク装置11が開口部13に載せられた状態とも言え、以下の説明においても同様である。
(【0011】以降は省略されています)

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