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公開番号2025091163
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206252
出願日2023-12-06
発明の名称天井マイクの制御方法
出願人パナソニックIPマネジメント株式会社
代理人弁理士法人栄光事務所
主分類H04R 3/00 20060101AFI20250611BHJP(電気通信技術)
要約【課題】天井に設置されたマイクにおける話者の誤認を抑制する。
【解決手段】天井マイクの制御方法は、複数のマイク素子により構成されるアレイマイクにより収音された第1の音声信号と、天井マイクと異なる空間で収音された外部の音声信号とを取得し、取得された第1の音声信号および外部の音声信号に基づいて、天井マイクと同一の空間に設けられたスピーカにより出力される出力音声信号を決定してスピーカに出力するとともに、スピーカにより出力される出力音声信号があると判定した場合、話者の音声を収音する複数のマイク素子により構成されるアレイマイクの指向性の制御を停止して、話者の音声を収音する収音方向を固定化する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
話者の音声を収音可能な複数のマイク素子を有する天井マイクが行う天井マイクの制御方法であって、
前記複数のマイク素子により構成されるアレイマイクにより収音された第1の音声信号と、前記天井マイクと異なる空間で収音された外部の音声信号とを取得し、
取得された前記第1の音声信号および前記外部の音声信号に基づいて、前記天井マイクと同一の空間に設けられたスピーカにより出力される出力音声信号を決定し、
決定された前記出力音声信号を前記スピーカに出力するとともに、前記スピーカにより出力される前記出力音声信号があると判定した場合、前記話者の音声を収音する前記アレイマイクの指向性の制御を停止して、前記話者の音声を収音する収音方向を固定化する、
天井マイクの制御方法。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記スピーカにより出力される前記出力音声信号の出力がないと判定した場合、前記話者の音声を収音する前記アレイマイクの指向性の制御を有効化し、
前記第1の音声信号に基づいて、前記話者の方向を推定し、
推定された前記話者の方向に前記アレイマイクの指向性を形成する、
請求項1に記載の天井マイクの制御方法。
【請求項3】
前記天井マイクは、前記天井マイクと同一の空間に設けられた少なくとも1つの第1のマイクとの間でさらに通信可能に接続されて、前記第1のマイクにより収音された第2の音声信号の入力をさらに受け付けて、前記第1の音声信号、前記第2の音声信号、および前記外部の音声信号に基づいて、前記スピーカにより出力される前記出力音声信号を決定し、
前記第2の音声信号の入力があると判定した場合、前記アレイマイクにより収音される前記音声の収音レベルを所定の収音レベルに減衰させる、
請求項1に記載の天井マイクの制御方法。
【請求項4】
前記第2の音声信号の入力がないと判定した場合、前記アレイマイクにより収音される前記音声の収音レベルを前記減衰前の収音レベルに増幅させる、
請求項3に記載の天井マイクの制御方法。
【請求項5】
前記天井マイクと前記同一の空間に設けられた他の天井マイクとの間でさらに通信可能に接続されて、前記他の天井マイクと通信可能に接続された少なくとも1つの第2のマイクにより収音された第3の音声信号の入力をさらに受け付けて、前記第1の音声信号、前記第2の音声信号、前記第3の音声信号および前記外部の音声信号に基づいて、前記スピーカにより出力される前記出力音声信号を決定し、
前記第3の音声信号の入力があると判定した場合、前記アレイマイクにより収音される前記音声の収音レベルを所定の収音レベルに減衰させる、
請求項3に記載の天井マイクの制御方法。
【請求項6】
前記第3の音声信号の入力がないと判定した場合、前記アレイマイクの収音レベルを前記減衰前の収音レベルに増幅させる、
請求項5に記載の天井マイクの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、天井マイクの制御方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、ビデオ会議接続において携帯機器を遠端に接続し、携帯機器において、ビデオ会議接続を経由して遠端から受信した遠端ビデオ及び遠端音声を出力し、携帯機器を用いて取得した近端ビデオ及び近端音声を、ビデオ会議接続を経由して遠端に送信し、無線接続において携帯機器をビデオ会議ユニットに接続し、携帯機器からビデオ会議ユニットに、ビデオ会議接続を転送するビデオ会議方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-93663号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1は、複数の携帯機器のマイクが同時に音声を取り込んでいる場合、最も音量が大きい入力を有するマイクを選択して、選択したマイクの音声をビデオ会議音声用に使用し、ビデオ会議音声用の音声のうちスピーカから出力される音声をエコーキャンセラにより除去することで、出力音声を取り除く。しかし、特許文献1の構成では、スピーカの音量設定、スピーカと各携帯機器のマイクあるいはマイクロフォンアレイとの位置関係等によっては、話者を誤認したり、収音された音声に含まれるスピーカの出力音声が大きいことで送信される音質が低下したりする可能性があった。
【0005】
本開示は、上述した従来の状況に鑑みて案出され、天井に設置されたマイクにおける話者の誤認を抑制する天井マイクの制御方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、話者の音声を収音可能な複数のマイク素子を有する天井マイクが行う天井マイクの制御方法であって、前記複数のマイク素子により構成されるアレイマイクにより収音された第1の音声信号と、前記天井マイクと異なる空間で収音された外部の音声信号とを取得し、取得された前記第1の音声信号および前記外部の音声信号に基づいて、前記天井マイクと同一の空間に設けられたスピーカにより出力される出力音声信号を決定し、決定された前記出力音声信号を前記スピーカに出力するとともに、前記スピーカにより出力される前記出力音声信号があると判定した場合、前記話者の音声を収音する前記アレイマイクの指向性の制御を停止して、前記話者の音声を収音する収音方向を固定化する、天井マイクの制御方法を提供する。
【0007】
なお、これらの包括的または具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム、または、記録媒体で実現されてもよく、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラムおよび記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、天井に設置されたマイクにおける話者の誤認を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態1に係るワイヤレスマイクシステムのシステム構成例を示す図
実施の形態1における天井マイクの内部構成例を示すブロック図
実施の形態2に係るワイヤレスマイクシステムのシステム構成例を示す図
実施の形態2における天井マイクの内部構成例を示すブロック図
実施の形態1、2における天井マイクの収音レベルの調整手順例を示すフローチャート
実施の形態1、2における天井マイクの指向性の調整手順例を示すフローチャート
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を適宜参照して、本開示に係る天井マイクの制御方法を具体的に開示した各実施の形態について、詳細に説明する。ただし、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えばすでによく知られた事項の詳細説明及び実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。なお、添付図面及び以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の記載の主題を限定することは意図されていない。
(【0011】以降は省略されています)

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