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公開番号2025090940
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023205847
出願日2023-12-06
発明の名称施術動画の編集装置
出願人株式会社クオトミー
代理人個人,個人
主分類A61B 34/10 20160101AFI20250611BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】施術画像の画質を自動的に調整できる画像編集装置を提供する。
【解決手段】施術動画が入力される施術動画入力部3と、施術動画に含まれる医療機器である使用医療機器を分析し、使用医療機器に基づいて施術動画に使用医療機器に関するタグを設けるタグ設置部5と、施術動画のうちタグで区切られた区間の動画である区間動画の画質を調整する区間画質調整部7と、を有し、タグを設けられた施術動画であるタグ付き施術動画は、タグが設けられた部分から頭出しできるようになり、区間画質調整部は、使用医療機器に応じて、区間動画の画質を調整する、施術動画の編集装置1。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
施術動画が入力される施術動画入力部と、
前記施術動画に含まれる医療機器である使用医療機器を分析し、前記使用医療機器に基づいて前記施術動画に前記使用医療機器に関するタグを設けるタグ設置部と、
前記施術動画のうち前記タグで区切られた区間の動画である区間動画の画質を調整する区間画質調整部と、
を有し、
前記タグを設けられた施術動画であるタグ付き施術動画は、前記タグが設けられた部分から頭出しできるようになり、
前記区間画質調整部は、前記使用医療機器に応じて、前記区間動画の画質を調整する、
施術動画の編集装置。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
請求項１に記載の装置であって、
前記区間画質調整部は、
前記タグで区切られた区間をタグ区間とすると、前記区間動画のうち前記使用医療機器がないタグ区間の前記区間動画である使用医療機器不存在区間動画を、静止画とするか、又は他の区間動画の画質よりも画質が低い区間動画とする、装置。
【請求項３】
請求項１に記載の装置であって、
過去の施術動画と当該過去の施術動画のうち施術シーンに関する情報を教師データとして学習させた学習済みモデルである施術シーン用学習済みモデルを用い、前記施術動画のうち施術シーンを抽出する施術シーン抽出部と、
前記施術動画のうち前記施術シーン以外の施術動画である施術外動画を、静止画とするか、又は他の区間動画の画質よりも画質が低い区間動画とする、施術外動画画質調整部と、
をさらに有する、装置。
【請求項４】
請求項１に記載の装置であって、
前記施術動画に基づいて、前記施術動画の施術術式である実施施術術式を分析し、前記施術動画に前記実施施術術式に関する情報を付加する実施施術術式情報付加部と、
前記施術動画のうち前記実施施術術式と関連する部分である実施施術術式関連動画を抽出する実施施術術式関連動画抽出部とをさらに有する、
装置。
【請求項５】
コンピュータを、
施術動画が入力される施術動画入力部と、
前記施術動画に含まれる医療機器である使用医療機器を分析し、前記使用医療機器に基づいて前記施術動画に前記使用医療機器に関するタグを設けるタグ設置部と、
前記施術動画のうち前記タグで区切られた区間の動画である区間動画の画質を調整する区間画質調整部と、
を有し、
前記タグを設けられた施術動画であるタグ付き施術動画は、前記タグが設けられた部分から頭出しできるようになり、
前記区間画質調整部は、前記使用医療機器に応じて、前記区間動画の画質を調整する、
施術動画の編集装置として機能させるためのプログラム。
【請求項６】
請求項５に記載のプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な非一時的記録媒体。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
この発明は、施術動画の編集装置などに関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
特開２００６－４３２０９号公報には、外科手術の動画記録装置が記載されている。この装置は、外科手術の施術行為または器具の名称データを格納し、インデックスタイトル格納部に存在する特定の施術行為または器具を選択指定し、操作タイミングに対応するインデックス画像を記録する。この装置は、外科手術の記録動画を速やかに検索可能な状態で保存可能とする。このため、この装置は、施術動画を検索可能とし、さらにインデックス画像を表示できるので有益である。
【０００３】
特許第５０４４０６９号公報には、医用画像診断装置が記載されている。この装置は、時間スケール上の任意のタイミングで種類の栞データが関連付けられた施術動画を得ることができる。この栞は、動画にアクセスするためのマーカーである。
【０００４】
特表２０２２－５２０７０１号公報には、カメラ（例えば、俯瞰カメラ１２５，２３２１２３、及びテーブルサイドカメラ１２５）と（［００４４］－［００５０］、図１）で撮影された特定の外科的処置のビデオ映像にアクセスし（図８Ａのステップ８０２）、特定の外科的処置の手術段階に関連するビデオ映像の位置を識別するために、映像動き検出、映像追跡、形状認識、物体検出、流体流検出、機器識別、挙動解析、又は他の形態のコンピュータ支援状況認識のうちの１つ以上などの技術を使用して、例えば、前記ビデオ映像を解析して外科的処置で使用される１つ以上の医療機器を識別し、医療器具の識別に基づいて、医療機器に関連するビデオ映像内の位置で特定の術中事象を識別し（［００７４］、［００９８］、［０１４８］、図８Ａのステップ８０４）、前記識別された術中事象に対してタグ付けを行い（図８Ａのステップ８０６～８０８）、手術段階内の特定の術中手術事象の事象位置を識別するためにビデオ解析を行い（図８Ａのステップ８１０）、前記タグを特定の術中手術事象の事象位置に関連付けることにより、前記タグは、例えば、ビデオ映像が事象位置で手術事象に関連付けられ（図８Ａのステップ８１２～ステップ８１６）、ユーザがタグを選択することにより、ビデオ映像中の前記タグに一致するサブセットを検索して表示できること（［０１２８］－［０２３０］、図８Ａのステップ８１８～ステップ８２２）が記載されている（［０１４６］－［０２５０］、図７－図８）。
【０００５】
手術は長時間にわたる場合がある。このため、タグや栞を用いて必要箇所のみにアクセスできるようにしても、動画そのものの容量が大容量となるという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００６】
特開２００６－４３２０９号公報
特許第５０４４０６９号公報
特表２０２２－５２０７０１号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００７】
この発明は、施術の学習に必要な動画部分を維持しつつ施術動画の容量を抑えることができる施術動画の編集装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００８】
この発明は、基本的には、施術動画について、動画中の医療機器に応じて、タグをつけて、タグで区切られた区間において使用されている医療機器に応じて画質を調整することで、動画の容量を著しく軽減できるという知見に基づく。
【０００９】
施術動画の編集装置１は、施術動画入力部３と、タグ設置部５と、区間画質調整部７と、を有する。
施術動画入力部３は、施術動画が装置１に入力されるための要素である。
タグ設置部５は、施術動画に含まれる医療機器（「使用医療機器」とよぶ）を分析し、使用医療機器に基づいて施術動画に使用医療機器に関するタグを設けるための要素である。タグを設けられた施術動画（「タグ付き施術動画」ともよぶ）は、タグが設けられた部分から頭出しできるようになる。
区間画質調整部７は、施術動画のうちタグで区切られた区間の動画である区間動画の画質を調整するための要素である。区間画質調整部７は、使用医療機器に応じて、区間動画の画質を調整する。施術動画の編集装置１は、医療機器に応じて、タグをつけて、タグで区切られた区間において使用されている医療機器に応じて画質を調整することができる。
【００１０】
区間画質調整部７の好ましい例は、タグで区切られた区間をタグ区間とすると、区間動画のうち使用医療機器がないタグ区間の区間動画である使用医療機器不存在区間動画を、静止画とするか、又は他の区間動画の画質よりも画質が低い区間動画とする。医療機器が使用されていない区間は、重要度が低いと考えられる。このため、使用医療機器不存在区間を、代表的な静止画とするか、画質を抑えることで、動画の容量を抑えることができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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