TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025090416
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2023205621
出願日
2023-12-05
発明の名称
空調システム,空調プログラム,及び空調方法
出願人
株式会社関電工
代理人
個人
主分類
F24F
11/80 20180101AFI20250610BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約
【課題】 空調対象の居室内の温度及び湿度を、最小限のエネルギーで良好に設定範囲内に制御することで、SDGs,カーボンニュートラル,グリーンイノベーションに貢献できる空調装置を提供する。
【解決手段】 居室110内の温湿度が温湿度検出器152で測定され、これが温湿度制御装置150に入力される。温湿度制御装置150は、室内の温湿度の値から、予め定めた制御範囲であって、比エンタルピーが設定値となるように、温湿度の制御データを演算し、空調機120に出力する。これにより、空調機120は、入力された制御データに基づいて給気ダクト130から居室110に供給する空気の温湿度を調整する。比エンタルピーは、室内の空気が持っている熱量であると考えることができ、これが一定となるように空調運転が行われることになる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
居室内の空調を行う空調システムであって、
前記居室内の温湿度が予め定めた設定範囲となるように空調を行う空調手段,
前記居室内の温湿度の目標値に基づいて決定された比エンタルピーの目標値となるように、前記空調機を制御する温湿度制御手段,
を備えたことを特徴とする空調システム。
続きを表示(約 1,900 文字)
【請求項2】
前記温湿度制御手段は、
前記居室内の温湿度の目標値と、それに基づいて決定された比エンタルピーの目標値を、温湿度設定データとして保存するとともに、
前記居室内の温湿度を検出する温湿度検出手段と、
前記温湿度設定データと、前記温湿度検出手段による検出結果に基づいて、前記空調機による制御データを演算する演算手段と、
前記制御データに基づいて、前記空調機を制御する温湿度制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載の空調システム。
【請求項3】
居室内の空調を行う空調システムであって、
前記居室内の温湿度が予め定めた設定範囲となるように空調を行う空調手段,
該空調手段が、室内機と外調機とによって構成されており、
前記外調機の前記居室への給気側の温湿度の目標値に基づいて決定された比エンタルピーの目標値となるように、前記外調機を制御する温湿度制御手段,
を備えたことを特徴とする空調システム。
【請求項4】
前記温湿度制御手段は、
前記外調機の前記居室への給気側の温湿度の目標値と、それに基づいて決定された比エンタルピーの目標値を、温湿度設定データとして保存するとともに、
前記外調機の前記居室への給気側の温湿度を検出する温湿度検出手段と、
前記温湿度設定データと、前記温湿度検出手段による検出結果に基づいて、前記外調機による制御データを演算する演算手段と、
前記制御データに基づいて、前記外調機を制御する温湿度制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項3記載の空調システム。
【請求項5】
居室内の空調を行う空調システムであって、
前記居室内の温湿度が予め定めた設定範囲となるように空調を行う空調手段,
該空調手段が、室内機と外調機とによって構成されており、
前記外調機が全熱交換器を備えており、
前記全熱交換器の前記居室に対する給気側の温湿度の目標値に基づいて決定された比エンタルピーの目標値となるように、前記外調機を制御する温湿度制御手段,
を備えたことを特徴とする空調システム。
【請求項6】
前記温湿度制御手段は、
前記全熱交換器の前記居室に対する給気側の温湿度の目標値と、それに基づいて決定された比エンタルピーの目標値を、温湿度設定データとして保存するとともに、
前記全熱交換器の前記居室に対する給気側の温湿度を検出する温湿度検出手段と、
前記温湿度設定データと、前記温湿度検出手段による検出結果に基づいて、前記外調機による制御データを演算する演算手段と、
前記制御データに基づいて、前記外調機を制御する温湿度制御手段と、
を備えたことを特徴とする請求項5記載の空調システム。
【請求項7】
温湿度制御手段に、最適起動・停止制御部が設けられており、
該最適起動・停止制御部は、
居室の利用開始時に許容可能な比エンタルピーに達するまでの運転時刻を、過去の場合と比較し、より短い時刻を採用して空調機の運転を開始し、
居室の運転停止時に許容可能な比エンタルピーに達するまでの停止時刻を、過去の場合と比較し、より短い時刻を採用して空調機の運転を停止する
ことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の空調システム。
【請求項8】
前記空調手段による制御範囲を、建築物環境衛生管理基準の範囲内となるように設定したことを特徴とする請求項1~6のいずれか一項に記載の空調システム。
【請求項9】
請求項2記載の温湿度制御手段で実行される温湿度制御プログラムであって、
前記温湿度設定データと、前記温湿度検出手段による検出結果に基づいて、前記空調機による制御データを演算するステップと、
前記制御データに基づいて、前記空調機を制御する温湿度制御ステップと、
を備えたことを特徴とする温湿度制御プログラム。
【請求項10】
請求項4又は6記載の温湿度制御手段で実行される温湿度制御プログラムであって、
前記温湿度設定データと、前記温湿度検出手段による検出結果に基づいて、前記外調機による制御データを演算するステップと、
前記制御データに基づいて、前記外調機を制御する温湿度制御ステップと、
を備えたことを特徴とする温湿度制御プログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、空調システムに関し、特に空調に要するエネルギーの節約に好適な空調手法の改良に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
省エネルギーを目的とした空調手法の背景技術としては、例えば、下記特許文献1記載の「温湿度制御システムおよび温湿度制御方法」がある。これは、空調対象のビル居室内の温度及び湿度の基準設定(例えば、24℃,50%RH)に対する±2℃、±10%RHの範囲(許容範囲)を設定ゾーンSとし、この設定ゾーンSの周囲に目標値決定ゾーンZ1~Z6を定める。そして、外気条件が位置する目標値決定ゾーンに応じ、処理熱量が一番少ないと考えられる設定ゾーンSにおける設定点として、室内温度設定値および室内湿度設定値を決定する。この決定した室内温度設定値および室内湿度設定値に室内温度および室内湿度が合致するように、空調制御対象室への給気の温湿度を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-50038号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述した特許文献1記載の背景技術では、外気の温度・湿度によって目標値決定ゾーンが成り行きで変化し、このため、処理熱量が一番少ない設定ゾーンに外気条件に応じた温度や湿度を設定したとしても、設定値に曖昧さが生じ、結果的に必ずしも処理熱量が一番少ない制御が行われるとは限らないといった不都合がある。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みなされたもので、空調対象の居室内の温度及び湿度を、最小限のエネルギーで良好に設定範囲内に制御することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、居室内の空調を行うにあたって、前記居室内の温湿度の目標値に基づいて比エンタルピーの目標値を決定し、この比エンタルピーの目標値となるように、空調機を制御することを特徴とする。あるいは、室内機と外調機を備えている場合に、外調機の前記居室への給気側の温湿度の目標値に基づいて比エンタルピーの目標値を決定し、この比エンタルピーの目標値となるように、外調機を制御することを特徴とする。更に、室内機と外調機を備えており、前記外調機に全熱交換器が設けられている場合に、全熱交換器の前記居室に対する給気側の温湿度の目標値に基づいて比エンタルピーの目標値を決定し、この比エンタルピーの目標値となるように、前記外調機を制御することを特徴とする。
【0007】
比エンタルピーの目標値となるように制御を行うことで、結果的に比エンタルピーは一定となる。比エンタルピーは、室内の空気が持っている熱量であると考えることができ、これを変更しないように空調運転を行うことで、省エネルギー化を図ることができる。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、制御対象となる空気の温湿度が予め定めた比エンタルピーとなるように空調制御を行うことで、人が許容できる空気の熱量と温度の範囲内で空調の省エネルギー化を図ることができ、脱炭素社会の実現に寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施例1の空調システムの主要構成を示す図である。
前記実施例1の室内の冷房時における制御の様子を示す図である。
前記実施例1の室内の暖房時における制御の様子を示す図である。
前記実施例1の主要動作を示す図である。
本発明の実施例2の空調システムの主要構成を示す図である。
前記実施例2の外調機の冷房時における制御の様子を示す図である。
前記実施例2の外調機の暖房時における制御の様子を示す図である。
本発明の実施例3の空調システムの主要構成を示す図である。
本発明の実施例4の主要部とその動作を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
株式会社関電工
OFケーブルの牽引治具
2日前
株式会社関電工
空調ウェアおよびチューブキット
19日前
株式会社関電工
塗料、塗膜および塗膜の寿命を延長する方法
18日前
株式会社関電工
空調システム,空調プログラム,及び空調方法
4日前
株式会社関電工
情報処理方法、情報処理システム及びプログラム
3日前
株式会社関電工
目盛り付きペンチ及びテンションメンバ固定方法
1か月前
株式会社関電工
情報処理方法、コンピュータ及び情報処理プログラム
3日前
株式会社関電工
金属配管曲げゲージ治具及び該治具を用いた金属配管曲げ加工方法
4日前
株式会社関電工
情報処理方法、プログラム、情報処理装置および情報処理システム
1か月前
個人
即湯器
5か月前
個人
空気調和機
16日前
個人
エアコン室内機
10日前
株式会社コロナ
加湿器
5か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
加湿装置
24日前
株式会社コロナ
給湯装置
4か月前
株式会社コロナ
加湿装置
4か月前
株式会社コロナ
加湿装置
5か月前
株式会社コロナ
暖房装置
5か月前
株式会社コロナ
加湿装置
4か月前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
4か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
3か月前
株式会社コロナ
加湿装置
2か月前
株式会社コロナ
空調装置
2か月前
株式会社コロナ
給湯装置
5か月前
個人
住宅換気空調システム
3か月前
株式会社コロナ
空気調和機
6か月前
株式会社コロナ
空気調和機
1か月前
株式会社パロマ
給湯器
4か月前
株式会社パロマ
給湯器
4か月前
個人
ソーラークッカー
4か月前
株式会社コロナ
貯湯式給湯機
19日前
株式会社コロナ
風呂給湯装置
4か月前
続きを見る
他の特許を見る