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公開番号2025089836
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-16
出願番号2023204742
出願日2023-12-04
発明の名称接触検出プログラム、接触検出装置、接触検出システム、および接触検出方法
出願人任天堂株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G06T 7/60 20170101AFI20250609BHJP(計算;計数)
要約【課題】被写体同士が接触していることを検出することができる接触検出プログラム、接触検出装置、接触検出システム、および接触検出方法を提供する。
【解決手段】被写体である第1の人物と被写体である第2の人物とを少なくとも含む画像データを撮像装置から取得させ、計測装置から、第1の人物と第2の人物との間を流れる電流に関する第1のデータを取得させ、画像データから、第1の人物の手に対応する第1の部位と第2の人物の手に対応する第2の部位とが重なっている状態であることを示す重なり状態を認識させ、第1のデータが所定の条件を満たし、かつ、第1の部位と第2の部位とが重なり状態であると認識された場合、第1の人物の手と第2の人物の手とが接触状態であると判定させる。
【選択図】図3

特許請求の範囲【請求項１】
情報処理装置のコンピュータに、
被写体である第１の人物と被写体である第２の人物とを少なくとも含む画像データを撮像装置から取得させ、
計測装置から、前記第１の人物と前記第２の人物との間を流れる電流に関する第１のデータを取得させ、
前記画像データから、前記第１の人物の手に対応する第１の部位と前記第２の人物の手に対応する第２の部位とが重なっている状態であることを示す重なり状態を認識させ、
前記第１のデータが所定の条件を満たし、かつ、前記第１の部位と前記第２の部位とが前記重なり状態であると認識された場合、前記第１の人物の手と前記第２の人物の手とが接触状態であると判定させる、接触検出プログラム。
続きを表示（約 1,600 文字）【請求項２】
さらに、前記コンピュータに、前記接触状態において、認識された前記重なり状態の位置を用いて、ゲーム処理を実行させる、請求項１に記載の接触検出プログラム。
【請求項３】
さらに、前記コンピュータに、前記画像データから前記第１の人物および前記第２の人物のそれぞれの体の部位に対応したポイントを推定させ、
前記重なり状態は、前記画像データを用いた物体認識により認識され、
前記接触状態において前記重なり状態の認識に失敗した場合、前記ポイントのうち、前記第１の人物の手に対応する第１ポイントと前記第２の人物の手に対応する第２ポイントとに基づく位置を重なり状態の位置として、前記ゲーム処理を実行させる、請求項２に記載の接触検出プログラム。
【請求項４】
前記第１ポイントと前記第２ポイントとに基づく位置は、当該第１ポイントと当該第２ポイントとの中間点である、請求項３に記載の接触検出プログラム。
【請求項５】
さらに、前記コンピュータに、
第１の期間において、前記接触状態において取得した前記第１のデータに基づいて、第１のパラメータを算出させ、
前記第１の期間の後である第２の期間において、前記ゲーム処理を実行させ、
前記第２の期間の後である第３の期間において、前記接触状態において取得した前記第１のデータに基づいて、第２のパラメータを算出させ、
前記第１の期間の後であって、前記第２の期間の前に前記第１のパラメータに対応する情報を前記表示装置に表示させ、
前記第３の期間の後に、前記第１のパラメータに対応する情報から前記第２のパラメータに対応する情報へ変化したことを前記表示装置に表示させる、請求項２に記載の接触検出プログラム。
【請求項６】
さらに、前記コンピュータに、少なくとも前記第１の期間および前記第３の期間において、前記接触状態でないと判定された場合に、前記第１の人物の手と前記第２の人物の手とが当該接触状態でないことを報知させる、請求項５に記載の接触検出プログラム。
【請求項７】
前記第２のパラメータは、前記ゲーム処理の結果をさらに用いて算出される、請求項５または６に記載の接触検出プログラム。
【請求項８】
さらに、前記コンピュータに、前記第１の人物および前記第２の人物それぞれのバイタルサインに関する第２のデータを前記計測装置から取得させ、
前記第１のパラメータは、前記第２のデータをさらに用いて算出され、
前記第２のパラメータは、前記第２のデータをさらに用いて算出される、請求項５または６に記載の接触検出プログラム。
【請求項９】
さらに、前記コンピュータに、
前記ゲーム処理中に撮像された前記画像データから、前記第１の人物の顔に対応する第３の部位と前記第２の人物の顔に対応する第４の部位とを認識させ、
前記第３の部位および前記第４の部位に関するデータに基づいて、前記第１の人物の表情および前記第２の人物の表情を示す表情データを算出させ、
前記第２のパラメータは、前記表情データをさらに用いて算出される、請求項５に記載の接触検出プログラム。
【請求項１０】
さらに、前記コンピュータに、前記画像データから前記第１の人物および前記第２の人物のそれぞれの体の部位に対応するポイントを推定させ、
前記重なり状態は、前記画像データを用いた物体認識により認識され、
前記物体認識により複数の前記重なり状態が認識された場合、前記ポイントのうち、前記第１の人物の手に対応する第１ポイントと前記第２の人物の手に対応する第２ポイントとを用いて、当該複数の重なり状態から１つの重なり状態を選択させる、請求項１に記載の接触検出プログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、接触検出プログラム、接触検出装置、接触検出システム、および接触検出方法に関し、特に例えば、撮像された被写体同士の接触を検出する処理を行う接触検出プログラム、接触検出装置、接触検出システム、および接触検出方法に関する。
続きを表示（約 1,100 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、撮像された第１の被写体と他の被写体との重なり状態を判定する画像処理装置がある（例えば、特許文献１参照）。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２３－０７１４２２号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、上記特許文献１に記載された画像処理装置は、第１の被写体と他の被写体とが重なっていると画像認識した場合、当該被写体同士が実際に接触しているのか、当該被写体同士が単に奥行方向に離れた状態で重なって撮像されているのか判別できないため、画像認識では被写体同士の接触状態の判別が付きにくかった。
【０００５】
それ故に、本発明の目的は、被写体同士が接触していることを検出することができる接触検出プログラム、接触検出装置、接触検出システム、および接触検出方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記目的を達成するために、本発明は例えば以下の（１）～（１１）のような構成を採用し得る。
【０００７】
（１）
本発明の接触検出プログラムの一構成例は、情報処理装置のコンピュータに、被写体である第１の人物と被写体である第２の人物とを少なくとも含む画像データを撮像装置から取得させ、計測装置から、第１の人物と第２の人物との間を流れる電流に関する第１のデータを取得させ、画像データから、第１の人物の手に対応する第１の部位と第２の人物の手に対応する第２の部位とが重なっている状態であることを示す重なり状態を認識させ、第１のデータが所定の条件を満たし、かつ、第１の部位と第２の部位とが重なり状態であると認識された場合、第１の人物の手と第２の人物の手とが接触状態であると判定させる。
【０００８】
上記（１）の構成によれば、被写体である第１の人物の手に対応する部位および第２の人物の手に対応する部位が重なり状態となって撮像されている場合に、当該部位同士が接触していることを検出することができる。
【０００９】
（２）
上記（１）の構成において、さらに、上記コンピュータに、接触状態において、認識された重なり状態の位置を用いて、ゲーム処理を実行させてもよい。
【００１０】
上記（２）の構成によれば、第１の人物と第２の人物とが接触状態のままゲームプレイを行う新しい体験を提供することができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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