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公開番号2025105485
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-10
出願番号2024203357
出願日2024-11-21
発明の名称振動制御システム、プログラム、方法およびゲームコントローラ
出願人任天堂株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所,個人
主分類A63F 13/285 20140101AFI20250703BHJP(スポーツ;ゲーム;娯楽)
要約【課題】振動感覚のリアリティやバリエーションを改善する仕組みを提供する。
【解決手段】振動モータを制御する振動制御システムであって、少なくとも振幅を指示する振動指示データを取得する手段と、振動指示データに基づいて制御データを生成し、制御データを用いて振動モータを制御する手段と、前回の前記制御データがゼロであるか否かを判断する手段と、を備える。制御において、判断に応じて、今回の振動指示データに係る振幅に徐々に近づけるような制御データを生成するか、今回の振動指示データに係る振幅に対応する制御データを生成するかを選択する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項１】
振動モータを制御する振動制御システムであって、
少なくとも振幅を指示する振動指示データを取得する手段と、
前記取得した前記振動指示データに基づいて制御データを生成し、前記制御データを用いて前記振動モータを制御する手段と、
前回の前記制御データがゼロもしくは略ゼロであるか否か、または、前回の振幅がゼロもしくは略ゼロであるか否かを判断する手段と、を備え、
前記制御において、
前記判断に応じて、今回の前記振動指示データに係る振幅に徐々に近づけるような制御データを生成するか、今回の前記振動指示データに係る振幅に対応する制御データを生成するかを選択する、振動制御システム。
続きを表示（約 2,200 文字）【請求項２】
前記制御において、今回の前記振動指示データに係る振幅に徐々に近づけるような第１サイクルよりも短い第２サイクルの補間振幅データを生成して、前記補間振幅データに対応する前記第２サイクルの制御データを生成し、かつ、前記判断により、前回の前記振動指示データに係る振幅がゼロまたは略ゼロであると判断したときに、各前記第２サイクルの制御データを、今回の前記振動指示データに係る振幅に対応して生成する、請求項１に記載の振動制御システム。
【請求項３】
前記振動指示データは、さらに周波数を指示するデータであり、
前記制御において、今回の前記振動指示データに係る周波数に徐々に近づけるような第１サイクルよりも短い第２サイクルの補間周波数データを生成して、前記補間周波数データに対応する前記第２サイクルの制御データを生成し、
前記判断により、前回の前記振動指示データが指示する振幅がゼロまたは略ゼロであると判断したときに、前記各第２サイクルにおいて、前記振動指示データに係る周波数に対応する制御データを生成する、請求項２に記載の振動制御システム。
【請求項４】
前記振動指示データは、さらに周波数を指示するデータであり、
各周波数において前記振動モータに入力することが許容される電圧、または、各周波数において前記振動モータを制御するアンプが出力することが許容される電圧に関する周波数特性データを記憶する手段をさらに備え、
前記制御において、前記振動指示データに係る周波数に基づいて前記周波数特性データを参照して、前記入力することが許容される電圧または前記出力することが許容される電圧の許容値を決定し、前記振動指示データに係る振幅と前記決定された許容値に基づいて制御に用いる振幅を決定する、請求項１～請求項３のいずれか１項に記載の振動制御システム。
【請求項５】
前記周波数特性データは、前記振動モータの最大入力電圧または前記アンプの最大出力電圧に対する、各周波数において前記入力することが許容される電圧または前記出力することが許容される電圧の比を示すデータである、請求項４に記載の振動制御システム。
【請求項６】
前記振動指示データが無いときに、振幅がゼロの前記振動指示データを生成する手段をさらに備える、請求項１～請求項３のいずれか１項に記載の振動制御システム。
【請求項７】
振動モータを制御する振動制御システムのコンピュータに、
少なくとも振幅を指示する振動指示データを取得するステップと、
前記取得された前記振動指示データに基づいて制御データを生成し、前記制御データを用いて前記振動モータを制御するステップと、
前回の前記制御データがゼロまたは略ゼロであるか否かを判断するステップと、実行させ、
前記制御において、
前記判断により、前回の前記制御データがゼロまたは略ではないと判断したとき、今回の前記振動指示データに係る振幅に徐々に近づけるような制御データを生成し、かつ、前記判断により、前回の前記制御データがゼロまたは略ゼロであると判断したとき、今回の前記振動指示データに係る振幅に対応する制御データを生成する、プログラム。
【請求項８】
前記コンピュータに、さらに、今回の前記振動指示データに係る振幅に徐々に近づけるような第１サイクルよりも短い第２サイクルの補間振幅データを生成して、前記補間振幅データに対応する前記第２サイクルの制御データを生成し、かつ、前記判断により、前回の前記振動指示データに係る振幅がゼロまたは略ゼロであると判断したときに、各前記第２サイクルの制御データを、今回の前記振動指示データに係る振幅に対応して生成するステップを実行させる、請求項７に記載のプログラム。
【請求項９】
前記振動指示データは、さらに周波数を指示するデータであり、
前記制御において、今回の前記振動指示データに係る周波数に徐々に近づけるような第１サイクルよりも短い第２サイクルの補間周波数データを生成して、前記補間周波数データに対応する前記第２サイクルの制御データを生成し、
前記判断により、前回の前記振動指示データが指示する振幅がゼロまたは略ゼロであると判断したときに、前記各第２サイクルにおいて、前記振動指示データに係る周波数に対応する制御データを生成する、請求項７に記載のプログラム。
【請求項１０】
前記振動指示データは、さらに周波数を指示するデータであり、
前記制御において、前記振動指示データにより指示された周波数に基づいて、各周波数において前記振動モータに入力することが許容される電圧、または、各周波数において前記振動モータを制御するアンプが出力することが許容される電圧に関する周波数特性データを参照して、前記入力することが許容される電圧または前記出力することが許容される電圧の許容値を決定し、前記振動指示データに係る振幅と前記決定された許容値に基づいて制御に用いる振幅を決定する、請求項７～請求項９のいずれか１項に記載のプログラム。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、振動制御システム、プログラム、方法およびゲームコントローラに関する。
続きを表示（約 1,700 文字）【背景技術】
【０００２】
従来、ゲームをプレイするユーザに対して、振動効果を与えるゲームシステムが存在する。例えば、特開２０１６－２０２４８６号公報（特許文献１）には、ゲームに用いられる振動信号生成システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１６－２０２４８６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来のゲームシステムは、振動感覚のリアリティやバリエーションに改善の余地があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
（構成１）ある実施の形態における振動制御システムは、振動モータを制御する振動制御システムである。振動制御手段は、少なくとも振幅を指示する振動指示データを取得する手段と、取得した前記振動指示データに基づいて制御データを生成し、前記制御データを用いて前記振動モータを制御する手段と、前回の前記制御データがゼロもしくは略ゼロであるか否か、または、前回の振幅がゼロもしくは略ゼロであるか否かを判断する手段と、を備える。制御において、判断に応じて、今回の振動指示データに係る振幅に徐々に近づけるような制御データを生成するか、今回の前記振動指示データに係る振幅に対応する制御データを生成するかを選択する。なお、判断する手段は、ゼロであるか否かを判断する手段であってもよいし、略ゼロであるか否かを判断する手段であってもよい。これにより、振動制御システムは、ノイズの発生を抑制しつつ、立ち上がりの良い振動を生成することができる。
【０００６】
（構成２）構成１において、制御において、今回の前記振動指示データに係る振幅に徐々に近づけるような第１サイクルよりも短い第２サイクルの補間振幅データを生成して、補間振幅データに対応する前記第２サイクルの制御データを生成し、かつ、判断により、前回の前記振動指示データに係る振幅がゼロまたは略ゼロであると判断したときに、各前記第２サイクルの制御データを、今回の前記振動指示データに係る振幅に対応して生成する。
【０００７】
（構成３）構成２において、振動指示データは、さらに周波数を指示するデータであり、制御において、今回の前記振動指示データに係る周波数に徐々に近づけるような第１サイクルよりも短い第２サイクルの補間周波数データを生成して、前記補間周波数データに対応する前記第２サイクルの制御データを生成し、判断により、前回の前記振動指示データが指示する振幅がゼロまたは略ゼロであると判断したときに、前記各第２サイクルにおいて、前記振動指示データに係る周波数に対応する制御データを生成する。
【０００８】
（構成４）構成１～構成３のいずれかにおいて、振動指示データは、さらに周波数を指示するデータであり、各周波数において前記振動モータに入力することが許容される電圧、または、各周波数において前記振動モータを制御するアンプが出力することが許容される電圧に関する周波数特性データを記憶する手段をさらに備える。制御において、前記振動指示データに係る周波数に基づいて前記周波数特性データを参照して、前記入力することが許容される電圧または前記出力することが許容される電圧の許容値を決定し、前記振動指示データに係る振幅と前記決定された許容値に基づいて制御に用いる振幅を決定する。
【０００９】
（構成５）構成４において、周波数特性データは、前記振動モータの最大入力電圧または前記アンプの最大出力電圧に対する、各周波数において前記入力することが許容される電圧または前記出力することが許容される電圧の比を示すデータである。
【００１０】
（構成６）構成１～構成３のいずれかにおいて、振動指示データが無いときに、振幅がゼロの前記振動指示データを生成する手段をさらに備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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