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公開番号
2025089375
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2025045556,2023000663
出願日
2025-03-19,2016-02-09
発明の名称
連続的グルコースデータを配信するためのシステム及び方法
出願人
デックスコム・インコーポレーテッド
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
G16H
20/10 20180101AFI20250605BHJP(特定の用途分野に特に適合した情報通信技術)
要約
【課題】グルコース値を監視するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】本開示は、医療デバイスにより得られる、例えばグルコース濃度値に関連するバイオセンサデータを受信し、そのデータのアクセス及び配信を制御するためのシステム、デバイス、ならびに方法に関する。いくつかの実施形態では、グルコースレベルを監視し、グルコース値及び代謝的健康情報に関連するデータを表示し、スマートフォンなどのコンピュータ上で実行するアプリケーション間でのグルコースデータの配信を制御するためのシステム及び方法が開示される。いくつかの実施形態では、連続的に監視されるグルコースレベルなどの医学的データへのアクセスを制御し、グルコースレベルに関連する健康データをコンピュータ上で実行する複数のアプリケーション間で同期し、かつ/またはデータを暗号化するためのシステム及び方法が開示される。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
グルコース値を監視するための方法であって、
モバイルコンピューティングデバイス上で動作可能な第1のアプリケーションにおいて、無線接続を介して送信されるグルコース測定値及び関連付けられたタイムスタンプを含む健康データを受信することと、
前記第1のアプリケーションによって、現在時刻と前記タイムスタンプとの間の持続時間が所定の遅延量を満たすと判定することと、
前記第1のアプリケーションによって、前記モバイルコンピューティングデバイス上で動作可能な第2のアプリケーションに、前記所定の遅延量の後にのみ前記グルコース測定値を提供することと、を含む、方法。
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【請求項2】
前記第1のアプリケーションが、連続グルコース監視センサデバイスにより提供される前記グルコース測定値を含むグルコースデータを受信し処理するように前記モバイルコンピューティングデバイスを構成する、医療デバイスソフトウェアアプリケーションを含み、前記第2のアプリケーションが、第三者ソフトウェアアプリケーションを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第三者ソフトウェアアプリケーションが、補助データを処理すること、及び前記補助データを前記グルコースデータと統合することを含む、前記第1のアプリケーションのものとは異なる少なくともいくつかの能力を提供するように構成される、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記補助データが、インスリンデータ、食事データ、またはエクササイズデータのうちの1つ以上を含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第三者ソフトウェアアプリケーションが、医療デバイス技術を規制する権限のある政府規制機関によって承認された承認済み医療デバイスソフトウェアアプリケーションではない、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のアプリケーションによって、前記モバイルコンピューティングデバイスのディスプレイスクリーン上に、前記グルコース測定値を表示することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記受信された健康データが、複数の連続的に生成されたグルコース測定値と、各グルコース測定値に対して関連付けられたタイムスタンプと、を含み、前記方法が、
前記複数の連続的に生成されたグルコース測定値のそれぞれを、前記所定の時間量だけ遅延させることと、
前記複数の連続的に生成されたグルコース測定値のそれぞれを、前記遅延後に前記第2のアプリケーションに提供することと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記グルコース測定値が、前記第2のアプリケーションが前記モバイルコンピューティングデバイスによって実行されることに応答して、前記所定の時間量の後に前記第2のアプリケーションに提供される、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記遅延が5分間~3時間である、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
グルコースレベルに影響する代謝的健康情報を取得することと、
前記第1のアプリケーションを使用して、前記グルコース測定値を前記代謝的健康情報と同時に表示することと、をさらに含む、請求項1~9のいずれか一項に記載の方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の参照による援用
本特許出願は、2015年2月10日出願の米国仮特許出願第62/114,386号、及び2015年12月17日出願の米国仮特許出願第62/269,035号の利益を主張するものである。前述の出願のそれぞれは、参照によって本明細書にその全体が組み込まれ、それぞれはここで明示的に本明細書の一部とされる。
続きを表示(約 3,700 文字)
【0002】
本開示は、グルコース値に関連するデータを無線で送信し、そのデータの表示及び配信を制御するための、連続グルコースモニタに関する。
【背景技術】
【0003】
連続グルコースモニタは、グルコースレベルを監視する容易な方法として人気が高まっている。過去において、患者は、1日を通して数回、例えば午前中、昼食頃、及び夕方などに、自身の血中グルコースレベルをサンプリングする。そのレベルは、患者の血液サンプルを少量採取し、試験紙またはグルコース計器でグルコースレベルを測定することによって測定することができる。しかしながらこの技術は、患者が血液サンプルを採取する必要がないことを好み、ユーザの血中グルコースレベルが1日を通してサンプル間でどのようなものかをユーザが知らないことから欠点を有する。
【0004】
患者のグルコースレベルは睡眠中に危険なほど低く低下し得るため、潜在的に危険な時間枠の1つは夜間である。結果として、連続グルコースモニタは、患者のグルコースレベルを連続的に測定し、測定されたグルコースレベルをディスプレイに無線で送信するセンサを備えることによって、人気を獲得している。これは、患者または患者の介護者が1日を通して患者のグルコースレベルを監視し、さらには、グルコースレベルが規定のレベルに達するとき、または規定の変化を経験するときのためにアラームを設定することを可能にする。
【0005】
初めは、連続グルコースモニタは、グルコースレベルに関連するデータを専用ディスプレイに無線で送信していた。専用ディスプレイは、グルコースレベル、傾向推移パターン、及び他の情報をユーザに表示するように設計された医療デバイスである。しかしながら、スマートフォン及びスマートフォン上で実行するアプリケーションの人気の高まりにつれて、一部のユーザは、専用ディスプレイを携帯する必要を回避することを好む。それよりも、一部のユーザは、スマートフォン上で実行するアプリケーションを使用して自身のグルコースレベルを監視することを好む。
【0006】
アプリケーションを実行するコンピューティングデバイスは、連続グルコースモニタと通信し、グルコースレベル及び他の情報を表示することができる。加えて、アプリケーションを実行するコンピューティングデバイスは、クラウドコンピューティングインフラストラクチャ内の他のアプリケーション、サーバ、またはデバイスとグルコースレベルを共有することができる。一例において、コンピューティングデバイス及びアプリケーションは、全体的な健康の監視のためのアプリケーションを実行する別のスマートフォンまたは他のコンピューティングデバイスと、それらのグルコースレベルを共有することができる。医学的データの共有または再送信は、別のアプリケーション、デバイス、またはサーバに対するものであろうと、医学的データが侵害されたり不適切に使用されたりし得る可能性のためにリスクを提示する。追加のアプリケーションは、ユーザに誤った推奨を提供したり、機密の医学的情報を追加のデバイスまたはアプリケーションに再送信したりして、患者守秘義務の違反を引き起こし得る。
【0007】
本開示は、これら及び他の課題の克服を対象とする。
【発明の概要】
【0008】
本開示のある特定の実施形態は、概して、患者の医学的データの再送信を制御及び保護するための技術に関する。例示的なある実施形態では、連続グルコースセンサなどの医療デバイスは、ソフトウェアアプリケーションを実行するコンピューティングデバイス、例えば、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、または他のウェアラブル及び/もしくはモバイルコンピューティングデバイスなどに、医学的データを送信する。例示的にスマートフォンとして説明される、ソフトウェアアプリケーションを実行するコンピューティングデバイスは、この医学的データの再配信及び使用を制御することができる。再配信は、スマートフォン上で実行する1つ以上の第三者アプリケーションに対するもの、またはサーバなどの遠隔コンピューティングデバイスに対するもの、または別個のスマートデバイスに対するものであり得る。一式の制御手段が、別個のアプリケーションが意図された用途外で医学的データを取得または使用する能力を限定するように動作する。例となる一実施形態において、医学的データは、即時の健康リスクを呈し得る状況において第三者の推奨の使用を制御するために、コンピューティングデバイス上の他のソフトウェアアプリケーション、またはアプリケーションもしくはデバイスを実行する他のコンピューティングデバイスにそれを提供する前に、遅延させることができる。他の例となる実施形態では、医学的データは、他のアプリケーション及びデバイスによる医学的データへのアクセスを制御するように暗号化することができる。医学的データを使用する権限のあるデバイスは、データの全部または一部を復号するための鍵を受信することができる。別の例となる実施形態では、連続グルコースモニタまたはディスプレイ上で実行するソフトウェアは、例えば、患者守秘義務を侵害するリスクをあまり呈しないデータなどの医学的データのサブセットを区別し、縮小されたデータセットを追加のアプリケーション及びデバイスに提供する。これらの実施形態、ならびにより詳細に以下に記載される他のものは、患者守秘義務を保護し、医学的データの再配信を制御する。
【0009】
例えば、ある特定の実施形態は、スマートフォンなどのコンピューティングデバイス上で実行する異なるアプリケーションにグルコースレベルを提供することに関連して生じる、いくつかの問題に対処する。例えば、第三者が、グルコースレベルに関連するデータにアクセスするアプリケーションを作成する場合がある。第三者アプリケーションは、グルコースレベルが過度に低下したとき、または過度に上昇したときなどに、アクセスしたデータを使用してユーザに警告を提供し得る。しかしながら、第三者アプリケーションは、無線送信されたデータと実際のグルコースレベルとの間の較正レベル及び正確な対応を適切に考慮しない。結果として、例えば、第三者アプリケーションは、受信されたデータに基づいてグルコースレベルを誤って計算し、レベルが実際には許容可能な範囲内であるときに、患者のグルコースレベルが高すぎるまたは低すぎることをユーザ(例えば、患者または患者のモニタ)に通知する場合があり、またはさらに悪いことに、第三者アプリケーションは、実際には患者のグルコースレベルが危険なほど低いのに、患者の監視されたグルコースレベルが許容可能なグルコース範囲内であることを示す場合がある。また、例えば、アプリケーションの開発者が、重要なグルコースの臨床的リスクファクターを考慮するようにアプリケーションを適切にセットアップしなかったために、第三者アプリケーションが、監視されたグルコースレベルに基づいて傾向を不適切に識別したり、アラームを見落としたりする場合がある。また、例えば、第三者アプリケーションは、ソフトウェアのバグ、または開発者が適切なグルコースの臨床的リスクレベルに精通していなかったことが原因で、患者のレベルが危険な範囲に入ったときにユーザに通知し損なう場合がある。したがって、例となる実施形態は、アプリケーションによる医学的データの表示及び使用を制御する。
【0010】
加えて、第三者アプリケーションは、承認のために米国食品医薬品局(U.S.Food and Drug Administration)に提出されていない場合がある。医療デバイスの承認の取得は、時間及びコストのかかるプロセスである。未承認のアプリケーションは、機密の医学的データでは許容されないセキュリティ欠陥を有することが多い。例えば、ユーザは、第三者アプリケーションがグルコースレベルに関連するデータにアクセスすることを許可するが、許可されたアプリケーションがそのデータを追加の第三者アプリケーションにも提供することを知らない。これらの追加の第三者アプリケーションは、ユーザの十分な知識なしに、追加のアプリケーション、インターネットサーバ、またはデータレポジトリに医学的データを配信し得る。これは、医学的データが侵害され、権限が与えられていない者に送られ得るという深刻なセキュリティリスクを作り出す。したがって、ある特定の実施形態は、アプリケーション間での医学的データの配信を制御する。具体的には、連続グルコースセンサまたはディスプレイ上で実行するソフトウェアは、データを他の第三者アプリケーションに配信する前にそれを暗号化することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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