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公開番号2025089105
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204102
出願日2023-12-01
発明の名称真贋判定システム
出願人株式会社ユビランド・インターナショナル
代理人個人
主分類G06T 7/00 20170101AFI20250605BHJP(計算;計数)
要約【課題】真贋判定の際の作業負担を軽減すると共に、検出漏れの可能性を低減すること。
【解決手段】物品の画像を撮影する端末装置と、前記物品の真贋を判定する学習モデルサーバと、を有する真贋判定システムであって、端末装置は、物品の画像の輝度画像を生成して学習モデルサーバへ送信し、学習モデルサーバから送られてくる判定結果に基づいて、更なる判定が必要か否かを判定し、更なる判定が必要な場合は、物品の画像の一部のカラー画像を学習モデルサーバへ送信する。学習モデルサーバは、端末装置から、輝度画像を受信すると、真正品と差止対象品の各輝度画像学習モデルを用いて、物品が真正品か差止対象品かを含む判定を実行し、端末装置からカラー画像を受信すると真正品と差止対象品の各カラー画像学習モデルを用いて、物品が真正品か差止対象品かを含む判定を実行する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
物品の画像を撮影する端末装置と、当該端末装置と通信ネットワークを介して接続し、前記物品の真贋を判定する学習モデルサーバと、を有する真贋判定システムであって、
前記端末装置は、前記物品の画像の輝度画像を生成して、該輝度画像を前記学習モデルサーバへ送信し、前記学習モデルサーバから送られてくる判定結果に基づいて、更なる判定が必要か否かを判定し、更なる判定が必要な場合は、前記物品の画像の一部のカラー画像を前記学習モデルサーバへ送信し、前記学習モデルサーバから送られてくる判定結果を受信すると、当該判定結果を表示し、
前記学習モデルサーバは、真正品の輝度画像の教師データによって生成した真正品輝度画像学習モデルと、差止対象品の輝度画像の教師データによって生成した差止対象品輝度画像学習モデルと、真正品のカラー画像の教師データによって生成した真正品カラー画像学習モデルと、差止対象品のカラー画像の教師データによって生成した差止対象品カラー画像学習モデルとを備え、
前記端末装置から、輝度画像を受信すると、前記真正品輝度画像学習モデルと前記差止対象品輝度画像学習モデルを用いて、前記物品が真正品か差止対象品かを含む判定を実行して、当該判定の結果を前記端末装置へ送信し、前記端末装置からカラー画像を受信すると前記真正品カラー画像学習モデルと前記差止対象品カラー画像学習モデルを用いて、前記物品が真正品か差止対象品かを含む判定を実行して、当該判定の結果を前記端末装置へ送信することを特徴とする真贋判定システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は真贋判定システム、具体的には税関等の差止め対象品か、真正品か、それ以外かを判定するシステムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
従来、税関において、差止対象かどうかは、税関職員が申請書類に基づいて目視によって行っていた。たとえば、輸入の際の差止対象は、輸入品が膨大な数に及ぶため、職員の負担が大きく、また全品検査は実質不可能なため検出に漏れが生じる可能性があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は上述したかかる事情に鑑みてなされたものであり、真贋判定の際の(たとえば税関などで差止対象を検出する際の)作業負担を軽減すると共に、判定ないし検出の漏れの可能性を低減することのできる真贋判定システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、本開示に係わる真贋判定システムは、物品の画像を撮影する端末装置と、当該端末装置と通信ネットワークを介して接続し、前記物品の真贋を判定する学習モデルサーバと、を有する真贋判定システムであって、
前記端末装置は、前記物品の画像の輝度画像を生成して、該輝度画像を前記学習モデルサーバへ送信し、前記学習モデルサーバから送られてくる判定結果に基づいて、更なる判定が必要か否かを判定し、更なる判定が必要な場合は、前記物品の画像の一部のカラー画像を前記学習モデルサーバへ送信し、前記学習モデルサーバから送られてくる判定結果を受信すると、当該判定結果を表示し、
前記学習モデルサーバは、真正品の輝度画像の教師データによって生成した真正品輝度画像学習モデルと、差止対象品の輝度画像の教師データによって生成した差止対象品輝度画像学習モデルと、真正品のカラー画像の教師データによって生成した真正品カラー画像学習モデルと、差止対象品のカラー画像の教師データによって生成した差止対象品カラー画像学習モデルとを備え、
前記端末装置から、輝度画像を受信すると、前記真正品輝度画像学習モデルと前記差止対象品輝度画像学習モデルを用いて、前記物品が真正品か差止対象品かを含む判定を実行して、当該判定の結果を前記端末装置へ送信し、前記端末装置からカラー画像を受信すると前記真正品カラー画像学習モデルと前記差止対象品カラー画像学習モデルを用いて、前記物品が真正品か差止対象品かを含む判定を実行して、当該判定の結果を前記端末装置へ送信することを特徴とする。
【発明の効果】
【0005】
以上、本発明の真贋システムにおいては、真贋判定の際の(たとえば税関などで差止対象を検出する際の)作業負担を軽減すると共に、判定ないし検出の漏れの可能性を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
本実施の形態による端末装置の画面説明図である。
本実施の形態よる真贋システムの端末、学習モデルサーバの処理、および送受信データを表した図である。
本実施の形態よる真贋システムの端末、差止商品管理サーバの処理、および送受信データを表した図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下に本発明に係る真贋判定システムの実施の形態を図面を参照しながら説明する。
1.システム構成および機能概要
本実施の形態による真贋判定システムは、次の(1)~(3)の装置で構成される。各装置は、通信ネットワークで接続される。
【0008】
(1)端末(スマートフォン)
この端末(端末装置)は、真贋判定(真正品か差止対象か否かの判定)を行う作業者が使用する。
作業者が、端末の備えるカメラで商品(真正品か差止対象か、それ以外かは不明)の画像(カラー)を撮影すると、端末は輝度画像(グレースケール又は明度画像でもよい)を生成する。生成した輝度画像は端末から通信ネットワークを経由して学習モデルサーバへ送られる。
【0009】
端末は、学習モデルサーバから送られてくる判定結果(真正品(本物)、差止対象品(贋物)の該当確率、領域情報)を受信すると、さらに詳細な(すなわち精度の高い)判定が必要か否かを判定し、詳細な判定が必要な場合は、当該領域情報をもとに抽出したカラー画像を学習モデルサーバへ送信する。そして、学習モデルサーバから送られてくる、当該カラー画像による判定結果を受信して、端末の画面に表示する。
【0010】
図1に端末画面の表示例を示す。この画面は、物品の撮影画像を表示するエリアと、判定処理中か否か等のステータスを表示するステータス表示エリアと、判定の結果を表示する判定結果表示エリアからなる。また、真正品か差止対象品の該当確率が一定値以上の場合は、登録IDが表示される。登録IDには、差止商品管理サーバの当該登録IDに紐付けらた詳細データへのリンク情報が埋め込まれており、登録IDを選択することにより、当該リンクの情報が別画面で表示される。
(【0011】以降は省略されています)

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