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公開番号2025088787
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2024225623,2023203002
出願日2024-12-20,2023-11-30
発明の名称モルタル組成物、補修材及びコンクリート組成物
出願人デンカ株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C04B 28/02 20060101AFI20250604BHJP(セメント;コンクリート;人造石;セラミックス;耐火物)
要約【課題】コテ作業等の際に良好に厚付けできるモルタル組成物を提供する。
【解決手段】目開き90μmの篩を通過した微粉体が、化学成分としてTiO2を含有するモルタル組成物であり、前記微粉体が、化学成分としてTiO2を0.03質量%以上含有することが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
目開き90μmの篩を通過した微粉体が、化学成分としてTiO

を含有するモルタル組成物。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記微粉体が、化学成分としてTiO

を0.03質量%以上含有する請求項1に記載のモルタル組成物。
【請求項3】
目開き90μmの篩を通過せずに残った粗粉体の化学成分としてのTiO

含有量が、前記微粉体の化学成分としてのTiO

含有量よりも小さい請求項1又は2に記載のモルタル組成物。
【請求項4】
JIS A 1171:2020に準拠するミニスランプフローコーンを用い、JIS A 1150:2020「コンクリートのスランプフロー試験方法」に準拠して測定したミニスランプフロー値(測定温度:20℃±2℃)が5~30mmである請求項1又は2に記載のモルタル組成物。
【請求項5】
前記微粉体が、化学成分としてP



を0.05~5質量%含有する請求項1又は2に記載のモルタル組成物。
【請求項6】
前記微粉体が、粒子径5μm以下の粒子を10~40質量%含有する請求項1又は2に記載のモルタル組成物。
【請求項7】
請求項1又は2に記載のモルタル組成物を含む補修材。
【請求項8】
請求項1又は2に記載のモルタル組成物を含むコンクリート組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、モルタル組成物、補修材及びコンクリート組成物に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
構造物の壁面等に左官施工するモルタル(モルタル組成物)には、コテ作業の施工性と施工対象への付着性が求められる。左官施工の対象としては、下地材、仕上材、補修材、目地材等と様々であり、これらに関連して要求される性能も多岐にわたる。そのなかでも塗り厚(厚付け)が重要な要求性能とされることが多い。
【0003】
例えば特許文献1では、厚塗り性及びコテ作業性等に優れたモルタルを目的とした技術が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-139349号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、このモルタルは、セメントやポゾラン反応性物質との水和反応で含有混練水が急速に消費されてしまう問題があった。そこで、保水剤の増量が考えられるが、その有効量を加えると粘性が高くなり過ぎて、左官施工作業性が低下してしまう問題があった。
【0006】
以上から、本発明は、コテ作業等の際に良好に厚付けできるモルタル組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、本発明者らは下記本発明に想到し当該課題を解決できることを見出した。すなわち本発明は下記のとおりである。
【0008】
[1] 目開き90μmの篩を通過した微粉体が、化学成分としてTiO

を含有するモルタル組成物。
[2] 前記微粉体が、化学成分としてTiO

を0.03質量%以上含有する[1]に記載のモルタル組成物。
[3] 目開き90μmの篩を通過せずに残った粗粉体の化学成分としてのTiO

含有量が、前記微粉体の化学成分としてのTiO

含有量よりも小さい[1]又は[2]に記載のモルタル組成物。
[4] JIS A 1171:2020に準拠するミニスランプフローコーンを用い、JIS A 1150:2020「コンクリートのスランプフロー試験方法」に準拠して測定したミニスランプフロー値(測定温度:20℃±2℃)が5~30mmである[1]~[3]のいずれか1つに記載のモルタル組成物。
[5] 前記微粉体が、化学成分としてP



を0.05~5質量%含有する[1]~[4]のいずれか1つに記載のモルタル組成物。
[6] 前記微粉体が、粒子径5μm以下の粒子を10~40質量%含有する[1]~[5]のいずれか1つに記載のモルタル組成物。
[7] [1]~[6]のいずれか1つに記載のモルタル組成物を含む補修材。
[8] [1]~[6]のいずれか1つ記載のモルタル組成物、又は、[7]に記載の補修材を含むコンクリート組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、コテ作業等の際に良好に厚付けできるモルタル組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明に係る一実施形態(以下、「本実施形態」ということがある)について説明する。なお、本明細書において「部」、「%」は、特に規定しない限り質量基準である。
(【0011】以降は省略されています)

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