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公開番号
2025081018
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-27
出願番号
2023194491
出願日
2023-11-15
発明の名称
重合性化合物の製造方法、及び、重合性化合物の製造装置
出願人
デンカ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C07C
7/20 20060101AFI20250520BHJP(有機化学)
要約
【課題】重合性化合物の製造効率の低下を抑制することが可能な重合性化合物の製造方法及び重合性化合物の製造装置を提供する。
【解決手段】重合性化合物を含有する凝縮対象気体G1を凝縮して凝縮液L1を得る凝縮器30の内面F1に重合禁止剤を接触させる工程を備える、重合性化合物の製造方法。重合性化合物を含有する凝縮対象気体G1を凝縮して凝縮液L1を得る凝縮器30を備え、凝縮器30の内面F1に重合禁止剤を接触させる、重合性化合物の製造装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
重合性化合物を含有する気体を凝縮して凝縮液を得る凝縮器の内面に重合禁止剤を接触させる工程を備える、重合性化合物の製造方法。
続きを表示(約 840 文字)
【請求項2】
前記気体を前記凝縮器に供給しつつ、前記凝縮器の前記内面に前記重合禁止剤を接触させる、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項3】
前記凝縮器の前記内面が、前記重合性化合物の凝縮温度以下の温度の部分を有する、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項4】
前記凝縮器の前記内面が、75℃以下の温度の部分を有する、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項5】
前記凝縮器が、前記気体の流路方向の下流端が閉口された配管部を有し、
前記凝縮器の前記内面が、前記配管部の前記下流端に位置する面を含む、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項6】
前記凝縮器が、第1通気部と、当該第1通気部よりも前記気体の流路方向の下流側において前記第1通気部に接続された第2通気部と、を有し、
前記第1通気部と前記第2通気部との間が、開口を有する仕切り部により仕切られており、
前記凝縮器の前記内面が、前記仕切り部における前記第1通気部側の面を含む、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項7】
前記第2通気部がエアフィンクーラー部である、請求項6に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項8】
前記凝縮器の前記内面に対向する位置から前記重合禁止剤を前記内面に対して供給する、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項9】
ノズルの噴射孔の中心軸が前記凝縮器の前記内面に対して垂直である状態で、前記ノズルを用いて前記凝縮器の前記内面に前記重合禁止剤を接触させる、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
【請求項10】
前記重合禁止剤及び水を含有する混合液を前記凝縮器の前記内面に接触させる、請求項1に記載の重合性化合物の製造方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合性化合物の製造方法、重合性化合物の製造装置等に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
重合性化合物は、様々な高分子化合物を得るために用いることができる。重合性化合物を製造するに際しては、反応器において原料を反応させ、重合性化合物を含有する気体を得た後、凝縮器において当該気体を凝縮することにより、重合性化合物を含有する凝縮液を得ることができる。重合性化合物の製造方法については、各種製造方法が検討されている(例えば、下記特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2000-344688号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
重合性化合物を製造するに際しては、重合性化合物を含有する気体を凝縮して凝縮液を得る凝縮器の内面に固形物が生成する場合がある。このような固形物が生成すると、重合性化合物を含有する気体及び凝縮液の移送の妨げになり、重合性化合物の製造効率が低下する。
【0005】
本発明は、重合性化合物の製造効率の低下を抑制することが可能な重合性化合物の製造方法及び重合性化合物の製造装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、いくつかの側面において、下記の[1]~[14]等に関する。
[1]重合性化合物を含有する気体を凝縮して凝縮液を得る凝縮器の内面に重合禁止剤を接触させる工程を備える、重合性化合物の製造方法。
[2]前記気体を前記凝縮器に供給しつつ、前記凝縮器の前記内面に前記重合禁止剤を接触させる、[1]に記載の重合性化合物の製造方法。
[3]前記凝縮器の前記内面が、前記重合性化合物の凝縮温度以下の温度の部分を有する、[1]又は[2]に記載の重合性化合物の製造方法。
[4]前記凝縮器の前記内面が、75℃以下の温度の部分を有する、[1]~[3]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[5]前記凝縮器が、前記気体の流路方向の下流端が閉口された配管部を有し、前記凝縮器の前記内面が、前記配管部の前記下流端に位置する面を含む、[1]~[4]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[6]前記凝縮器が、第1通気部と、当該第1通気部よりも前記気体の流路方向の下流側において前記第1通気部に接続された第2通気部と、を有し、前記第1通気部と前記第2通気部との間が、開口を有する仕切り部により仕切られており、前記凝縮器の前記内面が、前記仕切り部における前記第1通気部側の面を含む、[1]~[5]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[7]前記第2通気部がエアフィンクーラー部である、[6]に記載の重合性化合物の製造方法。
[8]前記凝縮器の前記内面に対向する位置から前記重合禁止剤を前記内面に対して供給する、[1]~[7]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[9]ノズルの噴射孔の中心軸が前記凝縮器の前記内面に対して垂直である状態で、前記ノズルを用いて前記凝縮器の前記内面に前記重合禁止剤を接触させる、[1]~[8]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[10]前記重合禁止剤及び水を含有する混合液を前記凝縮器の前記内面に接触させる、[1]~[9]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[11]前記重合禁止剤が、フェノール系化合物、オキシル系化合物、フェニレンジアミン系化合物、ヒドロキシルアミン系化合物、カテコール系化合物、ピロガロール系化合物、フェノチアジン系化合物、及び、ニトロシルラジカルからなる群より選ばれる少なくとも一種を含む、[1]~[10]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[12]前記重合禁止剤が4-ヒドロキシ-2,2,6,6-テトラメチルピペリジン-1-オキシルを含む、[1]~[11]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[13]前記重合性化合物がスチレンを含む、[1]~[12]のいずれか一つに記載の重合性化合物の製造方法。
[14]重合性化合物を含有する気体を凝縮して凝縮液を得る凝縮器を備え、前記凝縮器の内面に重合禁止剤を接触させる、重合性化合物の製造装置。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、重合性化合物の製造効率の低下を抑制することが可能な重合性化合物の製造方法及び重合性化合物の製造装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
重合性化合物の製造手順を説明するための模式図である。
凝縮器を説明するための模式端面図である。
凝縮器を説明するための模式端面図である。
凝縮器を説明するための模式端面図である。
凝縮器の内面の観察結果を示す図である。
凝縮器の内面の観察結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。但し、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
【0010】
本実施形態に係る重合性化合物の製造方法は、重合性化合物を含有する気体(以下、場合により「凝縮対象気体」という。気相成分、ガス流体等と称してよい)を凝縮して凝縮液を得る凝縮器の内面(内面の少なくとも一部:凝縮器の内部空間の面)に重合禁止剤を接触させる工程(接触工程)を備える。本実施形態に係る重合性化合物の製造装置は、凝縮対象気体を凝縮して凝縮液を得る凝縮器を備え、凝縮器の内面(内面の少なくとも一部:凝縮器の内部空間の面)に重合禁止剤を接触させる。本実施形態に係る重合性化合物の製造装置は、本実施形態に係る重合性化合物の製造方法において用いることができる。本実施形態に係る重合性化合物の製造方法及び製造装置によれば、凝縮器の内面に重合禁止剤を接触させることにより、凝縮器の内面に固形物が生成することを抑制することができることから、重合性化合物の製造効率の低下を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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