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公開番号
2025088767
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2024208117
出願日
2024-11-29
発明の名称
PSMA-STEAP1二重可変ドメイン免疫グロブリン(DVD-Ig)分子及び薬物コンジュゲート
出願人
アッヴィ・インコーポレイテッド
代理人
弁理士法人川口國際特許事務所
主分類
A61K
47/68 20170101AFI20250604BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】腫瘍のカバー範囲を強化し、抵抗性を緩和し、持続的な応答を促進するために、前立腺がん抗原の結合剤を組み合わせる新規の治療法を提供する。
【解決手段】ヒトSTEAP1及びヒトPSMAに結合する二重可変ドメイン免疫グロブリン(DVD-Ig)分子及びそれらの薬物コンジュゲート、並びにそれらを使用する方法を提供する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
以下の構造:
TIFF
2025088767000025.tif
47
168
[式中、nは、1又は2であり、
DVD-Igは、ヒトSTEAP1及びヒトPSMAに結合し、
DVD-Igは、2つの同一の重鎖及び2つの同一の軽鎖を含み、
各重鎖は、
a)VH1-CDR1(配列番号3)、VH1-CDR2(配列番号4)及びVH1-CDR3(配列番号5)を含む第1の重鎖可変ドメイン(VH1)、
b)VH2-CDR1(配列番号8)、VH2-CDR2(配列番号9)及びVH2-CDR3(配列番号10)を含む第2の重鎖可変ドメイン(VH2)、並びに
c)IgG1重鎖定常領域(CH1CH2CH3)
を含み、VH1及びVH2は、第1のペプチドリンカー(L1)を介して接続されており、各重鎖は、VH1-L1-VH2-CH1CH2CH3の形態にあり、
各軽鎖は、
a)VL1-CDR1(配列番号13)、VL1-CDR2(配列番号14)及びVL1-CDR3(配列番号15)を含む第1の軽鎖可変ドメイン(VL1)、
b)VL2-CDR1(配列番号18)、VL2-CDR2(配列番号19)及びVL2-CDR3(配列番号20)を含む第2の軽鎖可変ドメイン(VL2)、並びに
c)カッパ軽鎖定常領域(Cκ)
を含み、
VL1及びVL2は、第2のペプチドリンカー(L2)を介して接続されており、各軽鎖は、VL1-L2-VL2-Cκの形態にあり、
第1及び第2の重鎖は、二量体Fc領域を形成する]
を含む、二重可変ドメイン免疫グロブリン(DVD-Ig)薬物コンジュゲート。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
第1の重鎖可変ドメイン(VH1)が、配列番号2のアミノ酸配列を含み、
第2の重鎖可変ドメイン(VH2)が、配列番号7のアミノ酸配列を含み、
第1の軽鎖可変ドメイン(VL1)が、配列番号12のアミノ酸配列を含み、
第2の軽鎖可変ドメイン(VL2)が、配列番号17のアミノ酸配列を含む、
請求項1に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項3】
第1のペプチドリンカー(L1)が、アミノ酸配列GGGGSGGGGS(配列番号6)を含む、請求項1又は2に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項4】
第2のペプチドリンカー(L2)が、アミノ酸配列GGSGGGGSG(配列番号16)を含む、請求項1~3のいずれか一項に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項5】
IgG1重鎖定常領域(CH1CH2CH3)が、配列番号21又は23のアミノ酸配列を含む、請求項1~4のいずれか一項に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項6】
カッパ軽鎖定常領域(Cκ)が、配列番号22のアミノ酸配列を含む、請求項1~5のいずれか一項に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項7】
重鎖のそれぞれが、配列番号1又は24のアミノ酸配列を含み、
各軽鎖が、配列番号11のアミノ酸配列を含む、
請求項1~6のいずれか一項に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項8】
第1の重鎖及び第2の重鎖が、2つのジスルフィド架橋によって接続されており、2つのジスルフィド架橋が、EU番号付けによる、第1の重鎖の226位のシステインと第2の重鎖の226位のシステインとの間、及び第1の重鎖の229位のシステインと第2の重鎖の229位のシステインとの間にある、請求項1~7のいずれか一項に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項9】
Top1iリンカー-薬物が、EU番号付けによる、DVD-Igの第1及び第2の重鎖のC220位のシステインにコンジュゲートされている、請求項1~8のいずれか一項に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
【請求項10】
nが1である、請求項1~9のいずれか一項に記載のDVD-Ig薬物コンジュゲート。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本出願は、2023年11月30日に出願された米国仮出願第63/604,884号及び2024年2月6日に出願された米国仮出願第63/550,451号の利益を主張するものであり、それらの内容はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 1,700 文字)
【0002】
配列表
本出願は、電子的に提出された配列表(ABV21624USL2_ST26.xml、サイズ:27,909バイト、作成日2024年11月26日)を含み、その全体を参照により本明細書に組み込む。
【背景技術】
【0003】
前立腺がんは、世界的にみて男性で2番目に多く診断されるがんであり、がんによる死亡の原因としては第5位である。現在、転移性前立腺がんに対して利用可能な根治療法はない。
【0004】
PSMA(前立腺特異的膜抗原)及びSTEAP1(6回膜貫通型前立腺上皮抗原-1)は、転移性前立腺がんにおいて過剰発現され、正常組織では低発現である、十分に特徴付けられている抗原である。
【0005】
PSMAは、前立腺がんの進行に寄与する可能性のある葉酸の代謝において役割を果たす。PSMAの発現は、転移性及びホルモン抵抗性腫瘍で増加し、腫瘍の悪性度、病期、再発及び去勢抵抗性と相関する。
【0006】
STEAP1は、小分子、イオン及び栄養素の濃度を調節するイオンチャネル又はイオン輸送体である。STEAP1は、細胞間コミュニケーション及び細胞接着プロセスにおいて機能する。STEAP1は、進行腫瘍及び転移性腫瘍において過剰発現され、侵襲性の細胞増殖及び浸潤と関連している。
【0007】
抗体薬物コンジュゲート(ADC)は、抗体の細胞表面標的化特性を、化学的リンカーを使用してコンジュゲートされた強力な細胞傷害性薬物と組み合わせたもので、急速に成長しているクラスの抗がん剤である。ADCの利点は、腫瘍に毒性ペイロードを送達し、正常組織への全身曝露に伴う毒性を軽減する能力である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
腫瘍のカバー範囲を強化し、抵抗性を緩和し、持続的な応答を促進するために、前立腺がん抗原の結合剤を組み合わせる新規の治療法が必要である。
【課題を解決するための手段】
【0009】
(発明の簡単な要旨)
一部の態様において、本開示は、以下の構造:
【0010】
TIFF
2025088767000002.tif
48
168
[式中、nは、1又は2であり、
DVD-Igは、ヒトSTEAP1及びヒトPSMAに結合し、
DVD-Igは、2つの同一の重鎖及び2つの同一の軽鎖を含み、
各重鎖は、
a)VH1-CDR1(配列番号3)、VH1-CDR2(配列番号4)及びVH1-CDR3(配列番号5)を含む第1の重鎖可変ドメイン(VH1)、
b)VH2-CDR1(配列番号8)、VH2-CDR2(配列番号9)及びVH2-CDR3(配列番号10)を含む第2の重鎖可変ドメイン(VH2)、並びに
c)IgG1重鎖定常領域(CH1CH2CH3)
を含み、
VH1及びVH2は、第1のペプチドリンカー(L1)を介して接続されており、各重鎖は、VH1-L1-VH2-CH1CH2CH3の形態にあり、
各軽鎖は、
a)VL1-CDR1(配列番号13)、VL1-CDR2(配列番号14)及びVL1-CDR3(配列番号15)を含む第1の軽鎖可変ドメイン(VL1)、
b)VL2-CDR1(配列番号18)、VL2-CDR2(配列番号19)及びVL2-CDR3(配列番号20)を含む第2の軽鎖可変ドメイン(VL2)、並びに
c)カッパ軽鎖定常領域(Cκ)
を含み、
VL1及びVL2は、第2のペプチドリンカー(L2)を介して接続されており、各軽鎖は、VL1-L2-VL2-Cκの形態にあり、
第1及び第2の重鎖は、二量体Fc領域を形成する]
を含む、二重可変ドメイン免疫グロブリン(DVD-Ig)薬物コンジュゲートを提供する。
(【0011】以降は省略されています)
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