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公開番号
2025088262
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202851
出願日
2023-11-30
発明の名称
ドハティ増幅回路
出願人
住友電工デバイス・イノベーション株式会社
代理人
弁理士法人片山特許事務所
主分類
H03F
1/02 20060101AFI20250604BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】広帯域化することができるドハティ増幅回路を提供する。
【解決手段】ドハティ増幅回路は、入力された入力信号を第1信号と第2信号とに分配する分配ノードN1と、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力するメインアンプ10と、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第1ピークアンプ12と、前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードN2と、前記分配ノードと前記第1ピークアンプとの間に接続され、動作帯域の中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタ21と、備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
入力された入力信号を第1信号と第2信号とに分配する分配ノードと、
前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力するメインアンプと、
前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第1ピークアンプと、
前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードと、
前記分配ノードと前記第1ピークアンプとの間に接続され、動作帯域の中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタと、
備えるドハティ増幅回路。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
第3信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第2ピークアンプを備え、
前記分配ノードは、前記入力信号を前記第1信号、前記第2信号および前記第3信号に分配し、
前記合成ノードは、前記第4信号、前記第5信号および前記第6信号を合成し、合成した信号を前記出力信号として前記出力端子に出力し、
前記第1ピークアンプがオンする前記入力信号の入力電力は、前記第2ピークアンプがオンする前記入力電力より小さい請求項1に記載のドハティ増幅回路。
【請求項3】
前記入力信号の入力電力が前記メインアンプおよび前記第1ピークアンプが動作する電力のとき、
前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第4信号の電力は、前記合成ノードにおける前記動作帯域の両端の周波数の前記第4信号の電力より大きく、
前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第5信号の電力は、前記合成ノードにおける前記動作帯域の両端の周波数の前記第5信号の電力より小さい請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項4】
前記入力信号の入力電力が前記メインアンプおよび前記第1ピークアンプが動作する電力のとき、
前記中心周波数の前記出力信号の出力電力と前記動作帯域の両端の周波数の前記出力電力との差の絶対値は、前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第4信号の電力と前記合成ノードにおける前記動作帯域の両端の周波数の前記第4信号の電力との差の絶対値より小さい請求項3に記載のドハティ増幅回路。
【請求項5】
前記入力信号の入力電力が前記メインアンプおよび前記第1ピークアンプが動作する電力のとき、
前記中心周波数の前記出力信号の出力電力と前記動作帯域の両端の周波数の前記出力電力との差の絶対値は、前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第5信号の電力と前記動作帯域の両端の周波数における前記第5信号の電力との差の絶対値より小さい請求項4に記載のドハティ増幅回路。
【請求項6】
前記分配ノードと前記メインアンプとの間には前記中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタは接続されていない請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項7】
前記分配ノードと前記第2ピークアンプとの間には前記中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタは接続されていない請求項2に記載のドハティ増幅回路。
【請求項8】
前記分配ノードから前記メインアンプを介し前記合成ノードに至る経路に前記中心周波数に対して1/4波長線路が直列に接続されている請求項1または請求項2に記載のドハティ増幅回路。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ドハティ増幅回路に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
メインアンプと2個以上のピークアンプを用いたN(Nは3以上)-wayドハティ増幅回路が知られている(例えば特許文献1、2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
米国特許第8022760号明細書
米国特許第10601375号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、ドハティ増幅回路では、合成器にインピーダンス変換器が用いられている。また、インピーダンス変換器による位相変動を調整するための位相調整器が設けられている。このため、狭帯域化してしまう。
【0005】
本開示は、広帯域化することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態は、入力された入力信号を第1信号と第2信号とに分配する分配ノードと、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力するメインアンプと、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第1ピークアンプと、前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードと、前記分配ノードと前記第1ピークアンプとの間に接続され、動作帯域の中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタと、備えるドハティ増幅回路である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、広帯域化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、実施例1に係るドハティ増幅回路のブロック図である。
図2は、実施例1におけるノッチフィルタの例を示す図である。
図3は、実施例1におけるPoutに対する確率、Pinに対する各アンプのPout、Pinに対する各アンプの利得、Pinに対する全体の利得を示す模式図である。
図4は、比較例1における周波数に対する電力を示す図である。
図5は、実施例1における周波数に対する電力を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本開示の一実施形態は、入力された入力信号を第1信号と第2信号とに分配する分配ノードと、前記第1信号を増幅し、増幅した信号を第4信号として出力するメインアンプと、前記第2信号を増幅し、増幅した信号を第5信号として出力する第1ピークアンプと、前記第4信号と前記第5信号とを合成し、合成した信号を出力信号として出力端子に出力する合成ノードと、前記分配ノードと前記第1ピークアンプとの間に接続され、動作帯域の中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタと、備えるドハティ増幅回路である。これにより、広帯域化が可能となる。
(2)上記(1)において、第3信号を増幅し、増幅した信号を第6信号として出力する第2ピークアンプを備え、前記分配ノードは、前記入力信号を前記第1信号、前記第2信号および前記第3信号に分配し、前記合成ノードは、前記第4信号、前記第5信号および前記第6信号を合成し、合成した信号を前記出力信号として前記出力端子に出力し、前記第1ピークアンプがオンする前記入力信号の入力電力は、前記第2ピークアンプがオンする前記入力電力より小さくてもよい。これにより、広帯域化が可能となる。
(3)上記(1)または(2)において、前記入力信号の入力電力が前記メインアンプおよび前記第1ピークアンプが動作する電力のとき、前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第4信号の電力は、前記合成ノードにおける前記動作帯域の両端の周波数の前記第4信号の電力より大きく、前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第5信号の電力は、前記合成ノードにおける前記動作帯域の両端の周波数の前記第5信号の電力より小さくてもよい。これにより、広帯域化が可能となる。
(4)上記(3)において、前記入力信号の入力電力が前記メインアンプおよび前記第1ピークアンプが動作する電力のとき、前記中心周波数の前記出力信号の出力電力と前記動作帯域の両端の周波数の前記出力電力との差の絶対値は、前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第4信号の電力と前記合成ノードにおける前記動作帯域の両端の周波数の前記第4信号の電力との差の絶対値より小さくてもよい。これにより、広帯域化が可能となる。
(5)上記(4)において、前記入力信号の入力電力が前記メインアンプおよび前記第1ピークアンプが動作する電力のとき、前記中心周波数の前記出力信号の出力電力と前記動作帯域の両端の周波数の前記出力電力との差の絶対値は、前記合成ノードにおける前記中心周波数の前記第5信号の電力と前記動作帯域の両端の周波数における前記第5信号の電力との差の絶対値より小さくてもよい。これにより、広帯域化が可能となる。
(6)上記(1)から(5)のいずれかにおいて、前記分配ノードと前記メインアンプとの間には前記中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタは接続されていなくてもよい。これにより、小型化が可能となる。
(7)上記(2)において、前記分配ノードと前記第2ピークアンプとの間には前記中心周波数の信号を抑圧するノッチフィルタは接続されていなくてもよい。これにより、小型化が可能となる。
(8)上記(1)から(7)のいずれかにおいて、前記分配ノードから前記メインアンプを介し前記合成ノードに至る経路に前記中心周波数に対して1/4波長線路が直列に接続されていてもよい。これにより、小型化が可能となる。
【0010】
[本開示の実施形態の詳細]
本開示の実施形態にかかるドハティ増幅回路の具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
(【0011】以降は省略されています)
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