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公開番号
2025088212
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-11
出願番号
2023202761
出願日
2023-11-30
発明の名称
プログラム、無線通信システム及びペアリング方法
出願人
古河電気工業株式会社
,
古河AS株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H04W
76/10 20180101AFI20250604BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】予め車両に搭載されている第1通信機器と後付けで搭載される第2通信機器との間の無線通信の接続確立をより簡易に自動で行うことができるプログラム、無線通信システム及びペアリング方法を提供すること。
【解決手段】プログラムは、コンピュータに、予め車両4に搭載されている第1通信機器1と、後付けで車両4に搭載される第2通信機器2との間で、専用文字列が登録されているアドバタイズチャンネルを含む複数のチャンネルで構成される通信信号を用いて無線通信の接続確立を行うペアリング処理を実行させ、ペアリング処理は、第2通信機器2からアドレス情報を受信する受信工程と、登録文字列を読み出す読出工程と、アドレス情報に含まれる固有の専用文字列と、登録文字列とが一致するか否かを判定する判定工程と、専用文字列と、登録文字列とが一致すると判定された場合、接続要求を第2通信機器2に送信する送信工程とを備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
コンピュータに、予め車両に搭載されている第1通信機器と、後付けで前記車両に搭載され、所定の通信信号を送信可能な第2通信機器との間で、前記所定の通信信号を用いて無線通信の接続確立を行うペアリング処理を実行させるプログラムであって、
前記所定の通信信号は、所定の文字列の中に固有の専用文字列が登録されているアドバタイズチャンネルを含む複数のチャンネルで構成されており、
前記ペアリング処理は、
前記第2通信機器から前記アドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を受信する受信工程と、
予め登録されている登録文字列を読み出す読出工程と、
前記受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが一致するか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定された場合、接続要求を前記第2通信機器に送信する送信工程とを備えるプログラム。
続きを表示(約 2,000 文字)
【請求項2】
前記アドバタイズチャンネルは、複数存在し、
前記読出工程により読み出される登録文字列は、前記アドバタイズチャンネル毎に異なり、
前記判定工程では、前記受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記アドバタイズチャンネル毎に一致するか否かを判定し、
前記送信工程では、前記判定工程により、前記受信工程で受信した全ての前記所定の文字列に含まれる固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記アドバタイズチャンネル毎に一致すると判定された場合、接続要求を前記第2通信機器に送信する請求項1に記載のプログラム。
【請求項3】
前記所定の文字列の中に固有の専用文字列が登録されている前記アドバタイズチャンネルには、アドバタイズチャンネルとして機能するように構成されたデータチャンネルである少なくとも一のサブアドバタイズチャンネルが含まれ、
前記読出工程では、複数の前記アドバタイズチャンネル毎に予め登録されている登録文字列が読み出され、
前記受信工程は、
前記第2通信機器から前記サブアドバタイズチャンネル以外の前記アドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を受信する第1受信工程と、
前記第2通信機器から前記サブアドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を受信する第2受信工程と、を有し、
前記判定工程は、
前記第1受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記アドバタイズチャンネル毎に一致するか否かを判定する第1判定工程と、
前記第1判定工程後に、前記第2受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記サブアドバタイズチャンネルについて一致するか否かを判定する第2判定工程と、を有し、
前記送信工程では、前記第1判定工程により、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定され、かつ、前記第2判定工程により、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定された場合に、接続要求を前記第2通信機器に送信する請求項1に記載のプログラム。
【請求項4】
前記接続確立された前記第1通信機器と前記第2通信機器との組を示す情報を前記車両の上位機器へ通知する請求項1に記載のプログラム。
【請求項5】
予め車両に搭載されている第1通信機器と、後付けで前記車両に搭載され、所定の通信信号を送信可能な第2通信機器と、を備える無線通信システムであって、
前記第2通信機器は、所定の文字列の中に固有の専用文字列が登録されているアドバタイズチャンネルを含む複数のチャンネルで構成されている所定の通信信号を送信するアドバタイズ処理部を有し、
前記第1通信機器は、
前記第2通信機器から前記アドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を取得する取得部と、
予め登録されている登録文字列を読み出す読出部と、
前記取得部によって取得された前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出部により読み出された登録文字列とが一致するか否かを判定する判定部と、
前記判定部によって、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定された場合、接続要求を前記第2通信機器に送信する接続処理部と、を有する無線通信システム。
【請求項6】
コンピュータに、予め車両に搭載されている第1通信機器と、後付けで前記車両に搭載され、所定の通信信号を送信可能な第2通信機器との間で、前記所定の通信信号を用いて無線通信の接続確立を行うペアリング処理を実行させるためのペアリング方法であって、
前記所定の通信信号は、前記所定の文字列の中に固有の専用文字列が登録されているアドバタイズチャンネルを含む複数のチャンネルで構成されており、
前記ペアリング処理は、
前記第2通信機器から前記アドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を受信する受信工程と、
予め登録されている登録文字列を読み出す読出工程と、
前記受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが一致するか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程により、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定された場合、接続要求を前記第2通信機器に送信する送信工程とを含むペアリング方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム、無線通信システム及びペアリング方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、車両内の通信機器間の通信にBluetooth(登録商標)規格のBluetooth Low Energy(BLE)等の近距離無線通信を用いることが増えている。BLE等による近距離無線通信では、通信機器間の無線通信の接続確立を行うペアリング処理後に、通信機器間で一対一のデータ通信が行われる。
【0003】
ところで、近年、車両を販売した後に新たな機能を追加するために、既に搭載されている機器のソフトウェアをアップグレードしたり、新たな通信機器を追加することが可能な車両が増えている。新たな通信機器(以下、ペリフェラル通信機器という)を車両に後付けで加える場合、既に搭載されている通信機器(以下、セントラル通信機器という)との間でペアリング処理を行うことで無線通信可能な状態となる。ここで、ペリフェラル機器を設置した後、セントラル通信機器によりペアリング処理のためのスキャンを行った結果、車両内や車両の周辺にBLEに対応する他の通信機器が存在する場合には、目的とする通信機器以外にも、他の通信機器が候補としてスキャン画面に表示されてしまう。この場合には、候補の中から目的とする通信機器を探す必要があり、操作が複雑になったり、他の通信機器と誤ってペアリングを行ってしまう可能性がある。
【0004】
この点、特許文献1には、ユーザ等によるペアリング操作を行うことなく、通信機器からの全ての接続要求に対して接続の許可を行って接続した後に、認証が得られた場合に限り、接続した通信機器間で無線通信を許可する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
国際公開第2021/039676号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1の技術では、通信機器間の無線通信の接続確立を自動で行うことができるものの、接続確立の対象である通信機器以外に認証サーバを介して処理を行う必要があるので、システムが複雑になっている。
【0007】
本発明は、予め車両に搭載されている第1通信機器と後付けで搭載される第2通信機器との間の無線通信の接続確立をより簡易に自動で行うことができるプログラム、無線通信システム及びペアリング方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
(1)プログラムは、コンピュータに、予め車両に搭載されている第1通信機器と、後付けで前記車両に搭載され、所定の通信信号を送信可能な第2通信機器との間で、前記所定の通信信号を用いて無線通信の接続確立を行うペアリング処理を実行させるプログラムであって、前記所定の通信信号は、所定の文字列の中に固有の専用文字列が登録されているアドバタイズチャンネルを含む複数のチャンネルで構成されており、前記ペアリング処理は、前記第2通信機器から前記アドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を受信する受信工程と、予め登録されている登録文字列を読み出す読出工程と、前記受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが一致するか否かを判定する判定工程と、前記判定工程により、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定された場合、接続要求を前記第2通信機器に送信する送信工程とを備える。
【0009】
(2)(1)に記載のプログラムにおいて、前記アドバタイズチャンネルは、複数存在し、前記読出工程により読み出される登録文字列は、前記アドバタイズチャンネル毎に異なり、前記判定工程では、前記受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記アドバタイズチャンネル毎に一致するか否かを判定し、前記送信工程では、前記判定工程により、前記受信工程で受信した全ての前記所定の文字列に含まれる固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記アドバタイズチャンネル毎に一致すると判定された場合、接続要求を前記第2通信機器に送信する。
【0010】
(3)(1)又は(2)に記載のプログラムにおいて、前記所定の文字列の中に固有の専用文字列が登録されている前記アドバタイズチャンネルには、アドバタイズチャンネルとして機能するように構成されたデータチャンネルである少なくとも一のサブアドバタイズチャンネルが含まれ、前記読出工程では、複数の前記アドバタイズチャンネル毎に予め登録されている登録文字列が読み出され、前記受信工程は、前記第2通信機器から前記サブアドバタイズチャンネル以外の前記アドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を受信する第1受信工程と、前記第2通信機器から前記サブアドバタイズチャンネルを利用して送信されてきた前記所定の文字列を受信する第2受信工程と、を有し、前記判定工程は、前記第1受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記アドバタイズチャンネル毎に一致するか否かを判定する第1判定工程と、前記第1判定工程後に、前記第2受信工程で受信した前記所定の文字列に含まれている固有の専用文字列と、前記読出工程により読み出した登録文字列とが、前記サブアドバタイズチャンネルについて一致するか否かを判定する第2判定工程と、を有し、前記送信工程では、前記第1判定工程により、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定され、かつ、前記第2判定工程により、前記固有の専用文字列と、前記登録文字列とが一致すると判定された場合に、接続要求を前記第2通信機器に送信する。
(【0011】以降は省略されています)
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