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公開番号2025088063
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202502
出願日2023-11-30
発明の名称サーバ装置及びポイントシステム
出願人東芝テック株式会社
代理人弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類G06Q 30/0208 20230101AFI20250604BHJP(計算;計数)
要約【課題】取引実績に応じた来店ポイントを顧客に付与することが可能なサーバ装置及びポイントシステムを提供する。
【解決手段】店舗で利用される店舗端末と通信可能なサーバ装置であって、前記店舗端末で行われた取引の取引日時及び取引内容を含む取引情報と、前記取引を行った顧客の顧客識別子とを関連付けて第1記憶部に記憶する第1記憶制御手段と、前記第1記憶部に記憶された前記顧客識別子毎の前記取引情報のうち、過去の所定期間分の取引内容が第1条件を満たし、且つ前記所定期間より最近の取引日毎の取引内容が前記第1条件とは異なる第2条件を満たす場合、当該取引日に対応する来店ポイントを前記顧客識別子に対応する顧客に付与する付与手段と、を備える。
【選択図】図10
特許請求の範囲【請求項１】
店舗で利用される店舗端末と通信可能なサーバ装置であって、
前記店舗端末で行われた取引の取引日時及び取引内容を含む取引情報と、前記取引を行った顧客の顧客識別子とを関連付けて第１記憶部に記憶する第１記憶制御手段と、
前記第１記憶部に記憶された前記顧客識別子毎の前記取引情報のうち、過去の所定期間分の取引内容が第１条件を満たし、且つ前記所定期間より最近の取引日毎の取引内容が前記第１条件とは異なる第２条件を満たす場合、当該取引日に対応する来店ポイントを前記顧客識別子に対応する顧客に付与する付与手段と、
を備えるサーバ装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記顧客識別子に関連付けて、前記付与手段が付与した取引日毎の来店ポイントを第２記憶部に記憶する第２記憶制御手段と、
前記店舗端末から前記顧客識別子が指定されると、当該顧客識別子に関連付けて前記第２記憶部に記憶された前記来店ポイントを前記店舗端末に送信する送信手段と、
を更に備える請求項１に記載のサーバ装置。
【請求項３】
前記付与手段は、前記来店ポイントを付与する処理を日毎に実行し、
前記送信手段は、前記店舗端末から前記顧客識別子の指定を受け付けた日付に基づき、当該日付に直近する取引日の前記来店ポイントを前記店舗端末に送信する、
請求項２に記載のサーバ装置。
【請求項４】
前記付与手段は、条件が段階的に異なる複数段階の第１条件に基づいて、当該第１条件を満たした取引内容に対応する前記顧客識別子の前記来店ポイントの付与に係るランクを設定し、当該ランクに応じて付与する前記来店ポイントを変化させる、
請求項１に記載のサーバ装置。
【請求項５】
前記付与手段は、前記第１条件に係る充足判定と、前記第２条件に係る充足判定とを異なるタイミングで実行する、請求項１に記載のサーバ装置。
【請求項６】
店舗で利用される店舗端末と、前記店舗端末と通信可能なサーバ装置とを有するポイントシステムであって、
前記店舗端末は、
顧客を識別可能な顧客識別子の入力を受け付ける受付手段と、
前記顧客が購入する商品の会計処理を取引毎に実行する会計手段と、
取引が行われた取引日時及び取引内容を含む取引情報と、前記取引を行った顧客の前記顧客識別子とを関連付けて前記サーバ装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記サーバ装置は、
前記店舗端末から送信された前記取引情報と前記顧客識別子とを関連付けて第１記憶部に記憶する第１記憶制御手段と、
前記第１記憶部に記憶された前記顧客識別子毎の前記取引情報のうち、過去の所定期間分の取引内容が第１条件を満たし、且つ前記所定期間より最近の取引日毎の取引内容が前記第１条件とは異なる第２条件を満たす場合、当該取引日に対応する来店ポイントを前記顧客識別子に対応する顧客に付与する付与手段と、
を備える、ポイントシステム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、サーバ装置及びポイントシステムに関する。
続きを表示（約 2,200 文字）【背景技術】
【０００２】
スーパーマーケットや家電量販店等の小売店では、顧客の来店促進を図るため、商品の支払い等に利用することが可能なポイントを付与するポイントサービスが提供されている。例えば、小売店では、商品の買上金額に応じたポイントを付与することが一般的に行われている。従来、直近の来店データ、来店回数データ、買上累計データに応じたポイント係数に基づきポイント係数を算出する技術が提案されている。
【０００３】
また、商品の買上金額とは別に、店舗に来店し買い物したこと等を条件に、ポイント（以下、来店ポイントともいう）を付与するようなことも行われている。しかしながら、従来の技術では、来店ポイントについては考慮されておらず、顧客の取引実績とは無関係に来店ポイントが付与される可能性がある。例えば、商品の買い上げ後、当該商品を返品することで、来店ポイントのみを取得する行為が行われる可能性があり、来店促進や商品の販売促進等の観点から更なる改善が望まれている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、取引実績に応じた来店ポイントを顧客に付与することが可能なサーバ装置及びポイントシステムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
実施形態のサーバ装置は、店舗で利用される店舗端末と通信可能なサーバ装置であって、前記店舗端末で行われた取引の取引日時及び取引内容を含む取引情報と、前記取引を行った顧客の顧客識別子とを関連付けて第１記憶部に記憶する第１記憶制御手段と、前記第１記憶部に記憶された前記顧客識別子毎の前記取引情報のうち、過去の所定期間分の取引内容が第１条件を満たし、且つ前記所定期間より最近の取引日毎の取引内容が前記第１条件とは異なる第２条件を満たす場合、当該取引日に対応する来店ポイントを前記顧客識別子に対応する顧客に付与する付与手段と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００６】
図１は、実施形態に係るポイントシステムの構成の一例を示す図である。
図２は、実施形態に係る店舗端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
図３は、実施形態に係る管理サーバのハードウェア構成の一例を示す図である。
図４は、実施形態に係る商品マスタのデータ構成の一例を示す図である。
図５は、実施形態に係る第１条件情報のデータ構成の一例を示す図である。
図６は、実施形態に係る顧客管理テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図７は、実施形態に係る取引履歴テーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図８は、実施形態に係る来店ポイントテーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図９は、実施形態に係る総ポイントテーブルのデータ構成の一例を示す図である。
図１０は、実施形態に係る店舗端末及び管理サーバの機能構成の一例を示す図である。
図１１は、実施形態の店舗端末が発行するレシートの一例を示す図である。
図１２は、実施形態の店舗端末が発行するレシートの一例を示す図である。
図１３は、実施形態の店舗端末と管理サーバとの間で行われる販売データ処理の一例を示すシーケンス図である。
図１４は、実施形態の管理サーバで行われる第１条件判定処理の一例を示すフローチャートである。
図１５は、実施形態の管理サーバで行われる第２条件判定処理の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００７】
以下、実施形態に係るサーバ装置及びポイントシステムについて、図面を参照して説明する。以下に示す実施形態では、スーパーマーケットや家電量販店等の小売店（店舗）に導入されるポイントシステムに適用した例について説明するが、この実施形態に限定されるものではない。
【０００８】
図１は、実施形態に係るポイントシステム１の構成の一例を示す図である。図１に示すように、ポイントシステム１は、店舗端末１０と管理サーバ３０とを有する。なお、ネットワークＮに接続される店舗端末１０の台数は特に問わず、図１の例に限定されないものとする。
【０００９】
店舗端末１０と管理サーバ３０とは、ネットワークＮを介して通信可能に接続される。ネットワークＮは、インターネット、ＶＰＮ（Virtual Private Network）、ＬＡＮ（Local Area Network）、公衆通信網、移動体通信網などを、単独又は適宜に組み合わせて用いることができる。ネットワークＮとしては、一例として、インターネット及び移動体通信網が組み合わせて用いられる。
【００１０】
店舗端末１０は、店舗ＳＴに設置されるＰＯＳ（Point Of Sales）端末等の情報処理装置又は販売データ処理装置である。店舗端末１０は、オペレータの操作に応じて、顧客が購入する商品の登録処理や決済処理等の販売データ処理を行う。また、店舗端末１０は、顧客が支払った商品の買上金額に応じて、ポイントを付与するための処理を行う。なお、店舗端末１０のオペレータは、店舗ＳＴの店員に限らず、顧客自身であってもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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