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公開番号
2025087834
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-10
出願番号
2025035487,2021502563
出願日
2025-03-06,2019-07-15
発明の名称
HIVの処置のためのカプシド阻害剤
出願人
ギリアード サイエンシーズ, インコーポレイテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
A61K
31/4439 20060101AFI20250603BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】HIVの処置のためのカプシド阻害剤の提供。
【解決手段】本開示は、多剤耐性HIV感染を有する重度処置経験患者における、HIV感染の処置に有用な式(Ia)および(Ib)の化合物またはその薬学的に許容される塩に関する。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025087834000066.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">30</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">62</com:WidthMeasure> </com:Image> 一実施形態では、本開示は、治療有効量を、それを必要とする患者に投与することを含む、HIVウイルスにより引き起こされる感染の処置における、式(Ia)もしくは式(Ib)の化合物、またはその薬学的に許容される塩の使用であって、患者が、多剤耐性HIV感染を有する重度処置経験患者である使用に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
図面に記載の発明。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年7月16日に出願された米国仮出願第62/698,611号の利益を主張し、その全体の内容は、その全体が参照により本明細書に援用される。
続きを表示(約 3,000 文字)
【0002】
本開示は、重度処置経験患者(例えば、多剤耐性HIV感染を有する患者)におけるヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症の処置のための方法に関する。
【背景技術】
【0003】
ウイルスカプシドタンパク質(CA)は、HIVライフサイクルの複数の段階に不可欠なものである。HIVプロテアーゼによるGagポリタンパク質のプロセシング後のウイルス成熟中に、CAは自己組み立てして、成熟したHIV-1ビリオンの特徴である円錐形コアになる。このカプシドコア内に含有されているのは、ウイルスRNA、ヌクレオカプシド、逆転写酵素、およびインテグラーゼである。適切なコアの生成の失敗は感染力を妨げる。加えて、CAは、HIV複製の初期段階の間、連結した逆転写を介して効率的および生産的なウイルスDNA合成を確実にするための適正なカプシドコア分解(脱殻)動態の規制における重要な役割を含めた複数の主要なプロセスに貢献し、転写活性のある遺伝子座へのウイルスDNA統合を助けるため、統合前複合体の核分画への活発な輸送に貢献している。カプシドの適正な機能に欠陥があれば、効率的な核の取り込みおよびウイルスDNAの宿主ゲノムへの統合が最終的に阻害される。
【0004】
現在、HIV感染と闘うために利用可能ないくつかの抗レトロウイルス薬物が存在する。これらの薬物は、これらが標的とするウイルスタンパク質またはこれらの作用形態に基づきクラスに分類することができる。単独で使用した場合、これらの薬物は、ウイルス複製を減少させるのに有効である。しかし、ウイルスは単剤治療として使用されるすべての公知の剤に対して耐性を容易に生じるので、作用は一時的にすぎない。併用療法は、数名の患者においてウイルスを減少させ、耐性の出現を抑制するのに非常に有効であることが証明された。米国では、併用療法が広く利用可能であり、HIV関連の死亡数が劇的に低下した(Palella, F. J.; Delany, K. M.; Moorman, A. C.; Loveless, M. O.; Furher, J.; Satten, G. A.; Aschman, D. J.; Holmberg,
S. D.; N. Engl. J. Med. 1998, 338:853-860)。
【0005】
抗レトロウイルス併用療法の成功にもかかわらず、有意な割合の患者が、患者らの現在のレジメンからのウイルス学的、免疫学的、または臨床的恩恵の損失を経験し、処置の失敗および血液中で測定可能なHIV量のリバウンドをもたらしている。初期の研究は、約30~50%の患者が抑制的組合せの中の少なくとも1種の薬物において最終的に失敗したことを示している。処置の失敗はウイルス耐性の出現により引き起こされ得る。一方ウイルス耐性は感染症の過程におけるHIV-1の複製率により、さらにこれがウイルスポリメラーゼ関連の比較的高いウイルス変異率とも相まって、およびHIV感染個体がこれらの処方薬物を服用することを厳守しないことにより引き起こされる可能性がある。抗レトロウイルスクラス内の薬物の構造的類似点により、交差耐性は、そのクラスの他のメンバーに共通して見られる(例えば、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤(NNRTI)を含有するレジメンに対するウイルス学的失敗は、他の第1世代NNRTI剤に対する交差耐性をもたらすことになる)。患者は抗レトロウイルスの併用療法についてのウイルス学的失敗を繰り返し経験したため、これらのウイルスは、次のラウンドの抗レトロウイルス療法の有効性を制限する広範なマルチクラスの抗レトロウイルス薬物耐性を生じる。多数の重度処置経験患者がいくつかのクラスの抗レトロウイルス薬物に対してウイルス耐性を有しており、新規の、有効な抗レトロウイルスの薬物レジメンのコアを形成するような、依然として完全に活性のある薬物が2種類もない場合が多い。頻繁に、これらの患者は代替の処置レジメンに対する選択肢が限定され、重大な病的状態および死亡率に対するリスクがある。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
Palella, F. J.; Delany, K. M.; Moorman, A. C.; Loveless, M. O.; Furher, J.; Satten, G. A.; Aschman, D. J.; Holmberg, S. D.; N. Engl. J. Med. 1998, 338:853-860
【0007】
よって、抗レトロウイルス薬物耐性により処置の選択肢が限定された重度処置経験患者のための安全かつ有効な治療法に対する必要性が存在する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示は、重度処置経験患者においてヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染症を処置する方法に関する。本方法は、患者に、治療有効量の式(Ia)もしくは式(Ib)の化合物:
TIFF
2025087834000001.tif
68
138
またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む。
【0009】
一部の実施形態では、HIV感染症は、1種または複数種の抗レトロウイルス薬に対するHIV-1変異体耐性を特徴とするHIV-1感染症である。一部の実施形態では、HIV感染症は、2種またはそれよりも多くの抗レトロウイルス薬に対するHIV-1変異体耐性を特徴とするHIV-1感染症である。一部の実施形態では、HIV感染症は、3種またはそれよりも多くの抗レトロウイルス薬に対するHIV-1変異体耐性を特徴とするHIV-1感染症である。
【0010】
一部の実施形態では、HIV-1変異体は、プロテアーゼ阻害剤(PI)、ヌクレオシドもしくはヌクレオチド逆転写酵素阻害剤(NRTI)、非ヌクレオシドもしくは非ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤(NNRTI)、またはインテグラーゼ鎖転移阻害剤(INSTI)に耐性である。ある特定の実施形態では、プロテアーゼ阻害剤に耐性であるHIV-1変異体は、I50V、I84V/L90M、G48V/V82A/L90M、およびG48V/V82Sから選択される。ある特定の実施形態では、ヌクレオシドまたはヌクレオチド逆転写酵素阻害剤に耐性であるHIV-1変異体は、K65R、M184V、および6TAMから選択される。ある特定の実施形態では、非ヌクレオシドまたは非ヌクレオチド逆転写酵素阻害剤に耐性であるHIV-1変異体は、K103N、Y181C、Y188L、L100I/K103N、およびK103N/Y181Cから選択される。ある特定の実施形態では、インテグラーゼ鎖転移阻害剤に耐性であるHIV-1変異体は、Y143R、E138K/Q148K、G140S/Q148R、E92Q/N155H、N155H/Q148R、およびR263K/M50Iから選択される。
(【0011】以降は省略されています)
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