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公開番号2025087605
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2024199793
出願日2024-11-15
発明の名称ブレーキ倍力装置、ブレーキシステムおよび車両
出願人ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング,ROBERT BOSCH GMBH
代理人個人,個人
主分類B60T 13/74 20060101AFI20250603BHJP(車両一般)
要約【課題】ブレーキ倍力装置のリセット能力を改善する。
【解決手段】リザーバタンク(8)と、少なくとも1つのチャンバ(12,17)および該チャンバ(12,17)内に配置された少なくとも1つのピストン(22,23)を備えたマスタブレーキシリンダ(10)とを有するブレーキ倍力装置(1)であって、この場合、前記チャンバ(12,17)が圧力調整器(14)に接続可能であって、それにより前記ピストン(22,23)が前記圧力調整器(14)を用いて少なくとも部分的にリセット可能であり、前記チャンバ(12,17)が前記リザーバタンク(8)に接続可能であって、前記チャンバ(12,17)と前記リザーバタンク(8)との間にバルブ(7,9)が配置されている、ブレーキ倍力装置(1)。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
リザーバタンク(8)と、少なくとも1つのチャンバ(12,17)および該チャンバ(12,17)内に配置された少なくとも1つのピストン(22,23)を備えたマスタブレーキシリンダ(10)とを有するブレーキ倍力装置(1)において、
前記チャンバ(12,17)が圧力調整器(14)に接続可能であって、それにより前記ピストン(22,23)が前記圧力調整器(14)を用いて少なくとも部分的にリセット可能であり、前記チャンバ(12,17)が前記リザーバタンク(8)に接続可能であって、前記チャンバ(12,17)と前記リザーバタンク(8)との間にバルブ(7,9)が配置されていることを特徴とする、ブレーキ倍力装置(1)。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記バルブ(7,9)が逆止弁として構成されていることを特徴とする、請求項1記載のブレーキ倍力装置(1)。
【請求項3】
前記チャンバ(12,17)内に、前記ピストン(22,23)にリセット力を加える少なくとも1つのスプリングエレメント(11,16)が配置されていることを特徴とする、請求項1から2のいずれか1項に記載のブレーキ倍力装置(1)。
【請求項4】
前記スプリングエレメント(11,16)は、該スプリングエレメント(11,16)のばね力が、前記ブレーキ倍力装置(1)の通常運転中に前記ピストン(22,23)をブレーキング位置からニュートラル位置へリセットするために十分であるように寸法設計されていることを特徴とする、請求項3記載のブレーキ倍力装置(1)。
【請求項5】
前記スプリングエレメント(11,16)のばね力が前記ピストン(22,23)をニュートラル位置へリセットするために十分でない場合に、前記圧力調整器(14)を用いて追加的なリセット力を前記ピストン(22,23)に加えることができることを特徴とする、請求項4記載のブレーキ倍力装置(1)。
【請求項6】
前記スプリングエレメント(11,16)は、前記ピストン(22,23)に配置されたコイルスプリングとして構成されていることを特徴とする、請求項3から5までのいずれか1項に記載のブレーキ倍力装置(1)。
【請求項7】
前記ブレーキ倍力装置(1)が電動機(6)および機械装置を有しており、これらを用いて前記ピストン(22,23)が変位可能および/またはリセット可能であることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載のブレーキ倍力装置(1)。
【請求項8】
前記電動機(6)のリセット力が前記ピストン(22,23)をブレーキング位置からニュートラル位置へリセットさせるために十分でない場合に、前記圧力調整器(14)を用いて追加的なリセット力を前記ピストン(22,23)に加えることができることを特徴とする、請求項7記載のブレーキ倍力装置(1)。
【請求項9】
ブレーキシステムにおいて、請求項1から8までのいずれか1項記載のブレーキ倍力装置(1)と圧力調整器(14)と制御装置とを有しており、前記圧力調整器(14)が前記制御装置によって駆動可能である、ブレーキシステム。
【請求項10】
前記ブレーキシステムが車両安定化システムを有しており、該車両安定化システムが前記圧力調整器(14)および/または前記制御装置を有していることを特徴とする、請求項9記載のブレーキシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ブレーキ倍力装置、ブレーキシステムおよび車両に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、駆動装置をピストンシリンダユニットから遮断するための、ブレーキペダルによって切換え可能なクラッチを有するブレーキ装置が開示されている。
【0003】
特許文献2は、ブレーキ装置の制動力の増幅を開ループ制御/閉ループ制御するための方法に関する。
【0004】
特許文献3には、車両のためのブレーキシステムが開示されている。
【0005】
特許文献4には、電気機械式のブレーキ倍力装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
欧州特許第2217478号明細書
独国特許出願公開第102010003602号明細書
独国特許出願公開第102011006746号明細書
独国特許出願公開第102025213710号明細書
【発明の概要】
【0007】
リザーバタンクと、少なくとも1つのチャンバおよびこのチャンバ内に配置された少なくとも1つのピストンを備えたマスブレーキシリンダとを有するブレーキ倍力装置において、本発明の核心は、チャンバが圧力調整器に接続可能であって、それによりピストンがこの圧力調整器を用いて少なくとも部分的にリセット可能であり、チャンバがリザーバタンクに接続可能であって、チャンバとリザーバタンクとの間にバルブが配置されている、という点にある。
【0008】
本発明の背景は、圧力調整器がブレーキ倍力装置のリセット能力を改善するために使用可能である、という点にある。特に、低い温度またはリセット手段の故障時にブレーキ液の粘性が高くなることによってリセット力が低下したときに、圧力調整器が一時的に作動可能である。この場合、バルブがリザーバタンクへのアクセスを閉鎖するので、圧力調整器によって発生された圧力はチャンバ内に留まる。バルブは、圧力調整器によるチャンバ内での圧力発生時にチャンバからリザーバタンク内へのブレーキ液の逆流を阻止するように、配置されている。
【0009】
本発明のその他の好適な実施形態は従属請求項の対象である。
【0010】
好適な実施形態によれば、バルブが逆止弁として構成されている。この場合、逆止弁は、チャンバ内での圧力調整器による圧力発生時に自動的に閉鎖し、チャンバからリザーバタンク内へのブレーキ液の逆流を阻止するように配置されている。
(【0011】以降は省略されています)

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